本記事では『Amazfit Active Edge』をレビューしています。ありそうでなかったタフネスデザインのミルスペックスマートウォッチがAmazfitからなんと2万円を切る価格でリリースされました。GPSや光学心拍計など、アクティビティートラッカーとして必要な機能はもちろん、バッテリー持ちもかなり優秀です。
スマートウォッチってどれも似たようなデザインばかりでつまらない…。
そんな常識を覆す製品がリリースされました。
それが『Amazfit Active Edge』です。
G-SHOCKのようなタフなデザインのスマートウォッチを待ってた!って方には嬉しいスマートウォッチです。
しかも値段がとても良心的で、なんと2万円を切っています!
これは学生をはじめとした若者に流行りそうな予感がします。
- おしゃれなスマートウォッチがほしい
- G-SHOCKが好き
- 安くても多機能な製品が好き
- バッテリー持ちを気にしたくない
動画レビュー
- タフネス系でおしゃれなデザイン
- MIL-STD- 810Gの基準をクリアした堅牢性
- 16日持つ長時間バッテリー
- GPSや心拍、血中酸素濃度計測機能ももちろん搭載
- ディスプレイがTFTのため明るい場所での視認性に欠ける
- キャッシュレスや通話機能は非搭載
本記事はサンプル品を提供いただき作成していますが、内容に関する指示は一切受けておらず、使ってみて感じたことを忖度なく素直に記事にしています。
Amazfit Active Edge の概要
Amazfit(アマズフィット)はどこの国のメーカー?
「Amazfit」は中国のゼップヘルスコーポレーションというウェアラブルデバイスメーカーが展開しているスマートウォッチブランドです。
香港に拠点を置く調査会社Counterpoint Reserachが発表した「Counterpoint Global Smartwatch Model Shipment & Revenue Tracker, Q3 2022」のデータによると、「Amazfit」は、2022年第3四半期(7月~9月)の世界の成人向けスマートウォッチ出荷台数で、第3位を記録しました。2014年以降、全世界で2億台以上のスマートウェアラブルデバイスを出荷しています。
スペック
『Amazfit Active Edge』はタフネスデザインのおしゃれさを重視したスマートウォッチです。
そのためスペックは少し控えめになっていますが、MILスペックの耐衝撃性と防水防塵性能を備えており、日常使いにガシガシ気兼ねなく使える仕様になっています。
モデル名 | Amazfit Active Edge |
---|---|
ディスプレイ | 素材:TFT サイズ:1.32インチ 解像度:360 x 360 277ppi タッチスクリーン:強化ガラス + 指紋防止コーティング |
無線 | Bluetooth 5.2 BLE |
測位システム | 5衛星測位(GPS、GLONASS、GALILEO、BDS、QZSS) |
センサー | 健康:バイオトラッカー3.0 PPG(血中酸素、心拍数) 運動:加速度センサー、ジャイロスコープ |
防水性能 | 10ATM |
バッテリー容量 | 370 mAh |
その他機能 | バイブレーション |
OS | ZeppOS 2.0 |
対応デバイス | Android 7.0 以上、iOS 14.0 以上 |
素材 | ボディー:2色のプラスチック バンド:半透明の熱可塑性ポリウレタン(TPU) |
大きさ | 46.6 x 46.6 x 12.0 mm |
重さ | 約54g、(バンドの重さを含む)/約34g(バンド除く) |
カラー | ラバブラック/ミッドナイトパルス/ミントグリーン |
画面にはTFTが採用されており、OLEDに比べると少し明るさに欠ける反面、省電力性には優れています。
カタログスペックで電池持ちは16日間となっていますが、実際に使ってみても本当にバッテリー持ちはめちゃくちゃ良いです。
バイオトラッカーは3.0が採用されており、心拍、血中酸素濃度が測れます。GPSも内蔵しているため、ランニングなどのアクティビティートラッカーとしても問題なく利用可能です。
カラーバリエーションは3色。
左からミントグリーン、ラバブラック、ミッドナイトパルスです。
外観
外観はタフネス系のゴツゴツしたデザイン。スマートウォッチは比較的おとなしめのデザインが多いため、こんなデザイン待ってた!という人も少なくなさそう。
ディスプレイはTFT液晶で、解像度360 x 360となっています。非常に高精細な表示が可能です。
腕に装着した状態。夏場にTシャツと合わせると良さそうですね。
裏側にはバイオトラッカー3.0の光学センサーが搭載されています。これで心拍や血中酸素濃度を計測できます。
ディスプレイはタッチ式になっていて、反応も良いです。
左右に2つずつ、合計4つの物理ボタンを搭載しており、ボタンによる操作も可能です。
アクティビティーに使用するときはボタンのほうが安心感があるのでボタンが多いのは個人的に嬉しいポイント。
内容物はこちら。
- ウォッチ本体
- 充電ケーブル
- クイックスタートガイド
マニュアルは日本語対応でです。
充電ケーブルは専用品。
ウォッチ背面にマグネット吸着します。非接触型ではないので充電も早いですね。
大きさと重さ
重さは実測値で53.62gでした。スマートウォッチとしては普通の重さです。
ちなみに本ブログでも詳しくレビューしている『Amazfit Balance』は51.74gでした。
もう一つ比較として、Apple Watch Ultraを計測してみました。91.78gで圧倒的な重さです。これでもずっと付けていると全く気にならなくなるので不思議。
ディスプレイの視認性
ディスプレイに見やすさとしては、直射日光が当たる場所でのディスプレイの明るさが少し足りないのが気になる程度で、細やかさや鮮やかさは全く問題ありませんでした。
有機ELを搭載したApple Watch Ultraとの比較。日中の曇り空の下で撮影していますが、やはり少し暗めです。
ただ表示はしっかり認識できる状態です。
こちらは晴れの日の日陰で撮影した状態。
液晶なので、周囲が明ると少し視認性が落ちます。
操作性
実際の動きはぜひ動画レビューも参考にしてみてください。
タッチパネルとボタンを4つ搭載しているので、操作性はとても良いです。
実際の動き
スマホアプリとの連携
スマホアプリはiOS、Android両方に対応。
Zepp
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ペアリングもスムーズ。すぐにアップデートが走るので少し待ちます。
ペアリングが完了し、アクティビティー等が同期されるとスマホで履歴を管理したりウォッチの設定が可能になります。これはアプリを起動して最初に表示される画面。歩いた歩数や距離、睡眠の状態や1日の心拍の変化を表示していくれます。
PAIは心拍データからその日の活動レベルを数値化したもの。100に近づくにつれて活動レベルが高いことがわかります。
ランニング後のルートや走った距離、タイムやペースなど、アクティビティーの履歴を確認することも可能です。
GPSの奇跡を拡大したところ。かなりの精度でトラッキングしてくれています。
ペースや心拍の変化も記録しグラフ化することができます。
ウォッチフェイスやスマートウォッチ内にインストールするアプリも管理可能です。
ウォッチフェイスも豊富にあります。好みのフェイスに変更して楽しむことができます。
特徴とメリット
タフネス系でおしゃれなデザイン
やはり最も特徴的な部分は「デザイン」です。
今までのスマートウォッチとは一線を画すタフネス系のデザインで、これを待ってた!という方も少なくないのではないでしょうか。
ランニングウェアにも合いますし、特にTシャツにはかなり合いそうなデザインです。
公式サイトにはストリートファッションと合わせている画像が多く掲載されているので、参考にしてみてください。
MIL-STD- 810Gの基準をクリアした堅牢性
タフなのは外見だけではありません。
しっかりとMIL規格(MIL-STD-810G)に準拠した仕様になっています。
MIL-STD-810Gは、アメリカ国防総省が定めた品質基準です。
調達する物品に対して、過酷な環境でも問題なく利用できるかをチェックするため、次のような環境条件でテストが行われます。
- 低温及び高温
- 湿度
- 衝撃及び振動
- 塩霧による腐食試験
- 砂や塵への曝露
- 加速度
- 水没
防水性能も10ATMとなっており、気兼ねなく飾らずに日常使いでガシガシ使い倒すことができます。
スマートウォッチをブツケて傷が付くのを恐れながら使うのが嫌いな方にはとても嬉しい仕様です。精神衛生上、ラクに使うことができます。
16日持つ長時間バッテリー
このスマートウォッチ、本当にバッテリー持ちが凄いです。
カタログスペックでは、16日間バッテリーが持つとなっていますが、それは24時間装着したままの状態での時間です。
しばらく装着せずに放置した場合、満充電から20日経過した時点でバッテリー残量が78%残っていました。
正直ここまでバッテリーが持つスマートウォッチは今まで聞いたことがありません。
そのため、バッテリーの状態もあまり気にせずに使えます。
GPSや心拍、血中酸素濃度計測機能ももちろん搭載
オシャレかつリーズナブルな価格を実現している『Amazfit Active Edge』ですが、GPSや光学センサーはしっかり搭載しており、歩数やランニング時のアクティビティートラッカーとしても使えます。
また、睡眠時に装着して寝ることで、睡眠トラッカーとして使えます。
自分の睡眠時間や睡眠の状態をこのように可視化できるのは、健康管理をするうえでとても参考になる情報です。まだスマートウォッチを使ったことがない方には是非とも体験してみてほしい機能です。
デメリット
ディスプレイがTFTのため明るい場所での視認性に欠ける
ディスプレイにTFTが採用されています。ここ最近だとスマートウォッチのディスプレイは有機ELが多いため、この仕様を少し残念に思っている方も少なくないかもしれません。
確かに日中の明るい場所での視認性は少し落ちますので、この点はデメリットと言わざるを得ません。
ただ、TFTかつディスプレイの常時表示機能がないことによって、バッテリー持ちは格段に良くなっており、この点はメリットです。しかも、想像よりもかなり持ちます。
キャッシュレスや通話機能は非搭載
上位機種に搭載されているキャッシュレス機能や通話機能は搭載されていません。
それでも価格帯を考えると十分な機能を搭載されていると言えますが、これらの機能が欲しい場合は少し注意が必要です。
まとめ
本記事では『Amazfit Active Edge』をレビューしました。
メリット | デメリット |
---|---|
シタフネス系でおしゃれなデザイン MIL-STD- 810Gの基準をクリアした堅牢性 16日持つ長時間バッテリー GPSや心拍、血中酸素濃度計測機能ももちろん搭載 | ディスプレイがTFTのため明るい場所での視認性に欠ける キャッシュレスや通話機能は非搭載 |
- タフネス系デザインのスマートウォッチを待っていた方
- バッテリー持ちを気にせずに使えるスマートウォッチが欲しい方
- 普段使いからアクティビティーまで使い倒したい方
円安で海外製品が高くなりつつありますが、そんな中でも2万円を切る価格でリリースされた本製品。
ぜひチェックしてみてください。
以上、はしかん(@hashikan3)がお伝えしました。
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