本記事では『Amazfit Balance』をレビューしています。ライフスタイルに特化した新しいシリーズのスマートウォッチで、自分の心とカラダの状態を数値化して把握できる新しい機能を搭載しています。日々の運動量を把握したり、ランニング等のアクティビティー計測にも使え、健康管理が捗ります。
全国の労働者の皆様、毎日お仕事お疲れさまです!!
私も40代ガジェット好き会社員なのですが、とある企業の社畜として毎日夜10時頃まで働いております。。。
ここまで忙しいと、「自分の健康状態は大丈夫なのか?」とふと不安になったりするわけですが、そんな僕にピッタリのスマートウォッチがAmazfitから新しくリリースされました。
それが『Amazfit Balance』です!
少し前に発売された「Amazfit GTR4」をベースにライフスタイルに特化した新機能を搭載したフラッグシップモデルです。
かっこいい…
心とカラダのバランスを数値化する「レディネス」を実際に測ってみて結果がこちら。
やはり平日は疲れているようです。ちなみに適度な運動をして、安静時心拍数が下がったりすると、もっとスコアが良くなります。
一ヶ月ほど使ってみましたが、かなり満足度が高く、幅広いユーザーにおすすめできるスマートウォッチだと感じました。
そんな『Amazfit Balance』を本記事でじっくりレビューしていきますので、検討中の方はぜひ参考にしてもらえると嬉しいです。
- 自分の精神状態を含めた健康状態を把握したい方
- 高性能で軽いスマートウォッチをお探しの方
- バッテリーの充電を気にしたくない方
動画レビュー
- レディネスで自分の状態を把握できる
- シックなデザインで普段使いに最適
- 14日持つ長時間バッテリー
- ランニングの機能が豊富
- 各種通知が受け取れる
- キャッシュレスは使えない
- アプリの種類が少ない
本記事はサンプル品を提供いただき作成していますが、内容に関する指示は一切受けておらず、使ってみて感じたことを忖度なく素直に記事にしています。
Amazfit Balance の概要
Amazfit(アマズフィット)はどこの国のメーカー?
「Amazfit」は中国のゼップヘルスコーポレーションというウェアラブルデバイスメーカーが展開しているスマートウォッチブランドです。
香港に拠点を置く調査会社Counterpoint Reserachが発表した「Counterpoint Global Smartwatch Model Shipment & Revenue Tracker, Q3 2022」のデータによると、「Amazfit」は、2022年第3四半期(7月~9月)の世界の成人向けスマートウォッチ出荷台数で、第3位を記録しました。2014年以降、全世界で2億台以上のスマートウェアラブルデバイスを出荷しています。
私は初めてこのブランド名を聞いた時、Amazonのサブブランドが爆誕したのかと思ったのですが、全く関係ありません。
製品はAmazonを始めとする各種ECサイトで購入することができます。
スペック
『Amazfit Balance』はフラッグシップモデルのGTR4をベースに、ライフスタイルを整えることをコンセプトにした新たなシリーズです。そのため、「Amazfit GTR4」とのスペックを比較してみました。
モデル名 | Amazfit BALANCE | Amazfit GTR4 |
---|---|---|
ディスプレイ | 素材:AMOLED サイズ:1.5インチ 解像度:480 x 480 323ppi 明るさ:1,500nit 画面比率:73,4% タッチスクリーン:強化ガラス+アンチグレアガラスベゼル+指紋防止コーティング | 素材:AMOLED サイズ:1.43インチ 解像度:466 x 466 326ppi 明るさ:1,000nit 画面比率:63,1% タッチスクリーン:強化ガラス+アンチグレアガラスベゼル+指紋防止コーティング |
無線 | 無線LAN 2.4GHz、Bluetooth 5.0 | 無線LAN 2.4GHz、Bluetooth 5.0 |
測位システム | 円偏波GPSアンテナ デュアルバンド&6衛星測位(GPS、GLONASS、GALILEO、BDS、QZSS、NavIC) | 円偏波GPSアンテナ デュアルバンド&6衛星測位(GPS、GLONASS、GALILEO、BDS、QZSS、NavIC) |
センサー | 健康:バイオトラッカー5.0 PPG(血中酸素、8PD+2LED)、生体電気インピーダンスセンサー(BIA) 運動:加速度センサー、ジャイロセンサー、地磁気センサー、気圧センサー、環境光センサー、温度センサー | 健康:BioTracker4.0 PPG バイオメトリック センサー (血中酸素レベル測定、4PD+2LED をサポート) 運動:加速度センサー、ジャイロセンサー、地磁気センサー、気圧センサー、環境光センサー |
防水性能 | 5ATM | 5ATM |
バッテリー容量 | 475 mAh | 475 mAh |
その他機能 | マイク・スピーカー搭載、バイブレーション | マイク・スピーカー搭載、バイブレーション |
OS | ZeppOS 3.0 | ZeppOS 2.0 |
対応デバイス | Android 7.0 以上、iOS 14.0 以上 | Android 7.0 以上、iOS 14.0 以上 |
素材 | ボディー:アルミニウム合金製ミドルフレーム、繊維強化ポリマー製ボトムシェル バンド:リキッドシリコン/ナイロン | ボディー:アルミ合金製ミドルフレーム + 高光沢塗装PCボトムシェル バンド:フッ素ゴム/レザー |
大きさ | 46x46x10.6mm(心拍ベース除く) | 46 x 46 x 10.6 mm(心拍ベースを除く) |
重さ | ナイロン:約45g、リキッドシリコン:約52g、(バンドの重さを含む)/約35g(バンド除く) | 60g (バンドの重さを含む)/約34g(バンド除く) |
カラー | サンセットグレー/ミッドナイト | スーパースピードブラック、ブラウンレザー |
画面が少し大きくなり、明るくなりました。
さらに、バイオトラッカーがバージョンアップされ、温度センサーが追加されています。また、OSもZeppOS3.0にバージョンアップされています。
『Amazfit BALANCE』になって追加された機能がこちら。
モデル名 | Amazfit BALANCE | Amazfit GTR4 |
---|---|---|
レディネス | あり | なし |
体組成 | あり | なし |
呼吸トレーニング | 3種類 | 1種類 |
DND | あり | なし |
新しく、心と体の状態を数値化して可視化する「レディネス」が追加されています。また、体組成計を内蔵しており、体脂肪率や筋肉量なども計測することができます。
動画レビューで実際の動作を解説しているので、こちらも参考にしてみてください。
外観
内容物はこちら。
- ウォッチ本体
- 充電ケーブル
- クイックスタートガイド
充電器の端子はUSB-TypeAで、ウォッチ側は接点式となっています。そのため、非接触型と比べて充電時間が早いというメリットがあります。
付属のユーザーガイドはグローバル対応で、日本語もあります。ただし、簡易マニュアルなので、詳細を見たい場合はスマホアプリから詳細ガイドを閲覧可能です。
左側面にスピーカー穴があります。
右側面に操作ボタンが2つあります。
背面にはセンサー部と充電用の接点があります。
充電器はマグネットで吸着するようになっており、簡単に充電できます。
バンドはリキッドシリコン製で、サラサラして柔らかいです。
大きさと重さ
バンドを含んだ重さは実測値で51.78g。大きさの割にはとても軽く感じます。
ディスプレイの大きさは1.5インチを大きめですが、バンドの形状が横に飛び出ない形状になっているため、腕の細い私でもあまり違和感はありません。
ちなみにApple Watch Ultraと比較するとバンドの飛び出し量が少ないことがわかります。
ディスプレイの視認性
ディスプレイは1,500nitの明るさがあります。
2,000nitの明るさの初代Apple Watch Ultraと比較しても遜色ない明るさです。
操作性
操作はタッチスクリーンとボタンとリューズの回転によって行うことができ、ストレスなく軽快に動作します。
上のボタンを押すとアプリ一覧が表示されます。
アプリ一覧は一世代前のAppeWatchのようにタッチで動かすことができます。
リューズを回すとアプリが拡大されていき、各アプリの名前が表示されます。
実際の動きはぜひ動画レビューも参考にしてみてください。
実際の動き
スマホアプリとの連携
スマホアプリはiOS、Android両方に対応しています。
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スマートウォッチで収集したデータをスマホに連携し、データを確認したり各種設定などができます。
こちらはランニングのデータを表示している様子。平均ペースやタイムや距離などといったサマリーを表示しています。
こちらは心拍数やペースを確認している様子。
GPSで走った軌跡を地図でも確認できます。GPS精度も非常に良いです。
また、専用のアプリストアもあり、機能を追加することも可能です。
特徴とメリット
レディネスで自分の状態を把握できる
センサーにより得たバイタル情報を元に独自のアルゴリズムで数値化してくれるこの機能により、自分の状態を把握することができます。
毎日睡眠を取った後に更新され、朝起きたときにこの数値を見るのが楽しみになります。
数値が低いと、少し早めに寝ようかなとか、少し体をいたわるように行動を変えようとするので、少しでも健康に気を使いたいと感じている方には良い機能だと感じました。
シックなデザインで普段使いに最適
これ以外と大事なことなんですが、僕みたいな会社員にとって、スーツに合うかという点は結構重要だったりするんですよね。
その点、このAmazfit Balanceのミッドナイトは全く問題ありません。サンセットグレーはバンドがナイロン製なので普段着と合わせたほうが良いと思いますが、利用シーンによって選べると考えると幅が広がって良いですね。
14日持つ長時間バッテリー
1ヶ月くらい使ってみた感想としては、バッテリー持ちが良いのはありがたい点の一つです。
AppleWatchだとほぼ毎日充電しなければなりませんが、ほとんど充電を気にしなくて良いのはストレスフリーです。
また、充電時間が早いのも助かります。
接点タイプなので、1時間も充電すればほぼ満充電に近い状態になります。
ランニングの機能が豊富
距離や時間で目標設定したり、心拍の上限下限値でアラートを出したりできるので、LSDでの心拍トレーニングなんかもできてしまいます。
また、インターバルトレーニングモードも搭載しているので、ガチのトレーニングにも利用できます。
タイムの計測は、終了時はボタンで止めることができるため、マラソン大会等で正確にタイムを計測したときにも便利です。
各種通知が受け取れる
スマホからの通知も受け取ることができます。
AndroidであればLINEの簡易返信機能も使えるため、スマホの通知に気づきにくいのをなんとかしたいと悩んでいる方にとっては、非常に便利になるポイントです。
デメリット
キャッシュレスは使えない
NFCは非搭載なのでキャッシュレス機能は使えません。
ただ、会員カード機能を搭載しており、カードのバーコードをスマホアプリで読み込んで登録することで、20までの会員カードを持ち運ぶ必要がなくなります。
財布が会員カードで膨らんで締まっている方はこの機能を使えば財布を薄くできます。
アプリの種類が少ない
ZeppOS独自のアプリストアのため、まだまだアプリケーションが少ないです。
個人的には音楽を聞きながらスマホなしでランニングできたら最高なので、できれば音楽系のアプリケーションが充実してくれると非常にありがたいなと感じました。
唯一、RemotifyというSpotifyをリモートコントロールできるアプリはあったので、スマホを持ちながらであれば手元で操作は可能です。
また、mp3を用意できる場合は、スマホアプリ経由でウォッチ本体に音楽データを入れて楽しむことは可能です。
まとめ
『Amazfit Balance』は軽くて高性能なライフスタイル特化型のスマートウォッチです。
常時装着して睡眠トラッキングからアクティビティーのログ取得取得まで、幅広く使える優れものです。
メリット | デメリット |
---|---|
シックなデザインで普段使いに最適 14日持つ長時間バッテリー ランニングの機能が豊富 各種通知が受け取れる | キャッシュレスは使えない アプリの数が少ない |
- 自分の精神状態を含めた健康状態を把握したい方
- 高性能で軽いスマートウォッチをお探しの方
- バッテリーの充電を気にしたくない方
最近疲れていると感じている会社員の方にもおすすめのスマートウォッチなので、気になっている方はぜひ動画レビューも参考にしてみてもらえると嬉しいです。
以上、はしかん(@hashikan3)がお伝えしました。
動画レビュー
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