本記事では、子供向け骨伝導ワイヤレスイヤホン『Aeropex Play』をレビューしています。同社のフラッグシップモデル「Aeropex」をベースにサイズを小さくし聴覚を保護する最大音量制限機能を搭載したリモート授業にも最適な子供向けワイヤレスイヤホンです。
こんにちは。もうすぐ中学生になる息子がいるはしかん(@hashikan3)と申します。
小学校でプログラミング教育が必修化されるというニュースは小さなお子様がいらっしゃる親御さんなら耳にしたことがあるはず。
そして今、文部科学省が推進しているGIGAスクール構想により教育現場の急速なIT化が進んでおり、各自治体は児童生徒1人1台のコンピュータ環境を実現すべく動いています。
さらにオンライン化が急激に加速している影響で、リモート授業も積極的に行われるようになってきました。
つまり、これまで以上に子どもたちがコンピューターに接する機会が増えており、今後さらに加速していくこと間違いなしってこと。
そうなると必然的に子どもたちがイヤホンを装着する機会も増えるわけですが、親としては子供が難聴になったりしないだろうかと心配になりますよね。
そんなときに今回ご紹介する子供向け骨伝導ワイヤレスイヤホン『Aeropex Play』が一役買ってくれるかもしれません。
『Aeropex Play』には、子供への配慮が随所に詰まっています。
『Shokz Aeropex Play』の特徴
- 聴覚を保護する最大音量制限機能
- リモート授業にも最適
- 頭への負担を減らす25.2gの軽量設計
- IP67防水性能で雨で濡れたり飲み物をこぼしても水洗い可能
- 8時間のロングバッテリー
イヤホンそのものを直接耳の穴に入れる必要がない骨伝導イヤホンは基本的に疲れにくいうえ、さらに子供向けのチューニングが施されているのがポイントです。
実際に息子氏に使ってもらい、感想も聞いてみましたので参考になれば嬉しいです。
本記事はメーカーのShokz様にサンプル品をご提供頂き作成しています。
2021年12月29日に旧ブランド名「AfterShokz」から新しいブランド名「Shokz」になりました。
「Shokz」の方が覚えやすいし呼びやすくて良いですね!
- 最大音量制御機能で子供の耳を保護できる
- 基本性能はフラッグシップモデルの『Shokz Aeropex』と同等
- 付属の耳栓は大人サイズ
- 電源がOFFになっているかわかりにくい
Aeropex Play の概要
それでは『Aeropex Play』の概要をチェックしていきます。
『Aeropex Play』は、Shokzブランドのフラッグシップモデル『Shokz Aeropex』をベースに、ネックバンドを小さくして子供の耳にフィットする形状にするとともに、最大音量を85dBに制御して子供の耳の発育に悪影響を及ぼさないように考えられた骨伝導ワイヤレスイヤホンです。
スペック
詳細スペックはこちらなんですが、スペック上ではベースモデルの『Shokz Aeropex』と比較しても、重さと大きさ以外は全く同じです。
しかも型番まで一緒なので、購入時は商品名でしっかり確認してから購入してください。
ブランド | Shokz |
商品名 | Aeropex Play |
型番 | AS800 |
色 | コズミックブラック、ソーラーレッド の2色 |
装着方式 | 骨伝導ワイヤレス方式 |
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.0 |
対応プロファイル | A2DP, AVRCP, HSP, HFP |
周波数特性 | 20Hz~20KHz |
バッテリー持続時間 | 最大8時間 |
バッテリー充電時間 | 2時間 |
大きさ(ケース) | 幅 10.0cm x 奥行 12.0cm x 厚み 4.5cm |
重さ | 25.2g |
防水機能 | IP67等級(一定の水圧で一定時間(30分間)水中に浸けても有害な影響がない) |
保証期間 | 2年間 |
もう一つ違う点は最大音量なんですが、これは後ほどご紹介します。
外観と付属品
子ども用だとひと目で分かるパッケージ。
「85dB Volume Limit」の表示もあります。
凝ったパッケージはベースモデルの『Shokz Aeropex』譲りです。
開けた瞬間に出た第一声は、「小さっ!!」でした。
想像以上に小さいですね。
見た目は『Shokz Aeropex』とほぼ一緒で、単体で見ると区別がつきません。
骨に音を伝える振動部からなめらかな曲線を描いて伸びるイヤーフック。
装着すると耳の後方に位置する本体部分が首の後ろを回るネックバンドでつながっている構造です。
左側の振動部にマルチボタンが付いており、ここで曲のコントロールや音声アシスタントの呼び出しが可能です。
装着するとちょうど右耳の後ろにくる部分に、音量調整と電源を兼ねたボタンと充電端子があります。
とても美しい造形だなぁ。
付属品一覧
- Aeropex Bluetooth ヘッドホン本体
- 収納ケース(シリコンゴム製)
- マグネット充電ケーブル 2本
- イヤープラグ(耳栓)
- ユーザーガイド(日本語を含む12言語対応)
- 保証書(2年保証)
充電ケーブルは同じものが2つ付属しており、1本は自宅用、もう1本は職場用と分けて使ったり、紛失したときの予備用として使うことも可能。
端子は特殊形状となっており、充電時は本体にマグネットでピタッとくっつきます。
充電中は本体のLEDが赤く点灯。
充電が完了すると青に変わります。
耳栓も付属。潰して耳に装着すると徐々に広がって耳の形状に合わせて密閉してくれるウレタンタイプです。
マニュアルは日本語に対応。
細かい操作方法も全て記載されているので、操作で迷いにくくなっています。
クイックスタートガイドも付属しており、ペアリングも簡単です。
大きさと重さ
まずは大きさをチェック。
さすが子供用とあって、小学6年生の息子氏に装着してもらったらジャストフィット!
息子氏は後ろ髪が長めなので髪の毛の盛り上がりとネックバンドが触れてますが、首とのクリアランスは十分です。
耳の後ろに本体が触れていますが、特に違和感はないとのこと。
せっかくなので、『Aeropex Play』とベースモデルの『Aeropex』の大きさを比較してみました。
並べただけではほとんど差がわかりませんが・・。
重ねてみると違いがよくわかります。
ボタンや充電ポート等は全く同じ。
付属しているケースは全く同じ大きさでした。
重さは実測値で25.1gと軽量。
ちなみにベースモデルの『AfterShokz Aeropex』は25.8gです。
息子氏に1週間使ってみてもらい、感想を聞きました
ペアリングを息子氏と一緒にやって、基本的な操作方法をレクチャーしたあと1週間ほど自由に使ってみてもらいました。
そしてレビュー期間を終え、息子氏にインタビュー。
いつも快くレビューに協力してくれる息子氏に感謝します。
今回、1週間ほど使ってみた感想を教えて下さい。
え。すごかったよ。
何がすごかったですか?
そんなん急にいわれても・・。あ、音が良かった!
なるほど。どんなことに使いましたか?
えーと。シャワー浴びるときに曲を聴くのに使った。
あとはゲーム。タブレットのゲームね。
てゆうか、なんで敬語なん?
そこは気にせんでええよ。
※防水性能チェックのため『Aeropex Play』を装着して音楽を聞きながらシャワーを浴びてみてもらった結果、かなりお気に入りになってしまったらしく、それ以降必ず『Aeropex Play』で音楽を聞きながら入浴するようになった息子氏であった・・・。
音の大きさはちょうどよかった?
よかったけど、シャワーで使ったときは音がかき消されるときがあった。
そりゃ、頭からシャワー浴びてたらかき消されるでしょうね・・・。
使っていて痛くなるときはなかった?
うん。なかった。
1時間くらい装着したままにしたところ、痛くはないけどちょっとムズムズしてきたとのことでした。
今後も使いたいですか?
うん。
どんなことに使いたいですか?
うーん・・。そんなんわからんって・・。
じゃぁ、返してって言ったら?
いや。
いじわるしてごめん・・・。
ずっと使いたいですか?
うん。
というわけで、息子氏にずっと使ってもらうことになりました。
また何か変化がありましたらこちらに追記していきます。
現場からは以上です。
Aeropex Playの特徴
基本性能はベースモデルの『Shokz Aeropex』と全く同じですが、2点ほど変更点があります。
- 最大音量制御機能
- 子供にピッタリフィットする小さめサイズ
最大音量制御機能で子供の耳を保護
『Aeropex Play』は大きな音が出ないように最大音量が85dBに制限されています。
85dBって、具体的にどのくらいの音量なん?
実際にベースモデルの「Aeropex」と比較してみたよ!
実際に『Shokz Aeropex』と聴き比べてみてたところ、通常のイヤホンの約6割程度の音量しか出ないようになっていました。
直接耳を塞がない骨伝導イヤホンかつ最大音量が60%程度の音量に制限されているので、安心して子供に使わせることができますね!
子供向けの小さめサイズ
子供にイヤホンやヘッドホンを買い与える際に親が気になるのが耳への負担ではないでしょうか。
Shokzの骨伝導ワイヤレスイヤホンは人間工学に基づいてデザインされていますが、『Aeropex Play』はより子供にフィットするようにサイズが小さめになっています。
さらに、高校生になっても普通に使えるシックなデザインで、一度買えば永く使えるところもポイント!
ちなみに2年間の長期保証が標準で付いているので安心です。
防水性能やバッテリー持ちなどその他の性能はベースモデルのAeropexと同等
その他の基本性能は『Shokz Aeropex』と全く同じです。
『Shokz Aeropex』のレビュー記事でその他の特徴や操作方法などをまとめていますので、参考にしてみていただけると嬉しいです。
Aeropex Playのデメリット
息子氏に1週間ほど使ってみてもらって感じたデメリットを2点ほどご紹介します。
それはこちらの2点。
- 付属品の耳栓も子供サイズにしてほしかった
- 電源がOFFになっているのかわかりにくい
付属の耳栓は大人サイズ
付属の耳栓は、子供サイズではなく通常の大人用サイズと同じでした。
もしかすると使う人はあまりいないかもしれないのですが、どうせなら子供サイズを付属してほしかったところ。
もし使うのであれば、少し切って上げると耳から飛び出さなくて良いと思います。
電源がOFFになっているのかわかりにくい
息子氏が使い終わったあとに電源が入ったままの状態になっていることが多々あり、外す前に電源をOFFにしてから外すように何回か注意をしました。
これは慣れてしまえば問題ないかと思いますが、バッテリー残量が空になるとバッテリー劣化の原因にもなってしまうので注意が必要ですね。
まとめ
本記事では子供向け骨伝導ワイヤレスイヤホン『Aeropex Play』をレビューしました。
子供の耳の発育に悪影響を与えないように最大音量が85dB(通常のイヤホンの約60&の出力)にまで抑えられていたり、子供の頭にフィットする小さめサイズで、小学校高学年から高校生くらいのお子さんにピッタリの骨伝導ワイヤレスイヤホンです。
- 子供の耳に優しいイヤホンを探している
- 高学年になっても使えるデザインのイヤホンを探している
- カナル型のような耳に直接装着するタイプのイヤホンは避けたい
発育期の大事な時期に使うイヤホンこそ、しっかりとしたものを選びたいですよね。
以上、はしかん(@hashikan3)がお伝えしました。
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