本記事ではFIFINEのダイナミックマイク『FIFINE K688』をレビューしています。約1万円で購入できる安さながら、XLR・USB両方の接続方式に対応し、タッチ式ミュートボタンまで付いています。実際の音声もぜひ参考にしてみてください。
一昔前だと、コスト重視で選ぶマイクは何か一箇所か二箇所くらい欠点がありましたが、本記事でレビューする『FIFINE K688』は1万円で購入できるマイクながら、音質が良く拡張性にも優れたマイクです。
これ1台あれば、テレワークでのWeb会議はもちろん、オンラインゲームのボイスチャット、YouTubeやTiktok撮影まで、幅広く使えます。
FIFINE K688 の特徴
- XLR・USB接続両方に対応したダイナミックマイク
- Windows、Mac、PS4/PS5に対応
- USB接続時に使えるタッチ式ミュートボタン搭載
- ショックマウント搭載で振動によるノイズを低減
- モニタリング用ヘッドホン端子搭載
- 入力ゲイン、モニター音量調整ノブ搭載
- 約1万円で購入できるコスパの高さ
ホワイトノイズが非常に少なく、音質もかなり良いマイクです。初めてマイクを買う方にもとてもおすすめ!
実際の音声も録音してみたので、参考にしてみてください。
- ホワイトノイズが少なく、高音質で収録できる
- XLR接続でもUSB接続でも使える
- タッチ式ミュートボタンが便利
- 1万円で購入できる
- 別途マイクスタンドが必要
本記事はメーカーのFIFINE様よりサンプル品をご提供いただき作成しています。
FIFINE K688 の概要
スペック
メーカー | FIFINE |
型番 | K688 |
極性パターン | カーディオイド |
サンプリングレート | 16-bit/44.1k-48k Hz |
周波数範囲 | 70~15kHz |
感度 | -58dB ± 3dB |
S/N比 | > 75dB |
MAX SPL | 130dB |
調整可能なゲイン範囲 | 0〜+12dB |
本体重量(実測値) | 約325g |
付属品と外観
外箱。
内容物は非常にシンプル。
- マイク本体(ポップガードとショックマウントセット)
- USB Type-A to Type-C ケーブル 1本(2.5m)
- 3/8 to 5/8 変換アダプタ
- 取扱説明書
マイク本体はSHURE MV7に似た形をしていて、スポンジ製のポップガードが付属しています。
このポップガードは簡単に取り外し可能です。
マイク上部にタッチ式のミュートボタンが搭載されています。
USB接続時のみ動作します。マイクオン時は緑に、ミュートにすると赤く点灯し、ミュート状態が人目でわかります。
マイクの背面部分に接続端子や調整ノブがあります。
マイク出力は、XLR端子、USB Type-Cポートの2種類に対応。モニター用イヤホンを接続できる3.5mmイヤホンジャックも搭載しています。右側にマイクゲイン、モニター音量調整ノブがあります。
マイクスタンド使ってデスクに設置した様子がこちら。
私が使っているマイクスタンドはコスト重視のこちらです。見た目もかっこよくて良きです。
マイクスタンドによってはネジ穴の大きさが異なりますが、付属の3/8 to 5/8 変換アダプタで上のマイクスタンドにも取り付けできました。
音質チェック
『FIFINE K688』のサンプル音声を収録しましたので音質の参考にしてみてください。収録したあと、音量だけ調整しています。
ホワイトノイズの少なさにも注目してみてください。
XLR接続で収録した音声
使用しているオーディオインターフェースは『MOTU M2』です。
PCはMacを使用し収録しました。
USB接続で収録した音声
付属のUSBケーブルを使って、USBハブを介してMacに接続し収録しました。
タッチ式ミュートボタンのノイズチェック
タッチ式のミュートボタンを押した時のノイズがどの程度聞こえるかのチェックです。冒頭部分は無言でミュートのONとOFFを繰り返しています。後半はしゃべりながらミュートを繰り返しています。
ミュート時のノイズもほぼゼロと言って良いでしょう。
サウンドチェックはいかがでしょうか。XLR接続もUSB接続も非常にホワイトノイズが少なく、クリアーに収録できています。
もうこれで良い!笑
FIFINE K688 の特徴とメリット
ホワイトノイズが少なく、高音質で収録できる
音声サンプルを聞いて頂ければ一目瞭然ですが、ホワイトノイズが少なく、非常にクリアーな音質で収録できます。
XLR接続の場合は、使用するオーディオインターフェースにもよって若干変わりますが、どちらも全く問題ない音質です。
XLR接続でもUSB接続でも使える
この『FIFINE K688』はUSBでもXLR接続でもどちらも使えます。
また、凄いことに両方同時に音声出力が可能で、それぞれ別の用途で使う事ができます。
例えば、USBをPS5に接続ししてボイチャ用として使いながら、XLRを配信や録画用として使うといった事が可能なのです。こんなマイクはあまり存在しません。
このように、2つのマイク入力として別々に認識されますので、1つの音声入力を2つに分けることがマイク単体でできてしまいます。
タッチ式ミュートボタンが便利
Web会議では頻繁に使うミュートボタン。
それを手元のマイクで簡単に制御できます。
タッチ式なので、物理ボタンのようにカチッというノイズも入りませんし、かなり使えます。
親切な価格設定
Amazonでの2023年10月時点の価格では、10,049円となっており、ほぼ1万円で購入することができます。
しかも安いのに非常に音質も良く拡張性にも優れています。
失敗のリスクがかなり低いため、初めてマイクを購入する方でも安心して購入できます。
ちょっと感じたデメリット
マイクスタンドは別売り
ほぼ欠点らしい欠点が見当たらないのですが、強いて挙げるとすればマイクスタンドは別途用意しなければならない点。
僕のおすすめマイクスタンドがこちら。かっこよさと安さを両立したマイクスタンドです。
FIFINE K688 のレビューまとめ
本記事ではFIFINEの高コスパダイナミックマイク『FIFINE K688』をレビューしました。
XLR・USB接続両方で使え、ホワイトノイズが少ないクリアーな音質と安さが際立つコスパの高さが特徴です。
メリット | デメリット |
---|---|
ホワイトノイズが少なく、高音質で収録できる XLR接続でもUSB接続でも使える タッチ式ミュートボタン搭載 1万円で購入できる | マイクスタンドは別で購入する必要がある |
こんな方におすすめ
- 初めて外部マイクを購入する方
- 様々なデバイスに接続して使いたい方
- できるだけコストを掛けずに音質の良いマイクが欲しい方
USB接続でPCやPS5等に接続して使う方が多いと思いますが、将来的にXLR接続で本格的に収録やレコーディングをしたいとなった場合でも、このマイク一つあればOK。
将来への拡張性も兼ね備えているので、1台手元にあればかなり使えるマイクです。
以上、はしかん(@hashikan3)がお伝えしました。
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