本記事では『FIFINE K678』をレビューしています。小型でおしゃれなUSB端子接続タイプのコンデンサーマイクで、1万円を切る価格ながら、とてもクリアで比較的音を大きく拾ってくれるマイクです。本体にミュートボタンやゲイン調整ノブ、さらにイヤホン端子も備えており、Web会議や音声収録など様々な用途に使える1台です。
こんにちは。マイク沼から抜け出した(はず)のはしかんと申します。
「高音質で音声を収録したい!」と思ったらやはり専用のマイクに勝るものはありません。
僕もマイク沼にハマった結果、めちゃくちゃ高い(5万円くらいするやつ…)マイクに手を出してしまい、かつそこに行き着くまでに何個もマイクを購入してしまう羽目に…。
できれば一発で満足度の高いマイクに辿り付きたい…。
本記事でご紹介する『FIFINE K678』は1万円を切る価格で購入できるUSB端子接続タイプのコンデンサーマイクで、WEB会議で便利なミュートボタンやイヤホンジャックも搭載した非常に便利なマイクです。
マイク本体のイヤホンジャックは自分の音を聴くだけでなく、パソコン側から流れてくる音声も聞けて便利!
つまり、ZOOMの相手の声も聞こえるってこと。
『FIFINE K678』の特徴を簡単にまとめたのがこちら。
FIFINE K678の特徴
- コンパクトで高級感のある外観
- USB接続なので直接PCに接続して利用可能
- 本体にミュートボタンを搭載
- マイク本体のイヤホンジャックでPC側の音声も聴ける
- 三脚を取り外せばマイクアームにも取り付け可能
こんな方におすすめ
- PCにUSB接続して使えるマイクを探している
- カメラには繋がない
- 卓上ですぐに使いたい
- ミュートボタンは必須
- クリアな音質で収録したい
本記事ではそんな『FIFINE K678』を写真多めでじっくりレビューしていきたいと思います!
音声サンプルもあるのでぜひ参考にしてみてください!
本記事はメーカーのFIFINE様よりサンプル品をご提供いただき作成しています。
- ミュートボタンが便利
- コンパクトでスタイリッシュな外観
- USB接続のみに対応
- 指向性マイクだが周りの音をそこそこ拾う
FIFNE K678 コンデンサーマイク の概要
それでは『FIFINE K678』の概要をチェックしていきましょう。
スペック
詳細スペックはこちら。
項目 | 値 | 備考 |
---|---|---|
ブランド | FIFINE | |
商品名 | K678 | |
色 | ブラック | |
タイプ | コンデンサーマイク | |
指向特性 | 単一指向性 | |
周波数特性 | 40Hz-20KHz | 機器が拾える周波数の範囲。広いほうが良い |
感度 | -45dB±3dB(at1kHz) | 低いほうが感度が高い |
SN比 | 85dB | 数値が高いほど雑音が少ない |
マイクコード長さ | 200cm | |
大きさ | 幅 12.5cm x 奥行 12.5cm x 高さ 20.5cm | |
重さ | 711g(三脚を取り外すと425g) | |
保証期間 | FIFINEへのユーザー登録で2年 |
付属のケーブルは2mあるので長さは十分ですね。
記事後半で『FIFINE K678』とK669Bを実際に収録した音声をお聞きいただけますので参考にしてみてもらえると嬉しいです。
外観と付属品
外箱はサイコロみたいでかわいい感じ。
開封していきます!
スポンジでぎちぎちに梱包されてます。
これだけのものが入っていました。
内容物はこちら。
- マイク本体(三脚付き)
- USBケーブル(2m)
- 取扱説明書
- マイクアーム用アダプター
マイク本体全面。中央にミュートボタンがあります。ボタンの押し心地は、硬めのゲームパッドのような感じです。
三脚は頑丈な金属製のもの。両側のネジを緩めると三脚を分離できます。間にゴムのクッションがあり、とてもスムーズにマイクの角度を調整できます。
ミュートボタンの上にあるLEDでミュート状態を確認可能。
緑がミュート解除状態。赤がミュート状態です。
ミュート機能はとっさの時に便利なのでこれは嬉しいポイント!
マイク上部はメッシュのカバーで覆われています。中にもスポンジの風防が層になって搭載されているので、これがポップガードの役割を果たしています。
マイクの底面には接続端子があります。
左がUSBコネクタ。右にイヤホンジャックがあります。中央はマイクアーム用アダプタの取り付け穴です。
USBコネクタは現在主流となっているTYPE-Cではなく、PS3のコントローラー等に使われていたかなり古い規格のMini-Bタイプ。そのため、イベントなどで外出先で使う場合はケーブルを忘れると間違いなく使えないので注意が必要です。
自宅で常設して使う場合など、ほとんどの場合は一度繋げば外さないので困ることはないでしょう。
イヤホンジャックも搭載しているのでイヤホンを接続してモニターしたり、ZOOMやTeams会議用のイヤホンとして使うことができます。これがこのマイクを使った時に一番便利だなと思った点。
ケーブルも2mあるので、PCを離れた場所に置きたいときにも便利!
付属のマニュアルはしっかり日本語で書かれているので使い方で迷うことはありません。
マイクアームに取り付けると口元に近づけやすくなります。
マイクとの適正な距離は15cm〜20cmなので、卓上だとキーボードの手前(口元の真下)に置くのが一番良い位置なんですが、そのようなレイアウトが難しい場合はマイクアームを使うと良いです。
上のマイクアームがこちら。2,000円ちょいで買えて安いしマイクの位置調整が自由にできるようになるのでめっちゃおすすめです!
重さと大きさ
大きさは実測値で、幅 12.5cm x 奥行 12.5cm x 高さ 20.5cmとコンデンサーマイクとしてはかなりコンパクトなサイズ感です。
同社のコンデンサーマイク『FIFINE K669B』と並べて大きさを比較しました。
少し『FIFINE K678』の方が太くて頑丈そうな印象ですが、大きさ自体はそんなに変りません。
卓上で使えるコンパクトサイズといった感じで、デスクにちょこんと置いていても違和感ない大きさです。
重さは711gとそこそこ重たいです。
三脚を取り外すと425gなんですが、三脚部分が金属製で結構重いので、手に持ってみると結構ズッシリ重みを感じます。
音質比較! K678 vs K669B
『FIFINE K678』と『FIFINE K669B』それぞれの音声を収録して比較してみました。
結論ですが、僕が聴き比べた感想としては『FIFINE K678』のほうが音質が良いと感じました。
- K678の方がクリアな音質で、声の輪郭がハッキリしている
- 大きい音量で収録できる
では実際の音声をお聞きください。
FIFINE K678の音声
まずは『FIFINE K678』の音声。
- マイクまでの距離=20cm
- マイクGAINのつまみを最小、中央、最大の3種類で設定し収録
マイクまでの距離=20cm マイクGAIN=最小
マイクまでの距離=20cm マイクGAIN=中央
マイクまでの距離=20cm マイクGAIN=最大
GAINを上げていくと少しホワイトノイズが入りだしますが、十分高音質で収録できています。
おまけでキーボード(HHKB)の打鍵音のASMRがこちら
ASMRもいい感じに収録できていて、いろんな用途に使えそうですね!
FIFINE K669Bの音声
続いて『FIFINE K669B』。こちらもマイク本体にGAINの調整ノブがあります。
- マイクまでの距離=20cm
- マイクGAINのつまみを中央、最大の2種類で設定し収録(このマイクは最小にするとミュートになるので除外)
マイクまでの距離=20cm マイクGAIN=中央
マイクまでの距離=20cm マイクGAIN=最大
比較してみると『FIFINE K678』よりも少し籠もった感じに聞こえますよね。
手軽さや値段で選ぶと『FIFINE K669B』ですが、少しでも音質に拘りたい方には『FIFINE K678』をおすすめします。
まとめ FIFINE K678 は見た目がかわいいバランスの取れたマイク
本記事では『FIFINE K678』をレビューしました。
『FIFINE K678』はマットブラックで高級感のあるコンパクトな卓上型USBコンデンサーマイクです。
ミュートボタンやイヤホン端子を備えておりWeb会議でも使いやすいですし、YouTubeのナレーションや音声配信用としても十分使用に耐えうる音質でした。
三脚付きなので卓上ですぐに使えますし、マイクアームでデスクにクランプして使うこともできます。
FIFINE K678の特徴
- コンパクトで高級感のある外観
- USB接続なので直接PCに接続して利用可能
- 本体にミュートボタンを搭載
- マイク本体のイヤホンジャックでPC側の音声も聴ける
- 三脚を取り外せばマイクアームにも取り付け可能
静かな場所で使うマイクなので、雑音の多い場所での使用には向いていません。
自宅でのリモートワーク用として使ったり、ライブ配信やゲーム実況を始めて見たい方にぴったりのUSBマイクです!
以上、はしかん(@hashikan3)がお伝えしました。
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