【LIBRATONE AIR+3 レビュー】ノイキャン性能が3倍!おしゃれかつ高音質な北欧デザインのワイヤレスイヤホン

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本記事では、『LIBRATONE AIR+3』をレビューしています。そのコンパクトさからは想像できない音質の良さと、強力なノイズキャンセル性能が特徴的なデンマーク発のおしゃれワイヤレスイヤホンです。

無数のメーカーやモデルが入り乱れるワイヤレスイヤホンの中から、自分好みの製品を見つけるのは至難の技ですよね。

本記事でレビューする『LIBRATONE AIR+3』は、おしゃれさと音質を両立させたい人にピッタリのノイズキャンセルワイヤレスイヤホンです。

知る人ぞ知る北欧発のLIBRATONEが手掛けています。

LIBRATONE AIR+3のケースを開いた様子

僕は前作の『LIBRATONE AIR+(2nd)』で初めてその存在を知り、今も時々使っているのですが、非常にコンパクトかつ高性能なノイズキャンレスワイヤレスイヤホンで、とても気に入っているガジェットの一つです。

前作のLIBRATONE AIR+(2nd)

今回、その後継機となる『LIBRATONE AIR+3』が発売されたのでレビューしていきます。

LIBRATONE AIR+3 の特徴
  1. 前モデルと比較して3倍向上したノイズキャンセリング性能
  2. 11mm大口径ダイナミックドライバー搭載
  3. スカンジナビアンデザインを取り入れた洗練されたデザイン
  4. 最大5台までのデバイスとペアリングでき、装着前に手元で接続対象を選択可能
  5. イヤホン単体で6時間、充電ケース使用で最大24時間再生可能
  6. IP54防じん・防水仕様
  7. ワイヤレス充電対応
  8. 専用アプリで音質や操作の割当が可能

音質は正直「Air PodsPro2」よりも断然良いと感じました。音質重視ならiPhoneユーザーにもおすすめです。

しばらく使ってみた感じた感想がこちら。

良かった点
イマイチな点
  • まろやかで透き通るようなサウンド
  • ノイズキャンセル性能はAirPods Pro2とほぼ同等
  • 手元で接続先のデバイスを切り替えられる機能が超便利
  • アプリで音質を切り替えられる
  • 操作項目が4つまでしか割り当てられない
  • AAC、LDAC非対応

個人的には音質と5台までのデバイス切り替え機能がかなり気に入っています。

それでは『LIBRATONE AIR+3』を写真多めでレビューしていきます。

提供品

本記事はメーカーのLIBRATONE様よりサンプル品をご提供いただき作成しています。

LIBRATONE AIR+3
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • まろやかで透き通るようなサウンド
  • ノイズキャンセル性能はAirPods Pro2とほぼ同等
  • 手元で接続先のデバイスを切り替えられる機能が超便利
  • アプリで音質を切り替えられる
デメリット
  • 操作項目が4つまでしか割り当てられない
  • AAC、LDAC非対応
タップできる目次

LIBRATONE AIR+3 の概要

LIBRATONE(リブラトーン)はどんなメーカー?

LIBRATONE(リブラトーン)はデンマークのコペンハーゲンにあるオーディオメーカーで、2009年に設立されました。小鳥のロゴマークはデンマークの童話作家アンデルセンの代表作「ナイチンゲール」に由来しており、中国の皇帝を美しい鳴き声で救った「さよなきどり」をイメージしています。

そんな「さよなきどり」のように「美しい音」と「自由」を信念とした、ちょっとおしゃれな感じのメーカーです。

前作の『LIBRATONE AIR+(2nd)』はコンパクトさと音質の良さが目を引くワイヤレスイヤホンでしたが、『LIBRATONE AIR+3』で欠点がかなり改善されています。

それではLIBRATONE AIR+3』の概要をチェックしていきましょう。

LIBRATONE AIR+3 のスペック

詳細スペックはこちら。

ブランドLIBRATONE
商品名AIR+3
型番LTW610
ブラック、ホワイト、ミントグリーン
装着方式カナル型
Bluetooth
バージョン
Bluetooth 5.2
コーデックSBC、aptX
ドライバー11mm ダイナミック x 2
ANC機能最大40dB
感度113dB@1mW,1kHz
周波数特性20Hz~20KHz
連続使用時間最大6時間(ケース含めて24時間)
大きさイヤホン:幅 24.0mm x 奥行 20.4mm x 長さ 32.4mm
ケース:幅 55.1mm x 厚み 23.6mm x 高さ 49.9mm
重さイヤホン:4.9g
ケース:42g
防塵防水性能IP54等級
(粉塵の侵入を完全には防止できないが機器の動作には問題なく、あらゆる方向からの水の飛沫によって機器が影響を受けない)
保証期間1年間

外観と付属品

デザイン性の高さがうかがえる外箱。今回レビューするのは新色のミントグリーンです。

LIBRATONE AIR+3の外箱

内容物はこちら。

LIBRATONE AIR+3の内容物一覧
付属品一覧
  • AIR+3 イヤホン本体
  • 充電ケース
  • 充電ケーブル(TYPE-A to TYPE-C)
  • イヤーチップ(L、M、S、SS)
  • ユーザーガイド(日本語を含む)
  • 保証規約などの説明書き

イヤーチップはもともとイヤホンに装着されているものを含めて4種類の大きさが用意されています。引っ張れば簡単に外れて交換できます。

LIBRATONE AIR+3のイヤーチップ

ケースはマットな質感で手触りサラサラです。

LIBRATONE AIR+3のケース外観

背面にはペアリングのときやデバイスを切り替える際に使用するボタンがあります。

LIBRATONE AIR+3のケース背面

充電ポートはUSB Type-Cです。

LIBRATONE AIR+3のケース充電ポート

イヤホンはケースにマグネットで吸着する仕様になっており、取り出しやすさや収納のしやすさは抜群です。

LIBRATONE AIR+3のケースを開いた状態

ケースも奥まった部分がないので、掃除もしやすそうです。

LIBRATONE AIR+3のケースからイヤホンを取り出した状態

イヤホン本体は前作と比較するとやや角ばったイメージになり、より洗練された印象を受けます。

LIBRATONE AIR+3のイヤホン

非常にスタイリッシュなデザインです。

LIBRATONE AIR+3のイヤホン

内側の下部にマイク穴があります。

LIBRATONE AIR+3のイヤホン

耳に装着する部分は丸みを帯びており、装着感も自然です。

LIBRATONE AIR+3のイヤホン

フタのくぼみの部分にLEDが左右に別れて2個搭載されています。背面のボタンを短く押すと、バッテリーの残量が確認できます。

LIBRATONE AIR+3のケースのLEDが光っている状態

光り方

状態光り方
バッテリー残量:高白で3回点滅
バッテリー残量:中白で2回点滅
バッテリー残量:低白で1回点滅
充電が必要赤で1回点滅
バッテリー残容量の光り方

また、フタを開けた状態で背面ボタンを長押しすることでペアリング状態になります。

LIBRATONE AIR+3のケースのボタンを押している様子

光り方

状態光り方
ペアリング白でゆっくり交互に点滅
イヤホンをケースにセット白で1回点滅
LEDの光り方

最大で5台までのデバイスとペアリング可能です。

ワイヤレス充電にも対応しており、充電中はケースのLEDがゆっくりとホタルのように点滅します。

重さと大きさ

ケースの大きさは幅 55.1mm x 厚み 23.6mm x 高さ 49.9mmとなっており、とてもコンパクトです。

「AirPods Pro2」と比較してもほぼ同等の大きさ。前作の『LIBRATONE AIR+(2nd)』から横幅が大きくなった代わりに高さがコンパクトになっています。

LIBRATONE AIR+3とLIBRATONE AIR+(2nd)とAirPods Pro2

ケースを開いた状態。

LIBRATONE AIR+3とLIBRATONE AIR+(2nd)とAirPods Pro2を並べてケースを開いた状態

イヤホン本体も大きさとしてはほぼ一緒です。

LIBRATONE AIR+3とLIBRATONE AIR+(2nd)とAirPods Pro2のイヤホンを並べた状態

耳に装着したときの様子がこちら。

LIBRATONE AIR+3を装着した状態

出っ張りも少なく、スッキリ装着できます。

音質をチェック

11mmダイナミックドライバーで豊かな音質

LIBRATONE AIR+3』の音質は、一言で言うとまろやかでクリアーな音質です。

初期状態の音質だと少しこもった感じがするのですが、アプリで音質モードを高音域強調モードにすると全体的に締まってバランスの良い音になります。

LIBRATONE AIR+3の高音強調モード

低音域

ロン・カーターのLaverne Walkを聴くと、コントラバスの弦の震えるハリのある重低音と、弦がフレットに当たるバチバチという高音域の心地よい音がバランスよく耳に入ってきます。

中音域

プラハ室内管弦楽団のG線上のアリアを聴くと、バイオリンやチェロのきめ細かいストリングスの音が伸びやか聞こえます。ホイットニー・ヒューストンのI Will Always Love Youのライブ音源を聴いてみると、非常に豊かで艷やかな音質です。

高音域

高音域は若干マイルドで、耳に突き刺さるような不快感はかなり抑えられている印象です。標準だと少し物足りなさを感じるかもしれませんが、アプリで高音を強調してあげると非常にバランスの取れた音質になります。 

LIBRATONE AIR+3 の特徴

3倍向上したノイズキャンセル性能

ノイズキャンセル性能はかなり強力です。

手元にあるAirPods Pro2と性能を聴き比べてみましたが、ほぼ同じくらいの性能だと感じました。

耳に装着した瞬間に、周囲の雑音がスッと消えていきます。

また、外音取り込み機能もかなり自然です。

高級機レベルの性能をしっかり備えているので、ノイズキャンセル性能を重視したい方にも安心です。

5台までのデバイスを接続前に切替可能

他のワイヤレスイヤホンでは見たことがない新しい機能が追加されていました。

5台までのデバイスとペアリング可能で、イヤホンを装着する際に手元のケースで接続先デバイスを選択することができます。これはかなり便利です。

今までであれば、複数のデバイスとペアリングできるものの、接続時は一番最後に接続していたデバイスに接続されるのが普通でした。そのため目的のデバイスに接続する際には、接続したい機器以外のデバイスのBluetoothをOffにしたり電源を切ったりと余計な手間が必要でした。

LIBRATONE AIR+3』で接続先デバイスを指定する手順は下記です。

イヤホンケースのフタを開き、背面のボタンを短く押します。

LIBRATONE AIR+3のLEDが水色に光っている状態

1台目が水色→2台目が青→3台目が黄色といったように押す度に色が変わります。接続したい機器の色のところで止めて、その状態でケースからイヤホンを取り出して装着すれば、指定のデバイスに接続が可能です。

ペアリング下順に割り当てられていきますが、アプリの「デバイススイッチング管理」でどのデバイスがどの色か確認することも可能です。

LIBRATONE AIR+3のアプリのデバイス切り替え画面

なお、アプリからも接続デバイスを切り替え可能。

これは複数デバイスを使いこなしている方にとってはかなり便利な機能です。

専用アプリで音質や操作の割当が可能

LIBRATONE AIR+3』には専用アプリが用意されています。

Libratone

Libratone

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よく使う機能としては、音質モードの変更と、ダブルタップ・トリプルタップの操作の割当て設定です。

音質モード

音質の切り替えは3種類から選択可能。

個人的におすすめなのは高音強調モードです。

モード音質
オリジナルサウンドモードオリジナルに近い音質です。
低音強調モード低音を強調し、より迫力のある音声を楽しめます。
高音強調モード高音を際立たせ、一層澄み切った音を奏でます。

高音強調モードにすると、まろやかでクリアなバランスの取れた音質になります。

操作の割当

左右それぞれ、ダブルタップとトリプルタップの合計4つの操作に対し、機能を割り当てることができます。

僕は左に再生停止ノイズキャンセリングモード切り替え、右に曲送り曲戻しを設定しました。

ノイズキャンセリングモード

ノイズキャンセリングモードは3つから選べます。

「モニタリングモード」、「ノイズキャンセリングモード」、「スポーツモード」の3つのモードを切り替えて使えます。

モード動作
モニタリングモード周囲の環境音が聞こえるようになる
ノイズキャンセリングモードニーズに合わせ「ノイズリダクション非常に低い」~「非常に高い」まで調整可能
スポーツモード環境音に応じてノイズキャンセルの強度を自動調整してくれる

ノイキャン性能はかなり強力なので、ここを重視したい人にもおすすめできます。

LIBRATONE AIR+3 のデメリット

イヤホンで可能な操作が少ない

操作性がよいワイヤレスイヤホンだと、再生停止はもちろん、曲送り、曲戻し、さらにノイズキャンセリングモードの変更や音量調整など、多くの操作が可能なモデルはたくさんあります。

例えば「AirPods Pro2」では、上記の操作が全て可能です。

しかし『LIBRATONE AIR+3』では4つまでの割当のみとなっています。

僕は、再生停止・ノイズキャンセリングモードの切り替えを左側に、曲送り・曲戻しは右側に割り当てて使っています。

ちなみに、iPhoneであればApple Watchを持っていればダイヤルで音量調整可能です。

AAC、LDAC非対応

せっかくの高音質ワイヤレスワイヤレスイヤホン。どうせなら高音質コーデックにも対応してほしかったところ。

ただ、SBCとaptXだけでもイヤホンそのものの音質の良さで高いレベルでコンテンツを楽しむことができます。

iPhoneとAndroid両方で色々聴き比べて見ましたが、音質については個人的には「AirPods Pro2」よりも好みです。

これから僕のレギュラーメンバー入り決定のワイヤレスイヤホンです。

まとめ

LIBRATONE AIR+3のLEDが青く光っている状態

本記事では『LIBRATONE AIR+3』をレビューしました。

従来モデルから3倍向上したノイズキャンセル性能と、おしゃなデザインが特徴的なデンマーク発の高音質ワイヤレスイヤホンです。

LIBRATONE AIR+3』はこんな方におすすめ

  • iPhoneやAndroidなど、複数のデバイスを使っている方
  • ノイズキャンセル性能を重視したい方
  • できるだけ音質の良いワイヤレスイヤホンを探している方
  • 個性のあるおしゃれワイヤレスイヤホンを探している方
LIBRATONE AIR+3のケース

デザイン、音質、ノイズキャンセル性能がとてもバランス良くまとまっています。

価格が約3万円とかなり高価ではありますが、AirPods Pro2までは手が出ない方にもかなり満足度の高い製品だと感じました。

この記事が少しでも検討の際の参考になればうれしいです。

以上、はしかん(@hashikan3)がお伝えしました。

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