【ダイシン工業 スマート昇降デスク レビュー】黒い天板と組み合わせてシンプルなイケメンデスクを構築してみた

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本記事では、ダイシン工業のスマート昇降デスクをレビューしています。Bluetoothでスマホアプリと連携可能で、スタンディング時間の計測やスマホによるデスクの昇降操作が可能です。スタンディング目標時間の設定やリマインドを設定することで、電動昇降デスクを効果的に使うことができます。

今ではかなり一般的になってきた電動昇降デスクですが、導入直後はよく使っていた昇降機能も、次第に使わなくなってしまうこともしばしば。

ダイシン工業のスマート昇降デスクでスタンディング作業している様子

本記事でご紹介する電動昇降デスクはスマホと連携する「スマート昇降デスク」で、スタンディング時間を計測して消費カロリーを計算したり、ずっと座ったままの状態が続くとリマインダーでスタンディングを促したりと、電動昇降機能を上手に活用するための機能を搭載しています。

ダイシン工業のスマート昇降デスクをスマホアプリでコントロールしている様子

ダイシン工業スマート昇降デスクの特徴

  • 重厚感のある造りでデザインが渋い
  • 64.0cm〜128cmの幅広い範囲で自分にあった高さに調整可能
  • Bluetoothでスマホアプリと連携し、高さ調整やスタンディング時間の計測が可能
  • 天板の種類が豊富で、コンセントやケーブル配線穴も搭載していて便利

今回はダイシン工業のモニターキャンペーンで見事選んでいただき、このデスクを1台送ってもらえることになったので、作業部屋のメインデスクとして活用することにしました!

カラーを選べたので、脚も天板もブラックを選択。

ダイシン工業のスマート昇降デスクに38インチのワイド曲面モニターを設置して使っている様子

このデスクでシンプルかつかっこいいイケメンデスクを構築してみたので、ぜひ最後までご覧いただけると嬉しいです。

ダイシン工業 スマート昇降デスク
総合評価
( 4 )
メリット
  • 真っ黒で重厚感のある外観
  • アプリでスタンディング時間の管理が可能
デメリット
  • 電動昇降時の音が大きめ
  • 天板のコンセントの位置は検討の余地あり
タップできる目次

しばらく使ってみた感想

まずは2ヶ月間使い続けて、忖度なしで正直な感想をお伝えします。

メリットデメリット
バランスの良いデザイン
天板に配線通し穴やコンセントがあって便利
誤操作しにくい
スマホアプリと連携し昇降デスクの活用度UP
昇降時の動作音が大きめ
天板のコンセントの位置は検討の余地あり

細かい部分で改善の余地はありますが、総じて満足度は高いデスクだと感じました。

メリット

バランスの良いデザイン

ダイシン工業のスマート昇降デスクのレイアウト事例

シンプルに言うと、「非常にカッコいい!」ということです。

3段になっている脚は鋭角的なデザインで、下が太くて上が細いタイプ。

デスクをインテリアの一部として見たときに、とてもどっしりとした安定感を感じるデザインです。

ダイシン工業のスマート昇降デスクのレイアウト事例
限りなく天板の縁に近い場所に脚があるので、とても安定感がある

天板の表面仕上はサラサラしたメラミン化粧板。シンプルで掃除もしやすいです。縁は同色の樹脂仕上げで、体の一部をぶつけても痛みを和らげてくれそうな丸い形状。

無垢材の天板も木のぬくもりが感じられて好きですが、ちょっとぶつかっただけで凹みができたり、書き物ができないなど結構気を使うんですよね。メラミンであれば傷にも強いですし拭き掃除もしやすいです。

今回僕は脚と天板どちらもブラックをチョイスしました。実物を見るまでは「全部黒って大丈夫かな……」と少し心配していましたが、今は大満足で使っています。

はしかん

真っ黒のデスク、想像以上にカッコいいです!

黒は少しホコリが目立ちますが、こまめに掃除すれば普段使いで困ることは全くありませんでした。ちなみに僕が愛用しているクリーナーがこれ。めっちゃホコリが取れます。

部屋全体がこの黒いデスクのおかげで引き締まって見えます。

どうしても男っぽくはなりますが、シックでメリハリの効いたインテリアを目指す方にはかなりおすすめです!

天板に配線通し穴やコンセントがあって便利

天板に照明の電源ケーブルを配線している様子

セットの天板には予め配線の通し穴やコンセントが搭載されています。

ちょっとした充電器やPCの電源アダプターを接続するのに便利。いちいちデスク下に潜らなくてもよくなったので、これは非常に助かります。

天板にコンセントを4口搭載

配線通し穴も左右にそれぞれ設けてあるので、例えばスピーカー用の配線を通したり、照明用の電源を通したりと、デスク上の配線をスッキリ処理したいときに重宝します。

天板の配線通し穴から照明を出している様子
昇降操作時にも天板背面と障害物の間にケーブルが挟まる心配もない。

誤動作が少なく操作しやすいパネル

ボタン式の操作パネル

操作パネルはタッチ式ではなくてボタン式。

これはタッチ式操作パネルの電動昇降デスクを使っている人ならあるあるだと思うんですが、ちょっと肘や腕が当たっただけで動き出してしまう時が結構な頻度であるんですよね……。

タッチ式の操作パネル

タッチ式も操作が軽くてメリットもあるのですが、体が当たりやすい部分にあるとどうしても誤操作は避けられません。

しかしこのデスクはボタン式なので、誤操作が非常に少ないです。というか、使いだして2ヶ月間、一度も誤操作したことがありません。

ボタンも普通に押しやすく、微調整も簡単です。

オフィスチェアの肘掛けの高さと机の高さを合わせたいときあると思うんですが、普通は椅子の高さを調整して合わせますが、電動昇降デスクだと机の方を動かして調整できるので、こういった微調整のときにも電動昇降デスクってかなり便利です。

ダイシン工業のスマート昇降デスクを使って作業している様子
細かい高さ調整ができるので、肘掛けの高さとデスク天板の高さを合わせるときにも便利。

誤操作が少なく、操作しやすいというのは思った以上にメリットだと感じました。

昇降操作や履歴をスマホアプリで管理できる

スマホアプリで昇降操作や現在の高さがわかる

「スマート昇降デスク」の名前の由来であるスマホアプリとの連携により、スマホでの昇降操作や履歴の管理、さらにアラートを出すことが可能で、昇降機能の活用度UPに貢献してくれます。

AiDesk

AiDesk

Zhejiang Jiecang Linear Motion Technology Co.,Ltd.無料posted withアプリーチ

僕が一番便利だなと思ったのが「アラート機能」です。

座りっぱなしや立ちっぱなしを防止でき、適度に立ち姿勢と座り姿勢を分散できます。

アプリがスタンドリマインダーで通知を送っている様子
同じ姿勢が続くと、予め設定した時間経過した時点で知らせてくれる。

作業に没頭するとついつい座ったまま1日が終わってしまったり、立ったまま数時間経過していたとか結構あるんですが、このアラートで「立ったままもうこんな時間経ってたの!?」と気付かされることが何度もありました。

また、立ち時間の目標値を設定すると、計画的にスタンディング機能を活用することができるようにもなります。

立ち目標時間を設定し、達成率を管理できる
立ち姿勢の目標時間を設定して、進捗状況を確認できる。

デメリット

昇降時の音が大きめ

高さをコントロールしている様子

昇降時のモーター音はそんなに気にならないのですが、動かし始めるときに「ゴクッ!」と大きめの音がします。

伸縮する足部分の摩擦によるものですが、そこそこ大きな音がするので深夜に昇降させようとしたときなんかは少し近隣住民や同居の家族に気を使わなければなりません。

僕はダイシン工業、Flexispot、オカムラの3社の電動昇降デスクを体感したことがありますが、昇降の滑らかさはオカムラが一番で次にFlexispot、最後にダイシン工業という順で良いと感じました。

オカムラは電動昇降デスクをいち早くリリースしたメーカーでもあり、僕も初めて体感した電動昇降デスクはオカムラの製品でした。2018年に会社に数台導入して今も時々使っていますが、昇降時の滑らかさは今現在でもダントツです。(その分お値段も高いですが…)

Flexispotのデスクは実際に自宅で使っていますが、動作は軽くてなめらかです。動き始めもカチンとリレーの音がするだけで、昇降中はモーター音のみ。なんの不具合や不満もありません。

ただ、ダイシン工業のこのデスクだけは昇降時の動作に少し不満を覚えました。理由は冒頭に書いた動き始めに出る「ゴクッ!」という音と、停止する直前のスピードダウンしたときにたまに発生する「ゴゴゴ」という音。

これはなんとか改善して欲しいポイントです。各パーツ同士のクリアランスが少ない脚はすごくスタイリッシュな反面、伸縮動作に課題が出るみたいです。

そして「この音をなんとか自分で解消できないかな…。」と思ってしまうのが僕の悪い癖なんですよね……。

滑りを良くしようと、脚部分に「シリコンスプレー」を買ってきて吹き付けてみたところ、大変な事に!

その後、昇降動作中は終始「ゴゴゴゴゴ!」と凄まじい音が出るようになってしまいました…。

はしかん

正直かなり青ざめました……

シリコンスプレーってサラサラになって滑りは良くなるんですが、ゆっくりした動作には向いてないみたいで引っ掛かりが出てしまうんですよね。

「これはやばい……。」と相当焦って、次に試したのがカルナバロウ・合成ワックス配合の「すべロウ」です。

これが効果テキメンでした!

あの凄まじい音が嘘のように消え去り、モーター音だけになりました!すごい!

すべロウ様様です。ありがとうございました。
はしかん

せっかく頂いた電動昇降デスクを2ヶ月も経たないうちに壊したかと思いましたが、完全に復活しました。

後日、取扱説明書には「足部分に注油等はしないでください。」と思いっきり書いてあるのを発見しました…。読者の皆様は絶対にマネしないでください。下手するとメーカー保証の対象外になってしまいます。

天板のコンセントの位置とモニター台座の位置関係に注意が必要

天板中央の奥にあるコンセント
 

コンセントがデスク中央の奥側にあるので、モニターを真ん中のできるだけ離した位置に置きたいときに邪魔になってしまいます。コンセントに被らないように少し手前に設置したり、モニターアームを別途買って回避することはできますが、可能な限りデスクスペースは広く使いたいところ。

コンセントと天板の段差はほぼありませんので、コンセントを潰してもOKなのであればコンセントの上にモニターの台座を被せて置くことは可能です。(台座の形状によりグラつく可能性はあります。)

天板中央の奥にあるコンセントは段差が少ないので強引に置くことはできる
こうするとせっかくのコンセントが全く使えない状況に…

できればコンセントの位置がカスタマイズで変更できたり、中央ではなく少し左右にズラした位置に配置してあればベストだったかなと感じました。

ダイシン工業 スマート昇降デスク の概要

ダイシン工業のスマート昇降デスクを設置した様子

「ダイシン工業」を初めて聞く方も多いのではないでしょうか。

最近では「電動昇降デスクといえばFlexispot」のようになっていて知名度の差が目立ちますが、国産メーカーも頑張っているんです!

ダイシン工業とは?

ダイシン工業はオフィス家具や工場用家具などを開発・製造・販売している日本の企業です。昭和31年創業の老舗メーカーで、以前はB to Bで法人向け製品のみ展開していましたが、2020年よりコンシューマー向け製品も開発をはじめ、本記事でご紹介するスマート昇降デスクはそのさきがけとなる製品です。

ダイシン工業株式会社

ホームページもおしゃれだし、オフィス家具や工場用家具のラインナップを見てもどれもデザインや色使いが凄くスマートで、(特にブラックの壁面収納とかすごくカッコいいです…)将来の我社のファニチャーはダイシン工業製にしたいなと思ったほど。(会社設立したい…)

スペック

STDBシリーズ
パネルタイプボタン式
機能無段階電動昇降機能、高さメモリ4つ、
障害物検知、高さロック、昇降範囲制限、
USB充電ポート、スマートフォン連携
モーターデュアルモーター
耐荷重100kg(固定時)、80kg(稼働時)
寸法W1100〜1800mm x D700 mm
昇降範囲640〜1280mm(±5mm)
脚段階3段(上側が細い)
脚カラーホワイト/ブラック
天板カラーブラック、アンバーウォールナット、ガレットオーク
(天板オーダーメイドモデルでは100種類以上のデザインから選択可能)
本体重量昇降脚30.5kg、天板10.9kg〜17.8kg

外観と付属品

ダイシン工業のスマート昇降デスクのレイアウト事例

幅140cmのデスクに横幅90cmの38インチワイド曲面モニターを置くとこのようなバランスになります。

黒い天板はウォールナットが映えます。

ダイシン工業のスマート昇降デスクに38インチのウルトラワイド曲面モニターを設置した様子

操作パネルは天板の左右どちらにも取り付け可能。

ボタンはタッチ式ではなく物理ボタン式。高さのインジケーターと4つの高さメモリーボタンがあります。

ダイシン工業のスマート昇降デスクの操作パネルの拡大画像

コントロールパネルの右側にはUSB Type-Aのポートを搭載していて、スマホやガジェットの充電ポートとして活用できる設計。

操作パネルの右側にはUSB端子を装備

右側にも配線通し穴があります。左右にあるので、スピーカーを配置するときに便利そう。

天板部分の配線通し穴

天板はメラミン化粧板でサラサラした手触り。背面のコンセントは中央奥にあります。

天板はメラミン化粧板。コンセントも装備

コンセントを避けて左寄りにモニターを設置した状態。

黒一色のデスクはあまり見ませんが、カッコいいです。
モニターアームを併用すればよりよい環境にできそう。

黒いデスク、かっこよすぎて毎日自己満足に浸っています…。

組み立て手順

準備すべき道具
  • プラスドライバー
  • カッター
  • 作業用手袋
  • 六角レンチ(同梱されています)

メインで使用する六角レンチは同梱されているので別途準備する必要はありません。

手袋は安全のためにも用意しておきたところ。

天板とフレーム部分はこのように分かれた状態で梱包されています。

黒一色のデスクはあまり見ませんが、カッコいいです。
内容物一覧
  • 脚の各部パーツ 一式
  • 操作パネル
  • 電源コンセント
  • ネジおよび六角レンチ 一式
  • 取り扱い説明書
  • 組み立て手順書
  • Bluetoothユニット

脚部分の付属品一式。一つ一つが結構重たいです。

ネジはこのようにナンバリングされていて、組み立て手順書にもどの番号のネジを使うかが書かれているので、迷うことはなかったです。

コントロールパネルやコンセントユニット。

これがBluetoothモジュール。

コネクター部分はRJ45になっていて、フレームに固定されているコントロールユニットに接続します。

天板にはネジ穴加工がされているので、位置決めやネジ止め作業がスムーズに行えるよう配慮されています。

組み立て手順書に従って脚の土台部分から組み立てていきます。

組み立てた脚をフレームに固定します。

フレームに天板を支えるビームを取り付け。

完成したフレームを立てて、その上に天板を載せます。

下からネジ止めし、コントロールパネルの取り付けや配線処理をして完成です。

フレームを組み立てる際、ネジ穴を合わせるのが一人だと結構重労働だったので、できれば2人で作業したほうが安全かつ効率よく作業できます。

完成したデスクがこちら。

天板表面はメラミン化粧板なのでさらさらで無機質なイメージ。木目調の模様もあり種類が100種類以上とかなり豊富なので、部屋のインテリアに合わせて自分にピッタリの色が選べます。

スタンディング状態にしても安定感抜群。

まとめ

本記事ではダイシン工業のスマート昇降デスク」をレビューしました。

ダイシン工業スマート昇降デスクの特徴

  • 重厚感のある造りでデザインが渋い
  • 64.0cm〜128cmの幅広い範囲で高さ調整可能
  • Bluetoothでスマホアプリと連携し、高さ調整やスタンディング時間の計測が可能
  • 天板の種類が豊富で、コンセントやケーブル配線穴も搭載していて便利

しばらく使ってみて感じたメリットとデメリットはこちら。

メリットデメリット
バランスの良いデザイン
天板に配線通し穴やコンセントがあって便利
誤操作しにくい
スマホアプリと連携し昇降デスクの活用度UP
昇降時の動作音が大きめ
天板のコンセントの位置は検討の余地あり

こんな方におすすめのデスクだと感じました

  • せっかくのスタンディング機能をしっかり活用したい方
  • 重厚感のあるデザインが好きな方
  • 天板には機能性を求めたい
  • 無垢材よりもメラミン化粧板のほうがシンプルで好み

このダイシン工業のデスクを中心に僕の部屋のインテリアがちょっとずつ完成形に近づきつつあります。

僕の不注意と好奇心のせいでちょっとしたトラブルもありましたが、現在は昇降動作も全く問題なく快適に使っています。

天板と脚の色を同色で揃えたのは今回が初めてでしたが、想像以上にかっこよくなったので非常に満足して使っています!

この記事が少しでもスマート昇降デスク検討の際の参考になればうれしいです。

以上、はしかん(@hashikan3)がお伝えしました!

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