本記事ではハイレゾ対応オールインワン・アクティブスピーカー『AIRPULSE A80』をご紹介します。アンプとDAC内蔵で手軽にフルデジタル環境を構築でき、ウォールナット調の見た目も渋い満足度高めのデスクトップスピーカーです。
スピーカーってロマンですよね。
こんにちは。在宅勤務でも音にはこだわりたい”はしかん”と申します。
本記事でご紹介するのは、デスクトップで最上級クラスの音質を手軽に楽しめるアクティブスピーカー『AIRPULSE A80』です。
PC用デスクトップスピーカーとして見るとかなり高額な部類に入りますが、見た目のかっこよさと、そして何より手軽にハイファイサウンドを楽しめる簡単さが最高で、僕にとっては絶対に欠かせない存在になってしまったガジェットです。
初めて音を聴いたときは、3分間くらい鳥肌が治まりませんでした。
よかったポイント
- 高性能フルデジタルアンプとDAC内蔵で、買ってすぐにPCとUSB接続してハイレゾ環境が完成
- 手元で電源ONOFFからボリューム調整までできるリモコンが便利すぎ
- APT-X対応のQualcomm Bluetooth V5.0チップセットを採用し、ワイヤレスでも高音質
- ホーンロード・リボンツイーター搭載で透明感のある高音を堪能できる
- アルミニウム合金コーン採用のミッド・ウーファーでメリハリのある重低音を楽しめる
- 見た目が最高にカッコいい!
間違いなく2020年に買ったもの3本の指に入る満足度の高さです!
それでは写真多めでじっくりご紹介します。
気になるところまで読み飛ばす
- 極上のデスクトップ音質をシンプルな構成で楽しめる
- 見た目が渋い
- 幅14cm、奥行き24cmで、デスクの上に設置面積を要する
『AIRPULSE A80』 の概要
スペック
ツイーター | ホーン・ローディッド・リボン・ツイーター |
ミッド・ウーファー | 11.5cm アルミニウムコーン ミッド・ウーファー |
アンプシステム | Xmos プロセッサー搭載デジタルアンプ |
パワーアウトプット | L/R (Treble): 10W + 10W, L/R (Woofer): 40W + 40W |
周波数帯域 | 52Hz-40KHz |
信号ノイズ比 | L/R:≥90dB(A) |
入力モード | AUX、PC、USB、オプティカル、Bluetooth |
入力感度 | AUX:450±50mV PC:550±50mV USB:400±50mFFs オプティカル:400±50mFFs Bluetooth:450±50mFFs |
サブアウト | 最大1200mV(マスターボリュームの変動によって前後) |
入力ポート | AUX、PC、USB、オプティカル、Bluetooth |
サイズ(高さ X 幅 X 奥行き) | 25.5 cm x 14 cm x 24 cm |
重さ | 4.8kg(1台) |
同梱物 | スピーカー左右、リモコン、3.5mm RCAオーディオケーブル、RCAオーディオケーブル、スピーカー接続ケーブル、USB接続ケーブル、光ファイバー入力オーディオケーブル、電源ケーブル、デスクトップスタンド(ウレタン製)、ユーザーマニュアル |
右側のスピーカーにアンプやDACなどを内蔵しています。背面に豊富な入力端子を装備しており、様々な機器との接続が可能です。
セッティングは電源と左右のスピーカーを接続するケーブルをつなぐだけ!あとは自分が持っているデバイスを接続すればすぐに高音質で音楽が楽しめます。
外観
スピーカー本体は幅が14cm。
高音質スピーカーとしては小ぶりなサイズですが、デスクトップスピーカーとして見ると少し大きめです。
右側のスピーカーにアンプなどのシステムが組み込まれています。左側はパッシブスピーカーです。上部に楕円形のサウンドホールがあります。
奥行きは24cm。横から見ると奥行がそこそこあるのがわかります。
スピーカーは2Way。ミッド・ウーファーはアルミニウム合金製コーンを採用した11.5cmユニット。メリハリのある中低音を楽しめます。
ツイーターは高級スピーカーにも搭載されるリボン・ツイーター。艶のある高音を堪能できます。
背面のボリュームにはアルミ削り出しのスイッチが採用されており、非常に高級感のある仕上がり。RCA端子も金メッキされており美しいです。
この美しさを保ちたかったので、別売りのシリコーンカバーを装着しました。
サウンドホールは楕円形かつ滑らかな空気の流れを作るためにホーン型になっています。
細部にもとことん拘っているスピーカーですね。
このスピーカーの内部配線には高級オーディオケーブルメーカーとして有名な「トランスペアレント社」のケーブルが使用されています。
スピーカー底面には4か所にゴム足がついています。
続いて内容物を見ていきましょう。
- スピーカー左右
- リモコン(電池付属)
- 3.5mm RCAオーディオケーブル
- RCAオーディオケーブル
- スピーカー接続ケーブル
- USB接続ケーブル
- 光ファイバー入力オーディオケーブル
- 電源ケーブル
- 予備のゴム足2つ
- デスクトップスタンド(ウレタン製)
- ユーザーマニュアル
付属のRCAケーブルは金メッキ処理されています。
3.5mm RCAケーブルも同様です。
シルバーのシースルーになっているケーブルはUSBケーブルです。
電源ケーブルと結束バンドまでついています。
左右のスピーカーを接続するケーブルは5PINのDINコネクタが使用されています。
俗に言うMIDIケーブルですね。
長さはピッタリ3mあったので、スピーカーを離したレイアウトでも対応可能です。
付属のリモコン。これがかなり秀逸です。
電源ON OFFから音量調整、入力ソースの切り替えとほぼ全ての操作を手元でコントロールできちゃいます。
ボリュームコントロールに関しては、スピーカー背面のボリュームつまみは無限にクルクル回るデジタルつまみで、マスターボリュームではありません。
つまり、リモコンだけでボリューム最小から最大までコントロールできます。
リモコンが想像以上に便利で、一度セッティングが決まってしまえば、日常運用でスピーカー背面をいじることは全くありません。
リモコンの裏面はこんな感じでシンプルです。コイン電池も付属している親切さ。
マニュアルは英語と日本に対応。
ウレタン製のスピーカースタンドも付属しています。
上にスピーカーを乗せると良い感じの角度が付きます。
リボンツイーターの指向性が比較的強めなので、デスクに直接置く場合に非常に便利です。
Windows PCとの接続にはドライバーが必要
Macとの接続にはドライバーは不要ですが、Windowsと接続するには別途ドライバーのインストールが必要です。
ドライバー自体は「AIRPULSE Audio」のサポートページからダウンロード可能。
http://www.airpulseaudio.com/en/service
ただ、このzipファイルがWindows標準の解凍機能では解凍できなかったため、「7-Zip」を別途インストールして解凍しました。
無事解凍できたらスピーカーをUSBケーブルで接続する前にドライバーをインストール。
インストールできたら付属のUSBケーブルでPCとスピーカーを接続して接続完了です。
『AIRPULSE A80』 の特徴
空間を感じさせる透き通るような音質
ハイレゾ音質を存分に楽しみたいと思い、このスピーカーを導入する際に「Amazon Music HD」を前もって契約し、視聴用の好みの曲をいくつか選定。
しばらくは以前から愛用している『BOSE Companion 2 Series III』でじっくり聴いて、耳を慣らして準備していました。
『AIRPULSE A80』のセッティングが完了し、ついにその音を聴けるときがやってきました。
曲は「ZEDD & Jasmine Thompson – FUNNY」をチョイスし、初めての『AIRPULSE A80』の音出しの瞬間。
・・・・・おおおお!!!!ななななんじゃこりゃあ・・・。
(鳥肌立ちまくること約3分間)
シェイクダウン直後の硬めの音ですら、レビュアーとしていろんなイヤホンやスピーカーを聴いてきた僕の耳を十分満足させてくれるほどの音質でした。
透き通って囁きかけてくるようなボーカルの吐息。
空間を感じさせるコーラスとシンセの響き。
そしてメリハリの聴いたバスドラとベースのリズム。
これは聴き入ってしまう・・・。
続いてインストの楽曲。「ブライアン・カルバートソン – ドリーミング・オブ・ユー」を視聴。
・・・・・。いい・・・。
アコギの弦とフレットが当たるビビリ音。
そしてリバーブの聴いたピアノの響き。
・・・最高に心地良い・・・・。
音が心地良すぎて楽曲に全集中してしまうww・・・。これは逆に作業用BGMを流すスピーカーには向いていないのでは・・・。
ちなみに購入前に参考にさせてもらった動画がこの2つ。
こちらはA80とA100のサウンド比較動画。
そしてこちらはA80について詳しく解説してくれている動画です。
Bluetooth V5 に対応でスマホやタブレットも接続可能
リモコンで入力ソースをBluetoothに切り替えると、前回ペアリングしていたデバイスに自動的に接続されます。
Bluetoothが内蔵されている高音質スピーカーってあんまりないですよね。
普段はPCと接続してハイレゾ音源を楽しみつつ、PCを起動していないときはスマホからBluetooth経由でBGMを流す、といった使い方が手軽にできます。
高音質かつ、手軽に使えるというのがこの『AIRPULSE A80』の魅力の一つでもあります。
おすすめの使い方は音楽鑑賞だけど・・・
やはりハイレゾ音源をじっくりと楽しむのがこの『AIRPULSE A80』の本領を活かせる使い方だと思いますが、ほかにも光ケーブルでTVと接続したり、Bluetoothでタブレットと接続したりして動画や映画も楽しめるように作られているのも良さの一つなんですよね。
そこで、久しぶりに「鬼滅の刃」の神回である19話をこの『AIRPULSE A80』を使って視聴してみました。
・・・・・・。
炭治郎の絶体絶命の危機から走馬灯のように蘇る過去。
ここから神曲が始まるわけですが、エンディングまで終始、鳥肌と涙が止まりませんでした笑
いや~・・・。
家族の絆って素晴らしいですね・・・。
『AIRPULSE A80』に合うおすすめのスピーカースタンド
この『AIRPULSE A80』に合うスピーカースタンドをずっと探していたのですがなかなか理想のスタンドが見つからず、諦めかけたときに遂に見つけて購入したのがこれ。
『WOODWORKS 創造小屋 BIGOT&OLIVE』の卓上スピーカースタンド『B-W183-D230-PS t30』です。
サイズを細かく指定可能で、『AIRPULSE A80』の大きさにに合わせて造って頂きました。大きさは幅140mm 奥行き220mm 高さ200mm のサイズ。中に砂が入っているので1台が3kgとズッシリとした安定感があります。
(支柱部分の寸法は幅100mm 奥行き180mmです。)
カラーバリエーションは「ウォルナット1」をチョイス。色が合うか心配でしたが、ご覧の通りバッチリで大満足!
これは想像以上に良かった!
このスピーカースタンドのおかげでツィーターがちょうど耳の高さに位置するようになり、より『AIRPULSE A80』を堪能できるようになりました。
スピーカースタンド2台セットで税込み¥11,000円という良心的な価格も魅力!
『AIRPULSE A80』のメリット・デメリット
1か月ほど使ってみて感じたメリットとデメリットをまとめます。
メリット
- 一段上のレベルの音質を体感させてくれる高音質スピーカー
- シンプルな構成で様々な機器と接続可能なオールインワン・アクティブスピーカー
- 内部配線にトランスペアレント社製のケーブルを使用するなど、随所にモノづくりへのこだわりを感じるパッケージング
- リモコンが最高に使い勝手が良い
- シックな見た目も高ポイント
個人的には非常に満足度の高いスピーカーで、本当に買ってよかったです。
毎日向かうデスクにお気に入りのスピーカーが置いてあり、好きな曲を聴きながら作業する。
テレワークで在宅勤務されている方も少なくないと思いますが、どうせ同じ時間を過ごすなら、少しでも自分のお気に入りの空間で仕事をしたいですよね。
バックで流れるBGMも、自然にそこにあるような空気感のある音質で流せるようになりました。
デメリット
- 幅14cm、奥行き24cmで、デスクの上に設置面積を要する
普通のデスクトップスピーカーと比較すると、そこそこデカくて重たいので、設置場所を選ぶというデメリットはあります。
ただ、以前使っていたデスク幅110cmの机でもなんとか置けているので、もっと広い机を使っている方であれば、問題なく設置できると思います。
デメリットを絞り出そうとしましたが、これくらいしか出てきませんでした・・・。
まとめ『AIRPULSE A80』は手軽に1段上の音質を楽しみたい方に最適なオールインワン・アクティブスピーカー
『AIRPULSE A80』はシンプルな接続構成で手軽に高音質を楽しめるオールインワン・アクティブスピーカーです。
10Wのホーン・ローディッド・リボン・ツイーターと、40Wのアルミ合金製コーンを採用した2Wayスピーカーを、内蔵のクラスDアンプで駆動するため、別途アンプを用意する必要はありません。
さらにDACも内蔵しているので、PCと直接USB接続すれば手軽にフルデジタル環境が整います。
高音質ステレオの世界って、難しくて敷居が高いイメージがあったけど、『AIRPULSE A80』ならこれだけで手軽にシステムが組めるのが最高!
ひと目見た瞬間から運命を感じて手に入れた、僕にとってはかなり高額な部類のアイテムでしたが、iPad Pro と同じくらいの値段でこの先10年は高音質を楽しめると考えればめちゃくちゃコスパの良い買い物だったと思います。
10年使うとすれば年間8,500円程度のコストで超お手軽にハイファイサウンドの世界に足を踏み入れられますよ。
以上、はしかん(@hashikan3)がお伝えしました。
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