本記事ではデンマークの腕時計ブランド「Nordgreen(ノードグリーン)」のヴィーガンレザーベルトをレビューしています。ヴィーガンレザーは軽くて柔らかく、動物に優しい素材で最近注目を集めている素材です。
デンマークの時計メーカー「Nordgreen(ノードグリーン)」の「Pionner」をレビューしたのですが、その際に選んだベルトが「ヴィーガンレザーストラップ」。
色はネイビーで、白いウォッチフェイスとの組み合わせもなかなかいい感じで気に入っています。
「ヴィーガンレザーストラップ」の特徴は下記のとおりです。
- 見た目は完全にレザー
- 手触りは柔らかくてしなやか
- 水に強く気軽に使え、濡れてもシミにならない
- 本革のようにエイジング(経年による変化)は楽しめないので、「味」や「質感」は本革に軍配が上がる
軽くてしなやかななヴィーガンレザーは、本革のような手間暇掛けて育てる「味」みたいな要素はありませんが、「革の雰囲気」を手軽に味わいたい方にピッタリのベルトです。
本革のように神経質にならなくても良いのでお手軽です。
本記事はメーカーのNordgreen様にサンプル品をご提供頂き作成しています。
- 軽くて柔らかく、毎日の時計の着け外しが楽にできる
- 見た目は完全にレザー
- 本革のようなずっしりとした重みや質感はない
- サラサラしているので装着時に時計が回りやすい
ヴィーガンレザーってなに?
「ヴィーガンレザー」という言葉を初めて聞く方も多いと思うので、簡単に解説!
ヴィーガンレザーとは?
「レザー」と名の付く素材は大きく分けて3つ。
- レザー
- フェイクレザー
- ヴィーガンレザー
「レザー」は動物の本革を使った素材。
「フェイクレザー」は生地にポリウレタン樹脂を塗って表面を革っぽく加工した人工素材。
「ヴィーガンレザー」は「フェイクレザー」の一種ですが、非動物性かつリサイクル可能な素材や天然素材を使って作られたをものを指します。
それぞれメリット・デメリットがあり、本革は質感が高く「エイジング」と呼ばれる経年変化を楽しめますが、メンテナンスが大変というデメリットがあります。
それに比べ「フェイクレザー」は、本革に比べて柔らかく弾力があり、経年変化が少なくメンテナンスが楽というメリットがありますが、本革に比べてエイジングのような「味」がなく、プラスチックなので分解しにくく環境に良くないというデメリットがあります。
「ヴィーガンレザー」はそんな「フェイクレザー」の環境に対する問題点を克服するため、”持続可能性”という観点からリサイクル素材や天然の植物などを原料としたバイオベース素材を使用して作られたものです。
Nordgreen ヴィーガンレザーベルトの概要
Nordgreenのヴィーガンレザーベルトは、色が4種類、バックルの色が4種類、サイズが3種類あり、全部で36通りの組み合わせがあります。
僕が実際に使っているのはネイビーでバックルがシルバーのもの。サイズは「Pionner」に合う40mm/42mmです。
「めっちゃ軽くて柔らかい!」僕がヴィーガンレザーベルトを初めて使った第一印象がこれ。
そのため、時計を腕に着けたり外したりするのがとてもやりやすいです。
外観は、本革そのもの。見た目からは本革なのかヴィーガンレザーなのか全く見分けがつきません。
かなり寄ってじっくり見てみても限りなく本革っぽいです。表面の質感は本革と同等と言って良いでしょう。
「本革と違うな」と思ったのが裏側。
キメ細かいフェルトのような質感で、触った感じはとてもサラサラしています。
肌触りは良いのですが、「Pionner」のような重たい時計の場合、サラサラしている分滑りやすく、装着しているときにクルクル回りやすいというデメリットも感じました。
軽い薄型のウォッチフェイスと相性が良さそうです。
バックル部分はポリッシュ仕上げで、Nordgreenの文字が入っています。
クイックリリース式ベルトであっという間に交換可能
僕は革ベルトの時計が好きなんですが、汗をかきやすい夏場は金属製のベルトに変えて使っています。
革ベルトが痛むのいやなんですよね〜
ただ、ベルト交換って普通は専用の工具が必要だったり結構大変です。
Nordgreenの腕時計の良さの一つが、ベルトを簡単に交換して楽しめるところ。
Nordgreenのベルトは全てクイックリリース式を採用しているため、工具不要で1分もかからずに交換できてしまいます。
ヴィーガンレザーベルトも例外ではなく、簡単に脱着できちゃいます!
クイックリリースのノッチ部分もきれいにくり抜かれていて、操作しやすいです。
朝の慌ただしい時間でも、その日の気分に合わせてサクッと交換できるので、非常に便利です!
ベルトが変わるだけで時計の表情が180°変わるので、ベルトは2セット持っておくと季節やシーンに合わせて楽しめるのでおすすめです。
ヴィーガンレザーの耐水性とメンテナンス方法
しばらく「ヴィーガンレザーストラップ」を使ってみましたが、本革のレザーほど神経質になることはなさそうです。
本革ベルトだと、雨降ってるだけでかなり気を使いますからね〜…。
実際に「ヴィーガンレザーストラップ」に水をかけてテストしてみたところ、表側は水弾きが良かったんですが・・・。
裏側はこのように水を吸収します。
ただ、乾いたタオルで軽く押さえてあげるとあっという間に水分がタオルに吸収されて目立たなくなりました。その後、日陰の風通しの良い場所で乾かした後は、変なシミもなく完全に元通りになりました。
本革だとこんなに簡単に乾きませんし、乾いたとしてもシミになること間違いなしです。
このような特性から「ヴィーガンレザーストラップ」のメンテナンスとしては、汗を吸って汚れてしまったときは水で洗ってタオルで拭き取り、乾燥させることで清潔に保つことができそうです。
本革製品のように「栄養クリームを塗る」といったことは不要ですね。逆に塗ってしまうとおかしなことになりそう…。
まとめ
本記事では「Nordgreen(ノードグリーン)」の「ヴィーガンレザーストラップ」をレビューしました。
「ヴィーガンレザーストラップ」は非動物性かつ天然素材を使って作られた環境に優しいレザー調のベルトで、軽くしなやかで扱いやすく、水にも強くて手軽にレザーの雰囲気を楽しめるという特徴があります。
こんな方におすすめ
- 本革のメンテが面倒な方
- 動物性の本革が苦手な方
- Nordgreenの社会貢献の姿勢に共感できる方
環境問題に取り組むNordgreenの姿勢が垣間見える製品ですね。
以上、はしかん(@hashikan3)がお伝えしました。
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