本記事ではワイヤレスイヤホンなどを手掛けるガジェットブランド「TaoTronics」がお届けする扇風機『TT-TF009』をレビューしています。静かでサーキュレーターとしても使用でき、ブラックの本体がインテリアに映える1台です。
ガジェット好きの方なら一度は「TaoTronics」というブランドを聞いたことがあるのではないでしょうか。
主にはワイヤレスイヤホンやBluetoothスピーカーを手掛けるガジェットブランドですが、ここ最近、空気清浄機や加湿器を次々とリリースするなど家電にも力を入れています。
その「TaoTronics」から、今度は扇風機『TT-TF009』がリリースされましたので本記事でご紹介します。
『TT-TF009』は、ブラックでシンプルなデザインが特徴的なスタイリッシュな扇風機です。
ブラシレスモーターと7枚羽で38dBという静かさを実現し、10段階の風量調整が可能。さらに電動首振り機能は風を送る範囲を60°、90°、120°の3段階で切り替えできます。
ブラックの本体がシックなインテリアに合いますね。
『TT-TF009』の特徴はこちら。
- ブラックでシックなデザイン
- 9段階+ターボモードの計10段階のきめ細かい風量調整で最適な風を作れる
- 左右方向は電動で 60°90°120°の首振り角度調整が可能
- 上下方向は手動で 90°の角度まで調整できる
- 7枚羽とブラシレスモーターで 38dB という静かさを実現
真上を向くので、エアコンと組み合わせてサーキュレーターとしても使え、効率の良い空気の循環を生み出せます。
それでは写真多めでじっくりご紹介していきます!
本記事はメーカー様にサンプル品をご提供頂き作成しています。
気になるところまで読み飛ばす
TT-TF009 の概要
スペック
基本的なスペックはこちら。
タイマー | 8時間 |
風量調整 | 9段階とリズムモード・おやすみモード |
左右自動首振り | 60・90・120° |
上下首調整 | 90° |
風量運転音 | 38dB – 54dB |
本体サイズ | 40×40×125cm |
電源コードの長さ | 1.8m |
重量 | 5.4kg |
外観と付属品
まずは内容物をチェックします
- TT-TF009本体(ファンヘッド部、接続ポール、スタンドベース)
- リモコン
- スタンドベース固定用金具
- 電源アダプタ
- 組み立て用ドライバ
- クイックスタートガイド
- 保証カード
ファンのヘッド部を横から見るととても小さいことがわかります。
スタンドの部分はずっしりとした重みがあり、そう簡単には倒れることはなさそうです。
付属のリモコン。電池も付属しているのですぐに使うことができます。
ファンヘッド部は非常に薄くてコンパクトな印象。
昔の扇風機っていかにも「モーター入ってます!」と言わんばかりの大きさがありましたが、それを思うと驚異的なコンパクトさですね。
これで普通に電動首振り機能もあるからすごい!
スタンド部分もシンプルそのもの。
全体的に見てもとても薄いです!
真っ黒の扇風機は初めてですが、かなりかっこいいです。
操作はタッチ式。電源ONOFFや風量調整、首振りONOFFを操作できます。
タッチボタン上部のLEDインジケーターに現在の風量が1から9までの数字で表示されます。
9段階のキメ細かさで、1だととてもゆるーい風になります。
高さは約10cmの範囲で調整可能。ポール下側のロックネジを緩めて好きな高さで固定できます。
電源供給は取り外し可能なACアダプタで行います。
電源ケーブルを接続するポートはポールの真ん中に位置します。
接続するとこのような位置に。小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、ケーブルを引っ掛けないように少し注意が必要そうです。
大きさと重さ
高さは一番低い状態で実測値で110cm。一番高くした状態で120cmでした。
重さは実測値で5.4kg。
一般的な扇風機と比較すると、背が高めでスリムな印象を受けます。
組み立て方
組み立ては大きく分けて3ステップ。
組み立てにはドライバが必要なので、工具がいらない扇風機と比較すると少し面倒ですが、ドライバも付属しているので特に不自由は感じませんでした。
スタンドの裏側にポール固定用のプレートを合わせ、ポールを接続ボルトで固定します。
モーターが付いた上側のポールをくるくるとねじ込んで固定します。
これ以降は一般的な扇風機と同じです。
羽固定用のブレードナットと、後方ガードを固定するガードナットを外します。
外れました。
後方ガードをセットしてガードナットで固定します。
次に羽をセットしてブレードナットで固定します。ブレードナットは逆ネジになっているので反時計回りに回して締めます。
前方ガードは上側を最初に引っ掛けて下側をはめていきます。
ガード下側にあるネジをドライバで外します。
透明のプレートをセットして上からネジ止めします。
これで完成です!
特徴
ブラックでシックなデザイン
本体が全てブラックでシンプルなデザインなため、黒を基調としたインテリアや濃いめのウッドをベースとしたインテリアには非常に合います。
濃い紺色系の壁紙だったり、コンクリートの打ちっぱなしの壁とかにもすごく合いそう!
9段階+ターボモードの計10段階のきめ細かい風量調整で最適な風を作れる
“1”が最弱で数字が増えるごとに風量が強くなっていき、”9″まで調整可能です。
ただし”9″が最大ではなく、その上に”H”というターボモードがあります。
Hが普通の扇風機の強くらいの風量なので、めっちゃ暑いときなんかはいきなり”H”で涼むのが気持ちいいです!
付属のリモコンでも風量調整や首振りなどの操作が可能です。リモコンもブラックで統一されていて好印象。
左右方向は電動で60°/90°/120°の首振り角度調整が可能
面白いと思ったのがこの機能。
首振りの範囲を60°、90°、120°の3段階で調整できるため、狙ったところだけにまんべんなく風を送り届けることができます。
首振り角度を上から見るとこんな感じです。
首振りの範囲が広すぎると、もっと風に当たりたいのに「なかなか風が来ないな・・。」といったことが起こりがちですが、範囲を狭くすることでそういったことを防げます。
上下方向は手動で90°の角度まで調整できる
上下方向の角度調整は手動にはなりますが、普通の扇風機と違うところがこの「真上を向く」という点。
これにより、扇風機としてだけではなく、サーキュレーターとしても使用可能です。
扇風機とサーキュレーターを併用している方は、これ1台に集約可能ですね。
ただ、下向にはできないので、扇風機はある程度自分から離して置く必要があります。
7枚羽とブラシレスモーターで38dBという静かさを実現
実は我が家では、1年中扇風機が回っています。なぜかと言うと洗濯物を乾かすためです。
そのため我が家の『TT-TF009』はうちに届いてから洗濯物を干している間はずっと動き続けているのですが、非常に静か。
この静けさを実現しているのが7枚の羽とブラシレスモーターです。
もちろん、風量を上げると物理的に風切り音はしますが、最弱にするとほとんど音が聞こえなくなり、爽やかな風だけがそよそよと来る感じです。
寝るときにつけてても全く気になりませんでした。
ブラシレスモーターとは、通常のモーターにあるブラシ(回転しながら物理的に電極同士が触れ合う箇所)が存在しないため、長寿命でノイズや騒音が少なく、安定した速度制御が可能なモーターです。
ドローンの上位機種で使われているモーターもブラシレスモーターが殆どです。
また、9段階という細かい風量調整が可能なため、1だと非常に弱い風を出せます。
まとめ TT-TF009はサーキュレーターとしても使えるおしゃれ扇風機
本記事ではTaoTronicsの扇風機『TT-TF009』をレビューしました。
最初、イヤホンやスピーカーをメインに発売しているTaoTronicsが扇風機をリリースすると聞いて、「いったいどんな扇風機なんだろ?」と思っていました。
しかし、意外?と言っては失礼かもしれませんが、おしゃれかつ使い勝手も良くて、値段も9千円台とおしゃれ家電の中では安い部類に入ります。
こんな方におすすめ
- インテリアにこだわる一人暮らしの方
- サーキュレーターと扇風機どちらを買うか迷っている方
- 黒い扇風機をお探しの方
- とても弱い風を出したい方
黒一色のシンプルさと、全体的なバランスがシュッとしていてかっこいい、スタイリッシュな扇風機です!
以上、はしかん(@hashikan3)がお伝えしました。
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