本記事では、30,000mAhの大容量モバイルバッテリー「RAVPower RP-PB232」をレビューしています。大容量なのにコンパクトで気軽に持ち運べるのが特徴。TYPE-CポートとTYPE-Aポートを1つずつ搭載した使いやすいポート構成も魅力の一つです。
モバイルバッテリーを選ぶ際に迷うのが容量と大きさのバランス。容量が大きなものを選ぶと当然大きく重くなるのが世の常。
なるべく小さくて大容量のものがいいけど、20,000mAh以上の大容量になってくると結構大きく感じちゃいますよね。
しかし本記事でご紹介する『RAVPower RP-PB232』は、30,000mAhもの大容量と携帯性を両立させたモバイルバッテリーです。
【RAVPower RP-PB232】の特徴
- 30,000mAhの大容量にもかかわらず非常にコンパクトで持ち運びやすい
- 最大90Wもの高出力でノートパソコンにも余裕で充電可能
- 使いやすいTYPE-C、TYPE-Aの2ポート構成
- 値段もリーズナブル
MacBookやスイッチなど、バッテリー残量がすごく気になるデバイスを沢山お使いの方におすすめ!
それでは『RAVPower RP-PB232』を写真多めで詳しくレビューしていきます。
本記事はメーカーのRAVPower様よりサンプル品をご提供頂き作成しています。
気になるところまで読み飛ばす
RAVPower RP-PB232 の概要
スペック
バッテリー容量 | 30,000mAh(108.9Wh) |
TYPE-C 入力 | 5V 3A、9V 3A、12V 3A、15V 3A、20V 3A、(最大60W) |
TYPE-C 出力 | 5V 3A 、9V 3A、12V 3A、15V 3A、20V 4.5A、(最大90W) |
USB-A1 出力 | 5V 3A、9V 2A、12V 1.5A、(最大18W) |
2ポート同時最大出力 | PD 65W + iSmart 18W、合計83W |
サイズ | 幅15cm × 奥行き8.7cm × 厚み2.5cm |
重さ | 540g |
認証 | PSE |
カラー | ブラック、ホワイト |
保証期間 | 購入日から18ヶ月+12ヶ月(製品登録後) |
本体の色がブラックとホワイトから選べるのも嬉しいポイント!
30,000mAhの容量何回充電できるんだろ?
ということで充電ロスを30%と仮定した場合の充電可能回数を計算してみたのがこちら。
充電可能回数
デバイス | バッテリー容量 | 充電回数(充電ロス30%と仮定) |
---|---|---|
iPhone 12 mini | 2,227 mAh | 9.4回 |
iPhone 12 & iPhone 12 Pro | 2,775 mAh | 7.5回 |
iPhone 12 Pro Max | 3,687 mAh | 5.6回 |
iPad Pro 12.9インチ(M1チップ) | 11,048 mh※(40.88Ah) | 1.9回 |
iPad Pro 11インチ(M1チップ) | 7,743 mAh※(28.65Wh) | 2.7回 |
iPad Air 4 | 7,729 mAh※(28.6Wh) | 2.7回 |
MacBook Air(M1チップ) | 13,486mAh※(49.9Wh) | 1.5回 |
ニンテンドースイッチ | 4,310mAh | 4.8回 |
iPhone 12 には7回フル充電できて、ニンテンドースイッチには4回フル充電できてしまうほど大容量!めちゃくちゃ頼りになるやん!
RAVPower RP-PB232 の外観と付属品
RAVPowerのパッケージはホワイト基調に爽やかなブルーの差し色が特徴的です。
内容物はこちら。
- RP-PB232本体
- TYPE-C充電ケーブル 1本
- ユーザーズマニュアル
- 保証カード
今回レビューしたのはブラックモデル。他にもホワイトが選べます。
初めて見た第一印象は「30,000mAhの大容量なのにこんなにコンパクトなの?」というもの。
今まで20,000mAhを超える大容量モバイルバッテリーをいくつもレビューしてきましたが、2021年6月現在、僕が今まで見た中で「容量と大きさのバランス」がNo1なモバイルバッテリーです!
本体表面はつや消し処理されていてサラサラした肌触り。角は丸みを帯びていて持ったときに手に馴染みます。
カバンにそのまま放り込んでも他のガジェットを傷つける心配もなさそうなので気軽に持ち運べるのもいいです。
ポート構成はTYPE-CとTYPEーAを1ポートずつ搭載しています。よっぽど同時に充電しなければならないシチュエーションでない限り困ることはないでしょう。
側面にバッテリー残容量を4段階で示すLEDインジケーターと電源兼チェックボタンがあります。
本体の特徴としてはそれくらいで、取り扱いは非常にシンプルです。
付属のケーブルは90Wに対応しているため、容量の少ないモバイルバッテリーに付属しているケーブルよりも品質的にしっかりした印象を受けます。
ケーブルがしっかり90Wに対応しているもの嬉しいです!
大きさと重量
モバイルバッテリー本体の大きさは、実測値で幅15.2cm × 奥行き8.8cm × 厚み2.6cmでした。
重さは実測値で538g。500mlのペットボトルよりも少し重たいくらいの重さです。
手に持ってみるとさらにコンパクトさを感じることができます。
iPhone 12 Pro Max との大きさ比較。
高さはiPhoneよりもコンパクト。この大きさで30,000mAhの大容量ってすごい。
iPad Air 4との大きさ比較。
iPad なら 2.7回もフル充電できるほどのバッテリー容量を持っているにもかかわらずこのコンパクトさ。
MacBook Airとの大きさ比較。
電池持ちがハンパないM1チップ搭載のMacBook Airなら1.5回分の充電が可能。
MacBook本体のバッテリーと合わせると、果てしなく作業できそうです。
Nintendo Switchとの大きさ比較。
真上から見た面積はスイッチ本体よりもコンパクト。
4.8回もフル充電できるので、電源がない場所でも気兼ねなく遊びまくれます。
スイッチのキャリングケースと重ねてもかさばらないので、このままユックに放り込んで遊びに行けますね。
このように、大容量なのにコンパクトな大きさに留まっているのがこの『RAVPower RP-PB232』の最大の特徴と言えます。
ちなみに、今現在自宅にあった30,000mAhのモバイルバッテリーとの大きさを比較するとこのようになります。
一番右が本記事でご紹介している『RAVPower RP-PB232』。
一番左がAC100W出力のコンセント付きモバイルバッテリー『RAVPower RP-PB055』。
真ん中2つはソーラーチャージャーやワイヤレス充電機能を搭載した「Harbor」というこれも30,000mAhのモバイルバッテリー。
それぞれ、多機能ゆえに大きくなっている部分もあると思いますが、一番右の『RAVPower RP-PB232』がいかに小さいかがおわかりいただけると思います。
充電時の出力を計測
バッテリー本体への充電時は最大60W(約2.5時間)で急速充電可能
まずは『RAVPower RP-PB232』自身への充電出力を計測しました。
バッテリー本体への充電は59.2Wで行われており、スペック通り60Wに限りなく近い値を計測しました。
60Wでの充電の場合、たったの2.5時間で満充電にすることができます!
ただし、60Wの出力が出せる充電器が必要になりますので、もしまだ持っていない方はこの機会に一つ購入しておくことをおすすめします。
各デバイスへの充電出力を計測
これらのデバイスに充電し、出力を計測しました。
- iPhone と Android スマホ
- iPad
- WindowsPCとMacBook
- ニンテンドースイッチ
iPhone 12 Pro Max および Redmi Note 10 Proへの充電
バッテリー残容量が約40%の状態の「iPhone 12 Pro Max」への充電は、22.6Wの出力で急速充電可能でした。
Androidスマホ「Redmi Note 10 Pro」もバッテリー残量を約30%まで減らして充電出力を計測したところ、23.8Wで充電可能でした。
急速充電にもしっかり対応しています!
iPad Air 4 への充電
バッテリー残容量約50%のiPad Air 4への充電は23.7Wの出力を計測。バッテリー容量がスマホの倍以上あり充電に時間がかかるiPadでもこれなら短い時間で充電できますね。
WindowsPC(HUAWEI Matebook X Pro)とMacBook Air への充電
バッテリー残量40%のMacBook Air 充電時の出力は19.6V/2.32Aで、45.4Wの出力で充電できました。
MacBook Airへの最大充電出力は45Wなので、ほぼぴったりの値が出ました。
続いてWindows PCの「HUAWEI Matebook X Pro」への充電テスト。
こちらは約60%の状態までバッテリーを減らしてテストした結果、約54.4Wの出力で充電可能でした。
90W で充電できるWindowsマシンが手に入ったら追加でテストを行います!
この大きさで90W出るとか一昔前は全くなかったんですがね〜
スイッチへの充電
スイッチへの充電は14.7V/0.92Aで約13.5Wの出力でした。
スイッチだと、理論値で4回もフル充電できてしまうほどの容量をほこるモバイルバッテリーです。
スイッチ用としてもかなり使えそう!
RAVPower RP-PB2324 のメリット・デメリット
しばらく使ってみて感じたメリットとデメリットは下記のとおり。
ココがおすすめ
- 30,000mAhの大容量モバイルバッテリーの中では最小クラスの小ささ
- シンプルかつ角が立たないデザインで、持ち運びやすい
- モバイルバッテリーそのものへの充電は60W、出力も最大90WとハイスペックPCにも充電可能
- TYPE-CポートとTYPE-Aポート両方使える
- 付属のTYPE-Cケーブルがちゃんと高出力対応のケーブル
- 1万円を切る定価と、Amazonで頻繁に割引クーポン出ている
定価で1万円切っている買いやすい価格も魅力の一つ!
ココが惜しい!
- やっぱりキャリングケース欲しいよね・・・
その他は特にデメリットと感じる部分がない優秀なモバイルバッテリーだと感じました!
RAVPower RP-PB232 レビュー まとめ
『RAVPower RP-PB232』は、最大90Wの高出力をほこる30,000mAhの大容量モバイルバッテリーで、とてもコンパクトかつリーズナブルなのが特徴的な製品です。
スマホ、タブレット、ニンテンドースイッチはもちろん充電可能ですが、90Wの高出力に対応しているためMacBookやPD対応WindowsPCにも急速充電が可能なたのもしいモバイルバッテリーです。
これが1台家にあれば一通りなんでも充電できそうです!
また、外出先でのモバイルモニター用電源としてもかなり使えます。
PD対応モバイルモニターであればモニター経由でパソコンにも給電でき、作業が捗ること間違いなしです。
以上、はしかん(@hashikan3)がお伝えしました。
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