本記事ではロボット掃除機『neabot(ネアボット) NoMo Q11』をレビューしています。最大4,000Paの吸引力だけでなくモップによる水拭き機能を搭載したお掃除ロボットで、自動ゴミ収集ステーションとセットなため毎回ゴミを処理しなくて済むスグレモノです。
こんにちは。ロボット掃除機初体験の”はしかん”と申します。
本記事ではクラウドファンディグ「Makuake」で大成功を収めたロボット掃除機『neabot NoMo Q11』をご紹介します!
ロボット掃除機を使うのが初めての僕にとって色んな意味で驚きの連続で、しばらく使ってみて感じた特徴やメリット・デメリットをまとめてみたのでこれから購入を検討されている方にぜひ参考にしてもらえると嬉しいです。
気になる細部まで画像付きで解説してます。
ロボット掃除機が時短ツールだったってことにやっと気付きました!
neabot NoMo Q11の特徴
- 4,000paの強力な吸引力
- 水タンク&取り外し可能なモップ搭載で、水拭きありなし両方対応
- 自動ゴミ収集機能でメンテ回数も少なく済む
- アプリと連携して家のマップを自動生成
- 障害物を自動検知
- 掃除禁止区域を設定可能
実際に『neabot NoMo Q11』を使ってみて感じた素直な感想がこちら。
「まだ未完成な部分はあるけど、想像以上にちゃんと掃除してくれるしペットみたいでかわいいw」
あと、一番喜んでいるのが実はうちの妻。
「自分で掃除機掛けるのが細かいところだけでよくなってすごく楽になったし、ベッドの下を掃除してくれるのがホント最高!!」
と大絶賛でした!
ほぼ完璧と言いたいところでしたが、アプリが未完成だったりといくつか不満点もあったので忖度なくレビューしています。
そろそろゴミパック欲しかったので助かる!
そんな訳で本記事では『neabot NoMo Q11』を写真多めでレビューしていきます。
気になるところまで読み飛ばす
本記事はメーカーのneabot様よりサンプル品をご提供いただき作成しています。
- 障害物検知機能は結構すごい
- マップ生成やルートの見える化機能は掃除の状況がひと目で把握できて便利
- 「禁止エリア」の編集を立ち上げると設定済みエリアがズレる
- OAタップのケーブルは検知しない時がある
neabot(ネアボット) NoMo Q11 の概要
それでは『neabot NoMo Q11』の概要をチェックしていきましょう。
スペック
本体
ブランド | neabot |
モデル | NoMo Q11 |
色 | ホワイト |
大きさ | 350mm x 350mm x 87mm |
重量 | 3.3kg |
モーター | Nidecブラシレスモーター |
ダストボックス容量 | 250ml |
水タンク容量 | 300ml |
定格電圧 | 14.4V |
定格出力 | 47W |
バッテリー容量 | 5,200mAh |
吸引力 | 静音モード:650Pa 省エネモード:1,500Pa 通常モード:2,500Pa パワフルモード:4,000Pa |
ノイズ | ≦65db |
充電時間 | 約6時間 |
推奨作動温度 | 0〜40℃ |
保証期間 | 1年間 |
自動ゴミ収集ボックス
重量 | 4.6kg |
大きさ | 397mm x 275mm x 315mm |
紙パック容量 | 2.5L |
定格入力 | 100V-240V/50-60Hz |
定格出力 | 1,000W±10% |
障害物を検知するセンサーには、dToF方式のLiDARセンサーを搭載しより正確なマッピングを可能にしています。
本体の高さは8,7cmと低く、ソファーやベッドの下にもグイグイ入っていきます。また、最大2cmまでの段差を乗り越えることが可能で、敷居を乗り越えて隣の部屋も難なく掃除してくれます。
1戸建てで2Fや3Fがあるお宅の場合でも、マップを最大3枚まで記憶できロボットが自動的にマップを認識するため毎回選択しなおす必要がないという嬉しい機能も!
スペックだけでは読み取れない高機能が満載ですね。
外観と付属品
それでは実物をチェックしていきます。
内容物は大きく分けて3つ。
- 本体
- 自動ゴミ収集ボックス
- 付属品
順番に細かく見ていきましょう!
『neabot NoMo Q11』の外箱。この状態で届きました。
梱包は段ボールのみというシンプルさで、処分しやすくてGood。
ご対面!と思ったらもう一つ蓋が。この色キレイ。
この色がキレイな蓋の裏側はクイックスタートガイドになっていました。
蓋を取るとキレイに梱包された本体やゴミ収集ステーションが現れます。
おお〜!新しいタイプの家電はテンション上がります!
本体
まずは本体から見ていきます。
『neabot NoMo Q11』の本体。デザインも普通にカッコいいです!
iPhone 12 Pro にも搭載されているdToF方式のLiDARセンサーで前方の状況をスキャンして障害物を検知しながら、上手に障害物を避けたり、壁際ギリギリを攻めながら隅々まで掃除をしてくれます。
LiDARセンサーで検知しきれなかった障害物に対しては、黒い部分全体がダンパーになっていて接触した時点で検知します。
後ろ側には脱着可能なダストボックスと水タンクを搭載。
側面には排気口とスピーカーの音声出口があります。
本体上部には操作ボタンとLEDインジケーターを搭載しています。LEDインジケーターは青色に光りますが、設定で消すことも可能。
裏側はこのようなレイアウト。一般的なロボット掃除機と特に変わりはありません。
車輪の両脇に付いている小さな黒枠は落下防止センサー。底面に4箇所搭載されており、階段などの段差から落下することを防止します。
タイヤはしっかりとグリップしてくれるようなスパイク状になっています。
ブラシ部分。ここでしっかりとよごれや細かいホコリを掻き取ります。
メンテナンスもしやすくできており、プラシも工具不要で簡単に取り外し可能です。
続いてダストボックス。これは水拭き用の水タンクも兼ねています。
ストッパーをつまんで引くと簡単に取り外せます。
本体側。全体的に非常に造りがしっかりしていて、ハード面での不満は特にありませんでした。
続いてダストボックス。
左側にタンクの給水口があり、水拭きをするときはここから給水します。
ロボット内部のダストボックス。ここに一時的にゴミが溜まり、ステーションに戻ったときに自動的にゴミが吸い出されてステーション側に移ります。
フィルターは3段階に分かれていて、簡単に取り外してメンテナンス可能です。白いHEPAフィルターは最初からセットされているものと予備でもう1つ同梱されています。
メンテ用のブラシもセットされていて、装備は充実しています。
水拭きする場合は、タンクに水を入れ付属のモップをアダプターにセットすると、掃除が始まると同時に3つの穴を通じてモップに水が給水されます。
拭き取り面はこのようになります。
これを本体のダストボックスの下側にスライド點せながら差し込みます。
セット完了!
本体の構造は以上のようになります。
本体のLEDは青色に柔らかく光ります。この青い光が苦手な方はアプリの設定でOFFにすることも可能です。
自動ゴミ収集ボックス
自動ゴミ収集ボックスは、充電ステーションも兼ねています。
丸みを帯びたデザイン。壁にピッタリとくっつけて設置可能です。
背面には電源コネクターとスイッチがあります。
上側には黒い蓋があり、これを明けると中にダストボックスの収納スペースがあります。
底面には集塵管の中が見えるように窓が付いています。
電源ケーブルの接続ポートとメインスイッチ。
ロボット本体への充電用接点とゴミ収集用のダクト。
吸い出されたゴミはここにセットされたダストパックの中に集まっていきます。
ダストパックはこのようにセット。
専用のダストパックには蓋が閉まるような機構が備わっています。いちいちガムテープで塞いだりしなくて済むので潔癖の方には嬉しいポイントかもしれません。
ロボット本体を自動ゴミ収集ステーションにセットした状態。全体的に丸みを帯びたデザインなので、柔らかい雰囲気のインテリアに合いそうです。
交換用ゴミパックは楽天で発売開始されています。
付属品
続いて付属品を見ていきます。
本体と自動ゴミ収集ボックス以外に下記が付いてきます。
- サイドブラシ 2本
- ダストパック 2つ
- HEPAフィルター 2つ(本体に1つ搭載済み)
- モップクロス 2つ
- モップアダプター 1つ
- クリーニングブラシ 1つ(ダストボックスに装着済み)
- 電源ケーブル
- 取り扱い説明書
付属の電源ケーブル。私のはサンプル品なのでアース付きですが一般販売のものは通常のコンセントになるとのこと。
取り扱い説明書は日本語対応。
重さと大きさ
ロボット本体の大きさは 幅350mm x 奥行き350mm x 高さ87mm。
つまり、35cmより幅の広い場所であれば通過可能。同様に高さが8.7cmなので、それよりも高さがある場所であればソファーやベッドの下にもグングン入って掃除をしてくれます。
ステーションの大きさは 幅397mm x 奥行き275mm x 高さ315mm。
ステーションにロボット本体をセットした状態だと壁面から約50cmほど出ますので、予め設置場所を検討しておく必要があります。
また、説明書によるとステーションの横には約50cm、前方には1.2mほどのスペースを開ける必要があります。
主な機能
マップを自動生成し掃除の軌跡を把握可能
『neabot NoMo Q11』はスマホアプリ「Neabot」を使って管理が可能です。
Neabot
Neabot Tech Co Limited無料posted withアプリーチ
初めて掃除をするときは、まず部屋の中を不規則に動き回ってマップを自動生成します。
マップができていくのをスマホアプリでリアルタイムに見れて感動!
マップの生成が終わったらそこから掃除が始まります。
通常の掃除の動きとしては壁の外周をぐるっと一周したあとに内側の塗りつぶすように掃除をしていきます。
掃除中もリアルタイムに手元のスマホアプリに状況が表示され、ロボットが通ったルートや現在位置が確認可能。
これによりもし障害物などで掃除がしきれていない場所があった場合でもしっかりと把握することが可能です。
「掃除禁止エリア」を設定すれば、好きな場所だけ掃除することが可能
床がすべてフローリングのお宅だったり、障害物が全くないお宅であれば全領域をロボットに任せられますが、実際にはタタミの和室があったり長いコンセントケーブルが床を這っていたり、毛の長いラグが置いてあったりと環境はさまざま。
僕の自宅もめくれやすいカーペットが置いてあったり、モップを掛けてほしくない和室があったりするので、下記のような「禁止エリア」を設定して運用しています。
これがかなり便利!掃除してほしくないところを自由に設定可能です!
「禁止エリア」の設定は簡単。エリアを追加してタップして広さと位置を調整して保存するだけ。
これで禁止エリアを避けて掃除してくれるようになります。
僕の家もカーペットの上に妻と息子氏が使う電源ケーブルが放置されているのですが、ここを掃除したときにコンセントのケーブルに引っかかってしまったことが1度あったので、このカーペットの上は禁止区域に設定しました。
また、タタミの上は水拭きしたくないので、ここも禁止エリアにして運用しています。
電源コードを巻き込むと危険なので、このような場所は「禁止エリア」に設定するのがおすすめ。
吸引力や水拭きの水量を調整可能
スマホアプリから空気の吸引力とモップの水分量をそれぞれ4段階で設定可能です。
我が家では、吸引力は『neabot NoMo Q11』の特徴の一つである「最大4,000Paの吸引力」の恩恵を最大限受けようと常に最大に設定していますが、約30㎡のエリアを掃除し終わった時点でバッテリー残量は70%も残っていました。
高出力の割にはバッテリー切れの心配はそうそうなさそうです。
また、水拭きの水分量まで調整できるので、しっかり拭き掃除したいときは多めにして、カラッと仕上げたいときは少なめにしてあげると尚良いです。
掃除の履歴や消耗品の管理もすべて見える化
掃除の履歴や消耗品の使用状況がきちんとログとして記録されていきます。そのため「掃除のし忘れ」を防止できます。
掃除記録にはその時通った軌跡も記録されているので、通ったルートを見ながら掃除しきれていない場所があればテーブルや椅子をはじめとした障害物などの配置を少し変えてロボットが通る場所を確保してあげるなど、徐々に各家庭にあった状態にチューニングするのに役立ちます。
1台のお掃除ロボットを家族で共有管理可能
これも結構便利だなと思った機能の一つ。
1台の『neabot NoMo Q11』を家族と共有できる機能です。
たとえば僕と妻がそれぞれアカウントを作っておき、QRコードで共有すると1台のロボットを複数人で管理することができます。マップや掃除の記録を共有できるので、家の誰でもアプリから掃除をスタートすることができます。
ちなみに、一つのアカウントを複数人で共有してみたところ、排他処理がかかって片方がログインするともう片方は自動的にログアウトされました。これは不便なので素直にちゃんとアカウントを取得して共有しましょう。
使ってみて感じた特徴
『お掃除ロボット最高!』
ロボット掃除機を初めて使ったので他の機種との比較はできないのですが、率直な感想がこれ。
ロボット掃除機最高!
最高な点は主に3つ!
- 時短になる
- 想像以上に隅々までちゃんと掃除してくれる
- メンテが楽!
「時短になる」については、掃除機を自分でかけなくていいということがこれほどまでに楽ちんだとは思いもしませんでした。
今までは毎日掃除機掛けていましたが、時間の累積を考えるとすごい時間になりそう…。
掃除中に他のことできちゃいます。
今まで全くロボット掃除機というものに興味がなかった私でしたが、一度このラクラクさを体験してしまうともう元には戻れなくなってしまいます。
そして「想像以上に隅々までちゃんと掃除してくれる」については、『neabot NoMo Q11』の優れたセンシング技術で壁面スレスレを攻めてくれるところが素晴らしいと感じました。
ちゃんと壁に沿って掃除してくれるのは見ていて気持ちいいですw
「メンテが楽!」については、掃除のたびにゴミ収集をする必要がない点。
ロボット掃除機に吸い込んだゴミは自動的にゴミステーションの紙パックに収集されます。
そのためゴミの量にもよりますが月に1度程度のゴミパック交換で済みます。
ちゃんとロボットが吸い取ったゴミをステーション側が収集している!
2段階でゴミ収集するの面白い!
マップ生成や障害物回避機能は高性能だけど完璧ではない
初めて『neabot NoMo Q11』を使って掃除をするとき部屋をスキャンする動きをするんですが、その様子がリアルタイムでアプリで見れます。
マップが生成されていく様子は見ていて楽しい!
正直な話、「ロボット掃除機使うの初だけど、こんなに進化しているんだな〜」と関心しました。
それと同時に「まだ未完成だな〜」と感じる点もいくつかありました。
そのうちの一つが「障害物検知」です。
ある程度高さのあるもの(スリッパなど)であればほぼ100%検知して自動的に回避してくれるんですが、電源ケーブルなどのあまり高さがないものに関しては検知できずにケーブルに引っかかることがありました。
電源ケーブルを巻き込むとショートする危険性もあるので、事前に片付けておくか禁止区域として設定しておく必要があります。
万が一巻き込んでしまい、ロボットが苦しんでいるときは本体上部の電源ボタンをポチッと1度押すとその場でストップします。
水拭き機能は思ったより便利
『neabot NoMo Q11』は特に何もしなければ普通にゴミを吸い取るだけのロボット掃除機ですが、モップを取り付ければ水拭きもできるスグレモノに大変身。
水拭きの準備はタンクに水を入れモップを取り付けるだけ。
掃除が始まると自動的に取り付けたモップに給水が始まり、ゴミを吸い取ると同時に水拭きで仕上げてくれます。
水拭き掃除後の床。
美しいです。
自分で掃除機掛けなくてもこの状態にしてくれるの、本当にラク!きれいな床を歩くのは気持ちが良いです!
あと、ベッドの下も水拭きできるのは気分がスッキリしていいですね!
水拭き完了後はモップを取り外して余った水を捨てます。モップは洗って何度でも使えるので経済的。
今後のロボット掃除機は「水拭き機能」の有無も選択肢の一つになってきそうです。
アプリの完成度がいまいち 今後のアップデートに期待!
アプリについてはまだまだ未完成という感じで、改善すべき点が結構ありました。
2021年7月1日現在のアプリの状態(バージョン0.40.18)で、僕が感じた不満点を記しておきます。
今後のアップデートで改善されていくとは思いますが、開発陣の方に参考にしていただければ嬉しいです。
アプリを使っていて感じた違和感と不具合
- ログイン画面の「ログイン」ボタンが「登録」と表示されていて迷ったので、「ログイン」に直してほしい
- 禁止エリア編集画面へ入るボタンが分かりづらい
- 禁止エリア編集画面に入った直後の登録済み禁止エリアがズレて表示される ←これが一番の不満というか不具合
- エリア分割が直線でしか分割できないため、L字で分割できるようにしてほしい
- 「決定」ボタンが「決定す」になっているなど、日本語がおかしいところが多々あるので直してほしい
ボタン位置がわかりにくいとか、日本語が変なのはまだ慣れればOKなんですが、「禁止エリア」編集画面の不具合は早急に直してほしいところ。
不具合が直ればこちらに追記していきます。
まとめ neabot NoMo Q11は究極の時短ツールだった
本記事では『neabot NoMo Q11』をレビューしました。
『neabot NoMo Q11』は最大4,000Paの吸引力だけでなくモップによる水拭き機能を搭載したお掃除ロボットです。
ロボット掃除機としては最高クラス(4,000Pa)の吸引力でしっかりとホコリやゴミを吸い取ったあとに水拭きまでしてくれるので、いつもきれいな状態の床を手間を掛けずに維持できます。
家中の床を水拭きするのって、想像しただけで面倒…。
それがボタン一つで『neabot NoMo Q11』が肩代わりしてくれます!
ベッドの下までしっかりと水拭きしてくれる間に人間は別のことができます!
お掃除ロボットが「時短ツール」だったことにようやく気付きました。
neabot NoMo Q11の特徴
- ロボット掃除機としては最高クラスの最大4,000paの強力な吸引力
- 水タンク&取り外し可能なモップ搭載で、水拭きありなし両方対応
- 自動ゴミ収集機能で毎回ゴミを取り出す必要なし!
- アプリと連携して家のマップが自動生成され、掃除のルートや履歴を管理可能
- 障害物を自動検知して隅々まで掃除してくれる
- 掃除禁止エリアを設定でき、掃除してほしいところだけを掃除可能
床のコードを検知できるようになってアプリが良くなれば完璧に近づきますね!
今後のアップデートが非常に楽しみです!
この記事が少しでも検討の際の参考になればうれしいです。
以上、はしかん(@hashikan3)がお伝えしました。
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