本記事ではモップの自動洗浄・乾燥機能付きロボット掃除機『Narwal Freo(ナーワル フレオ)』をレビューしています。ホコリや髪の毛が目立ちがちなフローリングですが、毎日ピカピカの状態を楽に維持できるスグレモノです。
ここ最近、ChatGPTなどのAIの進化が凄まじいですが、「ロボット掃除機の進化もすげぇ…!」と今回レビューする『Narwal Freo(ナーワル フレオ)』をしばらく使ってみて感じました。
タイトル通り、モップがけの機能を搭載しているロボット掃除機なんですが、そのモップがけ機能が半端じゃないんです。
付属の洗剤と水を入れたタンクをベースステーションにセットしておくだけで、あとは全自動でモップ掃除、モップ洗浄、モップ乾燥までできてしまうスグレモノなんですよね。
「モップがけ」と聞くと、「どうせ中途半端なんでしょ」とか「生乾きしそう」とか色々想像しがちなんですが、ぜひそんな潔癖性の方にも使ってみてほしい機種ですよこれは。
『Narwal Freo(ナーワル フレオ)』を実際に使ってみて感じたのがこちら。
- 床掃除を自分でしなくてもよいという開放感がすごい
- 動作音が静かで作業中でもあまり気にならない
- 外観も所作も高級感がすごい
- ゴミステーションの機能はないため、ロボットのゴミ捨ては手動
ゴミ捨てだけ手動ですが、ダストボックスの取り出しがかなり簡単にできるようになっているので、慣れれば問題ないですし、これなら水拭きがすべておまかせでできてしまうので、ズボラな僕でも家をきれいに保てています。
ロボット掃除機もここまで進化したのかと感動です。
それではそんな『Narwal Freo(ナーワル フレオ)』を写真多めでじっくりレビューしていきます!
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本記事はNarwal様よりサンプル品を提供いただき作成しています。
『Narwal Freo(ナーワル フレオ)』の概要
メーカーのNarwalとは?
「Narwal」というメーカー名を初めて聞いたという方も多いのではないでしょうか。
僕も「Narwal」の製品を使うのは初めてでした。
「Narwal」は2016年に創立されたメーカーで、ロボット掃除機を専門的に研究開発、製造、販売しているテック企業です。
創立当初から世界中の家庭の床をきれいにしたいという思いから研究開発に取り組み、2019年に業界初となるモップ自動洗浄機能付きロボット掃除機「J1」をリリースし、海外のクラウドファンディングKickstarterで約1.6億円もの支援金額を集めた実績を持ちます。
Narwalは北アメリカを中心に事業を拡大しており、北アメリカのマーケットでは4位となっているほど。そしてオーストラリアや韓国にも進出をはじめ、ついに日本市場にも本格進出をとげました。
そんなNarwalがリリースするロボット掃除機は、TIME誌が選ぶ「2020年のベスト発明」にランクインしたり、アメリカエジソン賞で金メダルを獲得しています。また、世界中で400以上の特許を申請・取得済みです。
今回レビューする『Narwal Freo』も2022年度の「European Product Dsign Award」を受賞しています。
スペック
商品名 | Narwal Freo |
型番 | YJCC012 |
実売価格 | 約15万円 |
清掃機能 | 吸引、モップがけ、モップ自動洗浄・乾燥 |
機器構成 | ロボット本体、ベースステーション(モップ自動洗浄機能) |
最大吸引力 | 3,000Pa(自動/手動調整可能) |
水拭き水量調整 | 3段階 |
水拭き圧力調整 | 3段階 フローリング:7N タイル;12N 石の床:7N |
騒音レベル | 吸引:53dB-63dB 水拭き:48dB 掃除&水拭き同時:57dB |
最大稼働時間 | 180分 |
バッテリー容量 | 5200mAh |
アプリ | iOS、Android |
マップ機能 | あり |
センサー | LDSレーダー、赤外線障害物センサー |
製品サイズ | ロボット掃除機本体:W350mm x D350mm x H106mm ベースステーション:W415mm x D370mm x H435mm |
製品重量 | 本体 4.5kg ベースステーション 8.75kg |
付属品 | サイドブラシ、電源ケーブル、モップ x 2、専用洗剤、スポンジフィルター x 2 |
保証期間 | 1年 |
Narwal Freo はどこで購入できる?
2023年4月現在、Narwal公式、Amazon、楽天の3箇所で購入可能です。
機能と特徴
モップの洗浄と乾燥が自動!掃除後のモップ洗濯の煩わしさから開放される!
この手の製品は定期的にモップを取り外して洗って乾燥させる必要がありました。
しかもしばらく放置していると生乾きのイヤ〜な匂いが…。
しかしこの『Narwal Freo』なら、掃除のあとにモップの自動洗浄〜乾燥までの全自動でやってくれます!
定期的に水を入れ替えるだけで、あとは本当に全自動なのでめちゃくちゃ楽。
ほのかに香る専用のレモン&バジルの洗剤も清潔感が増していて良いです。
床の汚れ具合を検知して2度拭きも自動判断
ベースステーションに搭載されている「DirtSense」がモップ洗浄後の汚水の汚れ具合をキャッチして、2度拭きが必要かを自動判断。
いちいち人が2度目の掃除を指示しなくても自動でピカピカになるまで掃除をしてくれます。
仕上がりをいちいちチェックする必要がないので、掃除の仕上がりに不満があった方には嬉しい機能ですね。
自動でリフトアップするモップ
モップがけが不要な場所では、モップが自動的にリフトアップします。
つまり、ゴミ吸引だけの掃除も可能ですし、カーペットやマットの上はモップが自動的にリフトアップされて水浸しになる心配もありません。
また、掃除完了後も自動的にリフトアップされてモップを引きずることなくスマートにベースステーションに戻って来ます。
このスムーズな動きにもとても高級感を感じます。
テールスイングと三角形モップによる拭き残し防止機能
ロボット掃除機本体の全幅よりもモップの幅が小さいため、壁際をまっすぐ進むだけだと微妙に端に拭き残しができてしまいます。
しかし、『Narwal Freo』は少し進んではモップを壁際までスイングさせる動きを繰り返しながら進むため、壁際までしっか拭いてくれて、拭き残しがありません。
ちょっと進んではお尻をフリフリして頑張って掃除をする姿はなんだかかわいいです笑
また、横に2つ並んだモップは、真円ではなく少しおにぎり型になっています。
これにより、左右のモップの間にスジが入りにくくなっています。よく考えられていますよね。
ベースステーションのタッチパネルで掃除をスタートできる
ロボット掃除ににはめずらしく、ベースステーションに小さなタッチパネル付きディスプレイが搭載されており、掃除のスタートや設定変更が可能です。
もちろん、スマホの専用アプリもあるのですが、アプリを起動して掃除をスタートさせる方法よりも直感的に操作できるので、スマホが苦手なご年配の方でも簡単に操作可能ですし、家族の方にも気軽に「掃除スタートさせといて!」と頼むことができます。
また、アナウンスの音量設定や消耗品の状態管理など、ある程度の設定変更も可能です。
吸引力をコントロールして部屋ごとに静けさ重視や清掃能力重視モードに設定可能
アプリで部屋ごとに吸引力の強さや水拭きの水量を調整できます。
また、掃除のみや水拭きのみの設定も自由自在です。
吸引力を弱めると非常に静かに掃除ができるようになるので、深夜に掃除する場合でも気を使わずに済みます。
しっかり掃除をしたい部屋の場合は吸引力を強にすればOK。
部屋の状態に応じて自分好みのカスタマイズが可能です。
LDSレーザーセンサーや赤外線センサーで間取りをしっかり学習
ロボット本体上部に搭載されているLDSレーザーセンサーは、車の無人運転にも使われるような360度感知可能な距離センサー。
これにより部屋の間取りを記憶し、アプリ上に表示可能になります。
また、ロボット本体側面の赤外線センサーで、掃除中の障害物を検知し、家具などに衝突することを防止できます。
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ロボット掃除機本体とベースステーションをチェック
付属品と外観
まずは付属品をチェック。このセットがあれば全自動の拭き掃除を開始することができます。
- ロボット掃除機 本体
- ベースステーション(給水タンクと排水タンク内蔵)
- サイドブラシ 2本
- 専用洗剤 1本
- 給水タンク用スポンジフィルター 2つ
- 電源ケーブル 1本
- クイックスタートガイド
ロボット掃除機本体を見ていきます。
この『Narwal Freo(ナーワル フレオ)』を初めて手にしたときに感じたことは、非常に高級感と重厚感があるということ。
思わず「うぉ。すごい高級感!」と声が出てしまったほど。
本体上部は艶のある若干クリアーがかった質感で、フロントバンパーは艶消しのソフトな質感になっています。
ロボット掃除機本体のダストボックスのゴミは定期的に手動で捨てる必要がありますが、非常に簡単です。
フロントカバーを上に跳ね上げるだけでダストボックスにアクセスできます。
指でつまんで持ち上げるだけ。
このような感じで簡単に取り出せます。
中のゴミを捨てる際は、青いレバーを押すと下に開きます。メンテもしやすそうです。
フィルター部分もカバーを外せばこのように取り出せます。
掃除用のブラシもちゃんと本体に内蔵してくれてます。これはありがたい。
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『Narwal Freo(ナーワル フレオ)』には主に2つのセンサーが搭載されています。ひとつが本体上部のLDSレーザーセンサー。もう一つがサイドにある赤外線センサーです。これで部屋の間取りや障害物を検知しながら掃除をしてくれます。
左右に搭載されたモップが特徴的なロボット掃除機本体の裏側。
吸込口のブラシ部分は分解できます。
これなら潔癖症の奥様でも安心です。
モップ部分は目の細かいマジックテーブになっていて、このように交換可能です。
消耗品としても別売されているので、定期的に交換することできれいな状態をキープできます。
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続いてベースステーション。
ベースステーション本体上部にはタッチパネル式のディスプレイが搭載されており、ここで掃除を開始したりある程度の設定を行うことができます。
上部のパネルを持ち上げると、中にはモップ洗浄用の給水タンクと排水タンクが内蔵されています。
定期的にきれいな水を補給したりモップ洗浄後の排水を捨てる必要がありますが、この作業も非常に簡単です。
給水タンクの奥に洗剤をセットするスペースがあります。
ロボット掃除機本体の格納部分。ここにモップ洗浄機能の秘密があります。
ちなみにこのモップ洗浄部分はトレイのような形状をしていて、ここも簡単に取り外し可能です。
トレイはモップ洗浄部分の透明なトレイと、水を受けるトレイに分離します。マグネットで簡単に脱着可能です。
ここまで分解できるので、思う存分メンテできます。本当に潔癖症の奥様でも納得のメンテナンス性の高さです。
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初期セットアップ
初期セットアップの流れはこちら。
- 開封する
- ロボット掃除機本体にサイドブラシをセットする
- ベースステーションに洗剤をセットする
- 給水タンクに水を入れる
- 電源をつなぐ
- アプリをインストールする
- 掃除機をペアリングしてWiFiに接続する
- 初回の掃除で間取りをマッピングして完了!
この状態で配送されてきます。大人であれば余裕で持てるくらいの重さです。
開梱していきます。
最初にロボット掃除機がお目見え。すごい高級感!
その下にベースステーションが入っています。
ベースステーションも美しいです。
まずはロボット掃除機のサイドブラシをセットします。左右で色が別れていて、LRの表示もあるのでわかりやすいです。
ペースステーションに洗剤をセットします。キャップ部分の保護シールは剥がしましょう。
洗剤をセットする部分は給水タンクを外したところにあります。
このくぼみにキャップ部分を下にして入れ、洗剤容器を横方向に押し込むとカチャッとセットできます。ちなみに、洗剤がちゃんとセットされていないとアプリに「洗剤がセットされていません」と通知が飛んできます。
取り外した給水タンクに水を入れてこれもベースステーションにセットします。
ベースステーションに電源コードを接続し、コンセントにつなぎます。
ベースステーションにロボット掃除機本体もセットします。すこし段差があるので、しっかり奥まで押し込みましょう。
ロボット掃除機本体がセットされると効果音が鳴って充電が開始されたことがわかります。
本体のディスプレイにセットアップ手順が表示されるので、タッチパネルで操作して初期設定を行います。
アクティベーション用のQRコードが表示されるので、スマホを使ってアクセスします。
アクセスすると、4桁のアクティベーションコードとアプリダウンロード用のリンクが表示されますので、アクティベーションコードをメモし、アプリをインストールします。
国と言語を選択します。
メールアドレスを入力し、届いた認証コードを入力してアカウントを作成します。
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アプリにサインインできたら、ロボット掃除機を追加します。
ロボットタイプは「 Narwal Freo」を選択します。
メッセージに従ってBluetoothを有効にします。
続いてベースステーションをWiFiに接続します。
WiFiは2.4GHz帯のみに対応しています。スマホのWiFiが5GHz帯であれば、予め2.4GHz帯に切り替えておきましょう。
パスワード入力欄にWiFiのパスワードを入力します。
正常に接続できればアプリのセットアップは完了です。
アプリから初回の掃除を開始し、間取りのマップを作成しましょう。
これですべてのセットアップが完了です。
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実際に使ってみて感じたメリット・デメリット
メリット
自分でモップがけをしなくてもよいという開放感がすごい
筆者が今住んでいる家は、東京の1Kの間取り。
床はフローリングなので、ボタン一つでモップがけまでしてくれてくれるのは時短になって非常にありがたいです。
ただ、1Kだとその能力を持て余しますね…。あっという間に掃除が完了します。
もっと広い間取りの家だと、本領を発揮しますね。この『Narwal Freo(ナーワル フレオ)』は。掃除の手間がかなり省けて費用対効果が高まると思いました。
広いフローリングの家こそ最大の恩恵を受けられます!
動作音が静かで作業中でもあまり気にならない
筆者はロボット掃除機はこの『Narwal Freo(ナーワル フレオ)』を含めて2種類使ったことがあります。
もう一台の方は吸引力がそこそこ強いのと、ベースステーションにゴミが溜まる仕組みになっていて、ステーションに戻ったときに結構大きめの音が出るんですよね。
それと比較すると、『Narwal Freo(ナーワル フレオ)』は非常に静かに感じます。
吸引で掃除しているときもそうですが、ステーションでモップを洗う動作のときも、シャワシャワと音がしますが気になるほどの音量ではありません。
また、余計な排気がしないので、掃除できていない部分のホコリが舞う心配もありません
高級感があり、見た目も動作も品を感じる
「高級感がすごい!!」
この『Narwal Freo(ナーワル フレオ)』を初めて手に取ったときの第一印象はこれです。
また、移動する際も直線的に動くのではなく、なめらかに目的の場所まで移動していきます。
モップがけ後の自動洗浄の動作なんかも静かに動作しますし、一つ一つの所作が非常に上品なんですよね。
この感覚は今まで使ったロボット掃除機にはありませんでした。
デメリット
吸引後のゴミ捨ては手動 定期的にメンテは必要
ベースステーションはモップの洗浄と乾燥のみの機能となっているため、ロボット本体に吸い込んだゴミは定期的に捨てる必要があります。
捨てる際にはロボット掃除機本体をベースステーションから引っ張り出さなければなりませんが、モップ掛けをした直後はモップの自動洗浄が始まるので、ついつい捨てるのを忘れがちになってしまいます。
そのため、1週間に1度程度、掃除前にロボットを引っ張り出してゴミを捨てる習慣を付けるのが良いです。
あとは排水を時々捨てるのと、新しい水の補給だけでしっかり毎日床をピカピカにしてくれます。
床にあるケーブルを引っ掛けやすい
電源ケーブルなどのケーブル類は、掃除の際は少し注意したほうが良いです。
僕の自宅もフローリングの上に電源ケーブルを伸ばしている箇所があり、そこで一度ケーブルをモップ部分に引っかかってしまった事がありました。
ケーブルが巻き込まれる感じではなく、モップ部分に引っかかる感じです。
構造上、一度引っかかると自力では外れそうにないので、ケーブルがある場所はアプリで掃除禁止区域に設定するなどの配慮が必要です。
まとめ
本記事では強力なモップ掛け機能を搭載した『Narwal Freo(ナーワル フレオ)』をレビューしました。
僕の家はフローリングなんですが、ちょっとでも掃除を怠るとどうしてもホコリや髪の毛が目立ってしまいます。
しかしこれを使い始めてからは掃除したいときにスマホからボタン一発で掃除を始められますし、その間もこうしてブログ記事を書くなんてことも可能です。
ロボット掃除機をまだ使っていない方にとってはこの「時短になる」という点が非常にメリットになりますし、使った事がある方にとっても「モップ掛けから洗浄・乾燥まで全自動」という楽さをぜひ味わってみて欲しいです。
メリット | デメリット |
---|---|
広いフローリングの家でこそより効果を発揮する全自動モップ掛け機能搭載 動作音が静かで作業中でもあまり気にならない 高級感があり見た目も動作も品を感じる | 電源ケーブルなどがあるとモップに引っかかりやすい 電ベースステーションに接近しすぎる時がある |
こんな方におすすめ
- 高性能なロボット掃除機が欲しい
- 床面積の広いフローリングの家に住んでいる
- 毎日のモップがけに時間を取られている
- 全自動モップがけ&洗浄・乾燥機能があるのはすごい
- 動作音が静か
- 高級感があり、動作にも品を感じる
- 電源ケーブルなどのケーブル類がある場所だと、モップ部分にひっかかりやすい
- 掃除中、ベースステーションに引っかかりやすい
以上、はしかん(@hashikan3)がお伝えしました。
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