本記事では、MacBook 用 USB TYPE-Cハブ「CHOETECH HUB-M24」をレビューしています。MacBook AirやMacBook Proにドッキングさせるタイプで、手軽に有線LANやHDMI、SDカードなど7種類のインターフェースに拡張できるスグレモノです。
こんにちは。毎日TeamsでWeb会議しているはしかん(@hashikan3)です。
Web会議ってだいぶ一般的になってきていますが、リアル会議に比べると操作の習熟度やネットワーク環境に影響を受けやすいですよね。
ネットワークが不安定だと、音声が途切れて「すいません30秒間くらい止まってたんでもう1度良いですか?!」と何度も聞き返したり、「不安定なんで映像止めますね…。」と音声だけの通話になりがちです。
特に、超重要な会議なのにネットワークの不具合で止まってしまうと目も当てられない状況に・・・。
想像しただけでも恐ろしいです・・
インターネット回線そのものの速度も大事ですが、WiFiが混雑している環境では、有線LANで接続することも対策の一つとなります。
今回ご紹介する『CHOETECH HUB-M24』は、MacBook AirやProで有線LANが使えるようになるTYPE-Cハブです。
『CHOETECH HUB-M24』の特徴はこちら。
- MacBook Air と MacBook Pro で使える
- MacBookの本体にドッキングさせるタイプ
- HDMI、TYPE-C、USB3.0 x2、SDカード、MicroSDカード、有線LANの7つのインターフェースを利用可能に
- 色がMacBookのスペースグレイとほとんど同じで違和感なし
- 薄型軽量設計で持ち運びも楽
有線LANだけでなく、マウスのレシーバーや外部ディスプレイへのHDMIケーブルなどを接続できるようになり、MacBookがより便利に使えるようになります!
それでは『CHOETECH HUB-M24』を写真多めで詳しくレビューしていきます。
本記事はメーカー様よりサンプル品をご提供頂き作成しています。
気になるところまで読み飛ばす
CHOETECH HUB-M24 のスペック
メーカーの「CHOETECH(チョエテック)」は2013年に設立された、モバイルバッテリーやUSB充電器・ワイヤレス充電器などを手掛けるガジェットメーカーです。
先日レビューした100W出力可能なモバイルバッテリーもCHOETECH製品。これから楽しみなブランドです。
仕様
メーカー | CHOETECH |
型番 | HUB-M24 |
対応MacBook | MacBook Pro 2020/2019/2018/2017/2016、MacBook Air 2020/2019/2018 |
インターフェース | HDMI x 1、USB3.0 x 2、USB-C x 1、SD x 1、Micro SD x 1、RJ45 x 1 合計7つ |
解像度 | HDMI:4K@30Hz(最大) USB-C Thunderbolt3:5K@60Hz(最大) |
転送速度 | USB-C:40Gbps(最大) USB 3.0:5Gbps(最大) SD / Micro SD:5Gbps(最大) |
USB-C PDインプット | 100W(最大) |
RJ45ネットワークトランスミッション | 1000Mbps(最大) |
サイズ | 幅11.48cm x 1.2厚み x 奥行き3 cm |
重さ | 44g(実測値) |
保証期間 | 18ヶ月 |
特徴的なのはHDMIやUSB TYPE-A、SDカード以外にも有線LANポートを備えていること。
LANポートはもちろんギガビット対応!
TYPE-Cハブは、TYPE-Cポートが2つしかないMacBookには必需品と言っても過言ではありませんが、中でも有線LANを使いたい方には嬉しい仕様です。
M1 MacBook Airでも利用OKです!
CHOETECH HUB-M24 の外観と付属品
製品自体が小さいこともあり、とてもコンパクトなパッケージです。
内容物はこちら。
- HUB-M24 本体
- 取り扱い説明書
- ワランティーカード
本体を見ていきます。本体上面に「CHOETECH(チョエテック)」のブランドロゴがプリントされています。
シルバーの部分はアルミ製で、LANポートの黒い部分は樹脂製です。手に持った第一印象は「軽っ!」でした。
色はMacBookのスペースグレイとほぼ一緒です。
本体側面のポートは左から USB TYPE-C、HDMI、USB3.0が2ポートとなっています。
一番左の小さな穴はLEDインジケーターです。電源ONで白色に光ります。
MacBookに接続したときに奥側に位置するLANポート。未使用時は折りたたまれています。
使用するときはポートを広げてLANケーブルを接続します。
LANケーブルを接続するとこのようになります。
LANケーブルが後ろに流せるのでスッキリ接続できます!
反対の手前側にはカメラの写真や動画データを読み込む際に便利なSDカードとMicroSDカードスロットがあります。
MicroSDカードを接続した状態。全く出っ張らないので、接続しっぱなしでも運用できます。
取り出す際は爪の先で押すと出てきます。
SDカードは先端部分のみ刺さる感じ。
MacBookのTYPE-Cポートは2つとも消費します。
底面には製品型番や認証マークがプリントされています。
大きさと重量
2020年にリリースされた M1 MacBook Airに接続した状態。
モニターを閉じた状態だとすこし後ろ側に飛び出しますが、高さは閉じた状態のディスプレイ背面とツライチに。
モニターを開くと奥行きはちょうど良い感じの位置になります。
僕のMacBook Airはスペースグレイですが、色味はほとんど同じですね。
ディスプレイを開いた状態だと高さに段差ができます。
LANケーブルを自然に後ろに流せる位置にRJ45ポートがあるのは嬉しいポイント。
本体はとても軽く、実測値で44gでした。
持ち運びもラクラクです!
しばらく使ってみた感想
本体接続型はスマートに使える
MacBook本体にザクッと接続するだけなので、ケーブル方式のTYPE-Cハブのようにダラ~ンとなることがなく、いろんなケーブルやデバイスを接続してもスマートに使えます。
MacBookを持ち出すときは、ケーブル類は接続したままTYPE-Cハブを外すだけ。帰って来たときの接続もラクラクです。
有線LANは爆速だった 超重要なWEB会議にも安心
無線LAN環境に不安があるときは有線LANが安心です。
本業の仕事がら、お客様先の電波調査をするときがあるんですが、オフィス密集地帯とかだとあらゆる方向から外来波と呼ばれる外部のWiFi電波が無数に飛んできます。
つい先日も無線LANが不安定なので調べてほしいという依頼があり調べたところ、案の定外来波が無数に入っていて、電波環境としては良くない状況だったことがありました。
Zoomを使ったオンラインセミナーを主催するときや、リモート授業を行う先生など、大勢の人を対象としたオンラインミーティングの開催には、万全を期すために有線LANを使うのは環境によっては有効な手段となります。
MacBook Airを自宅のWiFiに接続した場合と、『CHOETECH HUB-M24』で有線LAN接続した場合とでインターネットのスピードテストを行いました。
結果がこちら。
なんと有線LANがWiFi利用時の2倍以上のスピード!しかもDOWNLOAD時の速度がほぼ一定で安定していました。
いくらWiFiが早くなってきているとはいえ、アクセスポイントからの距離や間にある障害物によってかなり左右されます。
時と場合によって有線LANと使い分けるのが賢い使い方ですね。
家で久しぶりに有線LAN使ったけど、大容量ファイルのダウンロードなんかは有線LANの方が断然有利!
SDカードからの書き出し速度は約93MB/s
MicroSDカードを使ってファイル転送速度を計測してみました。
テストは3.8GBの動画ファイルをMicroSDカードから読み込んだ時と、書き込んだ時の所要時間を計測しました。
比較に使ったTYPE-Cハブは『Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C』で、MicroSDは『SanDisk 64GB Extreme microSDXC』を使用しました。
3.8GBのファイル読み書き時間計測結果 | MicroSDへの書き込み時間 | MicroSDからの読み出し時間 |
---|---|---|
CHOETECH HUB-M24 | 59.3秒 | 41.8秒 |
Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C | 60.3秒 | 41.8秒 |
3.8GBのデータを41.8秒で読み込み出来ました。
読み込み速度は約 93MByte/sec という結果になりました。
十分速いので、動画データの読み出しなんかにも快適に使えます!
M1 MacBookでは一度に1つの外部モニターしか使えない
2020年に発売されたM1チップ搭載のMacBook Airで、TYPE-CポートとHDMIポートを同時に使ってトリプルモニターにできるか試してみましたがダメでした。
また、クラムシェルモード(MacBookの画面を閉じて外部モニターや外付けのキーボードで使うモード)にしたときに外部モニターを2枚使えないかも試してみましたが、こちらもダメでした。
M1 MacBookで外部モニターを2枚使えたら最高!とちょっと期待していたのですが、現実は甘くなかったです。
同時に1つの外部モニターであれば、HDMIの場合は最大で4K@30Hz、USB-C Thunderbolt3の場合は最大5K@60Hzで出力可能です。
CHOETECH HUB-24 のメリット・デメリット
しばらく使ってみて感じたメリットとデメリットは下記のとおり。
ココがおすすめ
- 接続するだけで7つのインターフェースを使用可能に
- 有線LANで安定した通信が可能に
- 本体にドッキングさせるタイプでスッキリ使える
- 色がMacBookのスペースグレイとほとんど同じで違和感なし
- 薄型軽量設計で持ち運びも楽
TYPE-CしかないMacBookには心強いアイテムです!
ココが惜しい!
- LEDインジケーターが小さすぎで、光っているかわかりにくい
正直あまり残念ポイントはなかったです。
CHOETECH HUB-24 レビュー まとめ
『CHOETECH HUB-M24』は、MacBook本体にドッキングさせるタイプのTYPE-Cハブで、有線LANポートやHDMI、USB TYPE-Aポート、SDカードやMicro SDカードスロットを搭載し、MacBookのインターフェースを拡張できます。
有線LANポートを搭載したドッキングタイプのTYPE-Cハブをお探しの方におすすめです!
有線LANケーブルを久しぶりに使いましたが、WiFiに比べると速度も応答速度も速いので、有線LANポートが近くにある環境であればWiFiではなくて有線LANを使う方がメリットが大きいと感じました。
特に、大容量ファイルを頻繁にダウンロードする場合はかなりの時短になります。
当然といえば当然ですが、WiFiに慣れすぎて有線LANという選択肢が頭から消えていました。慣れって怖い。
以上、はしかん(@hashikan3)がお伝えしました。
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