本記事では15.6インチのFHD光沢液晶モバイルモニター『Geoyeao EVP-301』をレビューしています。付属品がとても充実しているにもかかわらず値段が非常に安く、内蔵スピーカーの音量が比較的大きめなのが特徴なモバイルディスプレイです。
モバイルモニターって場所を取らないし好きな場所に持ち運べるので非常に便利なんですよね。
とくに最近ではリモートワークで家にいる時間が長くなっていることもあり、自分の机やリビングなど、自宅の中でも好きな場所に移動してダブルモニターで仕事ができるので非常に重宝しています。
スイッチとつないでゲームにも使えるので、家族にも非常に好評です
そんな便利なモバイルモニターなんですが、一つだけデメリットがあります。
それは通常の据え置き型モニターと比較すると値段が高いということ。
据え置き型モニターだと23インチでも最安値で1万円前後で販売されていますが、モバイルモニターだと15インチクラスでも2万円近くします。
しかし今回ご紹介する『Geoyeao EVP-301』は標準価格で1万6千円を切る価格で販売されている格安モバイルモニターです。
- 15.6インチのFHDグレア(光沢)IPS液晶パネル採用モバイルディスプレイ
- 値段が安いうえに頻繁に割引クーポンが発行されている
- スピーカーがサイドについており、大音量にも対応している
- 入力系統はmini-HDMIとTYPE-Cに対応
- 付属品が充実している
ベゼルが比較的太いので、デザインにこだわる方やコンパクトさを求める方にはあまりおすすめできませんが、ひとまずモバイルモニターを使ってみたい方や、コスパの高いモバイルモニターをお探しの方にはピッタリの商品となっています。
今回はそんな『Geoyeao EVP-301』をレビューしていきます。
本記事はサンプル品をご提供頂き作成しています。
気になるところまで読み飛ばす
Geoyeao EVP-301 の概要
スペック
『Geoyeao EVP-301』のスペックはこちら。
ディスプレイサイズ | 15.6インチ型ワイド |
パネル種類 | IPS |
表面仕様 | グレア(光沢) |
解像度 | FHD (1,920 x 1,080) |
リフレッシュレート(最大) | 60Hz |
最大輝度 | 300 cd/m² |
コントラスト比 | 1000:1 |
応答速度 | 5ms |
映像入力 | USB Type-C、mini HDMI |
その他ポート | 電源用TYPE-Cポート、3.5mmイヤホンジャック、OTGポート |
スピーカー | 1W x 2 |
本体サイズ(スタンドあり) | 高さ:238mm 幅:378mm 厚み:10.3mm |
本体重量 | 833g(本体のみ):1247g(カバー込み) |
モバイルディスプレイとしてはごくごく一般的な仕様です。
選ぶ基準として、
- 15.6インチFHD画質であること
- 光沢液晶であること
- 映像入力がTYPE-Cとmini HDMIが使えること
- スピーカーを搭載していること
- なにより、安いこと
これに合致する場合は、購入する候補として挙げてよい製品です。
HDMIとTYPE-Cに対応しているのでPCやスイッチ、PlayStationなどのゲーム機にも接続でき、オールマイティーに使えます。
外観と付属品
中身をチェックしていきます。
内容物一覧はこちら。
- 「EVC-301」本体
- カバースタンド
- TYPE-C – TYPE-C ケーブル 1本
- TYPE-A – TYPE-Cケーブル 1本
- mini HDMI – HDMI ケーブル 1本
- OTG 変換アダプタ 1本
- 電源アダプタ
- マニュアル
- 保証書
とても充実した付属品で、電源アダプタとOTGアダプタも付いているので追加で買わないといけないモノは一つもないですね。
マニュアルは一応日本語対応です。
スタンド機能付きカバーが最初から装着されています。
カバーを開くと本体が現れます。
カバーには3本の溝があります。
溝に合わせてディスプレイの角度を3段階まで調整可能です。一番立てた状態がこれ。
2段階目。
こちらが一番寝かせた状態の3段階目。
カバーを外して本体だけにするとこのようになります。
液晶パネルは光沢のあるグレアタイプです。
背面はヘアラインが入ったブラック仕上げ。75mmのVESAマウントに対応しています。
細いペンをスタンドとして使うことができる穴も開いています。
裏面の金属パネルのエッジ部分はきれいに面取り処理されていて美しい仕上がり。
パネル面には初めから液晶保護フィルムが貼られているので、傷に気を遣う方はこのまま使えるのも良いですね。
もちろん剥がして使うのもOK。
メニューボタンはディスプレイ正面の左下に搭載されています。操作性は悪くないです。
本体右側面にはスピーカー穴のみ。
このスピーカーはモバイルディスプレイの中では比較的大きな音が出ます。
左側面に入力端子が集まっています。
裏面に入力端子の説明書き。
左スピーカー。よくある裏側にスピーカーが搭載されている形式ではなく側面スピーカーなので、音の広がりを感じやすい設計です。
光沢パネルなので、美しい映像を楽しめますが反射しやすいです。
スタンドは折りたためるタイプではないので、十分な設置面積が必要です。
背面から見るとこのようになります。
カバーはねじで固定するタイプ。
持ち運ぶ際にこのでっぱりが気になる方は注意が必要です。
価格から考えるとかなり頑張った品質です。
大きさと重さ
本体の厚みは約1cm。
重さはカバー込みで約1.2kg。
本体のみだと833gでした。
Geoyeao EVP-301 の特徴
色域は一般レベル 仕事もゲームも普通にこなせる
ディスプレイの色域を計測してみた結果、sRGBカバー率は66%でした。
写真現像や映像クリエイターの方など、色に関してシビアな環境では厳しいかもしれませんが、標準的な性能を持っているといえます。
ゲームの色合いも特に違和感を感じることはなく普通にプレイ可能です。
付属品が充実している
主にケーブル類なんですが、使うのに必要なものは最初から全て入っています。
一般的なモバイルモニターと比べて、電源アダプターとOTGアダプタが追加で入っているので、箱を開けたらすぐに様々な機器と接続して使うことができます。
電源アダプタは5V-4Aで最大20Wの出力。反対側はTYPE-Cになっています。
付属の電源アダプターとTYPE-Cケーブルですぐにスイッチとも接続して遊ぶことができます。
こちらがOTGアダプタ。これを使えばディスプレイにマウスやキーボードを接続できます。
大音量を出せる
スピーカーのドライバー径が大きいのか、他のモバイルディスプレイと比較するとかなり大きな音量を出せます。
ただし、最大音量まで上げると音が割れやすいので、10段階中7くらいまでで抑えて使うのがおすすめです。
なんといっても安い!
標準価格が1万6千円を切っており、さらに割引クーポンが使えるタイミングであれば、もっと安く購入することが可能です。
モバイルモニターの平均価格はひと昔前は2万円前後だったので、価格競争も激しくなってきていますね。
デメリット
ベゼルが太め
これは慣れてしまうと気にならないかもしれませんが、ディスプレイの淵の部分であるいわゆる「ベゼル」が若干太めです。
今時の「ベゼルレス」と比較するとちょっと古めかしい印象。
ベゼルが太いと物理的にサイズが大きくなってしまうというデメリットもあるので、コンパクトさを求める方には向いていないかもしれません。
Geoyeao EVP-301 のレビューまとめ
本記事では『Geoyeao EVP-301』をレビューしました。
『Geoyeao EVP-301』は15.6インチIPS液晶パネル(グレア)を採用し、値段を抑えつつ付属品を充実させた激安モバイルモニターです。
入力系統もTYPE-Cとmini HDMIを備えているためPCやゲーム機など、様々な機器での使用が可能なうえ、内蔵スピーカーだけで大きな音量が出せるので動画視聴にも十分使える一品に仕上がっています。
メリット | デメリット |
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なんといっても安い! 付属品が非常に充実していて箱を開けたらすぐに使える 大音量を出せるスピーカー | ベゼルが太い |
- とにかく安いモバイルディスプレイを探している
- 大音量が出せるモニターが良い
- 追加で電源アダプタなどの付属品を買わなくてもよいものをお探しの方
- ディスプレイそのもののデザインにはあまりこだわらない方
モバイルモニターにあまりお金をかけたくない方や、仕事用として会社に置きっぱなしにしてもよい商品をお探しの方などにはこのお手頃感が非常に魅力的な一品です。
以上、はしかん(@hashikan3)がお伝えしました。
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