iPhoneにピタッとくっつく、MagSafe対応の超コンパクトかつ爆速のThunderbolt 4対応外付けSSDが出ました。
容量は1TB、2TB、4TBの3種類から選べますが、今回、4TB版をご提供いただいたのでレビューしていきます。
iPhoneでLog撮影をする方や、とにかく速くて大容量の外付けSSDが気になっている方は必見です!

ちなみに、M1 MacBook Airで46GBの動画ファイルをSSDにコピーしてみたところ、58秒で書き込み完了しました!

46GBのファイルが1分かからずにコピーできるとは…。爆速すぎる…。
CORSAIR EX400U 4TB の特徴
- 縦横64mm、厚さ12mm、重さ49gのコンパクトボディー
- MagSafe対応でiPhoneにピッタリと装着できる
- 46GBのファイルを1分かからず書き込めるストレスフリーな速度

本記事はメーカーのCORSAIR様よりサンプル品をご提供いただき作成しています。
CORSAIR EX400U の外観と基本性能

CORSAIRはPCを自作する方にとってはおなじみのメーカーなのではないでしょうか。
PCケースやCPUクーラー、ファンや電源ユニットといったPC自作のためのパーツや、ゲーミングデバイスを数多く販売しています。

EX400Uの主なスペックは以下のとおりです。
スペック
メーカー | CORSAIR |
型番 | EX400U |
容量 | 1TB、2TB、4TB |
インターフェース | USB Type-C x1 |
サポートされているUSBモード | USB4 (40Gb) USB 3.2 Gen2 2×2 (20Gb) USB 3.2 Gen2 (10Gb) USB 3.0 および 2.0に後方互換 * 最大性能を発揮するには USB4 以上の接続が必要です。 |
Thunderbolt対応 | Thunderbolt 4以上 |
コントローラー | Phison PS2251-21 |
パフォーマンス | 最大 4,000MB/sのシーケンシャル読み取り 最大 3,600MB/sのシーケンシャル書き込み |
メモリ管理とストレージの最適化 | SMART / TRIM / ガベージコレクション / バッドクロック管理 |
macOS 13以降、Windows 10以降、iOS / iPadOS 13 以降 | |
ソフトウェア | Corsair SSD Toolbox |
MTBF | 1,400,000時間 |
動作温度 | 0°C ~+70°C |
耐衝撃性 | 1500G |
本体サイズ(実測値) | 奥行き:64.3mm 幅:64mm 厚み:12mm |
本体重量(実測値) | 約48.9g |
保証期間 | 3年 |
価格 | 実売価格で6万円〜7万円 |
付属品と外観

外観は非常に小さく、MagSafeのリングよりも少し大きい、約6cm四方の四角い形状をしています。

厚みは12mmで重さは約48.9g。例えて言うならポケットティッシュ5個分の重さです。

内容物はこちら。

- SSD本体
- USB Type-C to Type-C ケーブル 1本
- セーフティーカード
色はMacで言うところの「スペースグレー」にかなり近く、マットな質感もとても似ていてMacBookの上に載せたら一体化しそうな感じ。

ブラックチタニウムのiPhoneに装着するとこんな感じ。良い感じにマッチしています。

付属のケーブルは40Gbpsの速度に対応したUSB Type-Cケーブルとなっていて、「CORSAIR EX400U」のポテンシャルをしっかり引き出す高性能ケーブルです。


実際に使ってみた感想
iPhoneによるLog撮影には必須アイテム

Log撮影とは、動画撮影フォーマットの1つなのですが、撮影後に色編集をしやすくするために、あえてコントラストをかなり低くした状態で撮影することを言います。

動画編集をする方なら、一度は「カラーグレーディング」という言葉を聞いたことがあるのではないかと思いますが、この「カラーグレーディング」を行うためには必須の撮影方法と言えます。

iPhoneでも「Apple ProRes」というLog撮影モードがあるのですが、これで撮影するとめちゃくちゃファイルサイズが大きくなるんですよね。理由はよりたくさんの情報を記録しておくことで、編集する際の柔軟性を高めるため。
また、Apple ProResフォーマットで4K/60fpsや4K/120fpsを撮影しようとすると、外部ストレージが必ず必要となります。つまり、iPhoneの内部ストレージだけだと、4K/30fpsまでしか撮影できないんですよね。

エモい映像には必ずスローモーションのBロールが大量に使われていますが、あれをiPhoneでやろうとすると、必ず外付けSSDが必要になるわけです。
「CORSAIR EX400U」をiPhoneに接続することで、Apple ProResフォーマットでの4K/60fps以上での撮影がちゃんと開放されました。

素晴らしい。
一度使うと戻れないThunderbolt 4によるストレスフリーの書き込み性能
動画編集すると一つのライブラリファイルが20GBとか30GBとか、画質を良くするごとにどんどん大きくなっていきます。そのため我々は編集用PCの内部ストレージの容量を確保するために日々データを移動させることに心血を注ぐわけです。
そんなとき、ファイルの移動速度が遅いとそれだけで時間を無駄にしてしまいますし、ストレスも溜まります。
安心してください。「CORSAIR EX400U」、めちゃくちゃ爆速です。
アクセスの速さを計測するソフトで実測した結果がこちら。
書き込みが2321.2MB/s、読み込みが2544.7MB/sという結果に。これ、どのくらいの速さかと言うと、46GBの動画ファイルをSSDに書き込むのに、58秒で書き込み完了するくらいの速さです。

ちなみに、M1 MacBook Airの内部ストレージでのテスト結果がこちら。読み込みは負けているものの、書き込みは内部ストレージよりも速いという結果になりました…。

内部ストレージだと初速は速いのですが、徐々にスピードが落ちていき結果「CORSAIR EX400U」の方が速いという結果になりましたが、内部ストレージと遜色ないスピードでファイルの移動ができると思ってもらえるとそのスピードの速さが分かっていただけるかと思います。
MagSafe対応の思わぬ恩恵
MagSafe対応なので、iPhoneに取り付けできるのはあたりまえなのですが、マグネットでつくモノにはどこにでも装着可能。
私はPS5をデスクの脚のすぐ横に置いているのですが、PS5に接続した「CORSAIR EX400U」をデスクの脚にくっつけることで、ブラーンとSSDが垂れ下がることを防止できます。

他にも、自作PCのケースにくっつけることもできるため、Windows デスクトップPCで使う際もSSDをスッキリ収納できるんですよね。
これは思わぬ恩恵でした。
ちなみに、PS5にもちゃんと認識されていたのでPS5でも使用可能です。

少しお高めのSSDだけど、スピードに関するストレスは激減します!
私もいくつか外付けSSDやHDDを使っていて、一昔前のSSDでも十分速いと思って使っていました。
しかし実際は、「CORSAIR EX400U」の1/8程度の速度しか出ていませんでした笑
それもあって、今回「CORSAIR EX400U」を使い始めて、「今まで自分が十分速いと思っていたのはなんだったのか?」ともう後戻りできない体になってしまいました。
いや〜。Thunderbolt 4 SSD、最高です。
こんな方におすすめ
- iPhoneのLog撮影でスローモーションを撮影したい方
- スピード重視で外付けSSDを選びたい方
- 外付けSSDが垂れ下がるのを防ぎたい方
ちなみに付属のケーブルが少し長めなので、iPhoneで使うときはThunderbolt 4対応の薄くて短いケーブルがあるのでそれを使うもの良いです。ちなみに私が購入したのがこれ。


iPhoneでの撮影時もスッキリしますしスピードも付属のケーブルと同等の速度がでました。

「CORSAIR EX400U」、少しお値段がお高めですがスピード重視の方はぜひ一度使ってみてはいかがでしょうか。
以上、はしかん(@hashikan3)がお伝えしました。

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