本記事ではLofreeのロープロファイルメカニカルキーボード『Lofree FLOW』をレビューしています。一度打つとクセになるほど心地よすぎる打鍵感と打鍵音が特徴で、このままずっとタイピングし続けていたいと思ってしまうような製品です。ワイヤレスでも有線でも使用できます。
僕は外部キーボード派で、ここ2年くらいはずっとHHKBのJIS配列を愛用してきました。
個人的にはUS配列は慣れていないので使いたくないのですが、ここにきてUS配列でも良いから使いたい!と思うキーボードに出会ってしまいました…。
それがこの記事でレビューする『Lofree FLOW』です。
使い続けたいと思う理由は、打鍵音と打鍵感が最高すぎるからです。
まずは実際の打鍵音をお聞きください。
いかがでしょうか。個人的には想像の3倍気持ちよくて本当に驚きました…。
打った感触としては、横方向のブレが全く感じられないのと、適度な跳ね返りで非常に打ち心地がめちゃくちゃ良いです。これがロープロファイル&ガスケットマウントの恩恵か…。
これはついつい記事執筆が捗ってしまう…。
Lofree FLOW の特徴
- ずっとタイピングし続けていたくなるほど心地よい打鍵感と打鍵音
- Mac、Windows、iOS、Android対応
- ワイヤレス、有線接続両方に対応
- キースイッチを自由に交換可能でメンテナンス性が高い
- 高品質のPBTキーキャップ採用でキーが消耗しにくい
- バックライトとサイドのイルミネーションが気分を演出
使い心地はHHKBを上回ってきていると言っても過言ではありません。
検討中の方はぜひ本記事を参考にしてみてもらえると嬉しいです。
- 打鍵感と打鍵音が最高!
- おしゃれな外観
- ワイヤレスと有線両方に対応
- US配列しか選べない
- 色によってキースイッチが違う
- 角度調整ができない
本記事はLofree様よりサンプル品をご提供いただき作成していますが、忖度なく正直な感想をまとめています。
Lofree FLOW の概要
スペック
ブランド | Lofree |
製品名 | FLOW |
キー配列 | US配列 |
キーの数 | 84(ホットスワップ対応) |
マルチファンクションキーの数 | 16 |
素材 | ボディー:アルミニウム合金 キーキャップ:PBT |
モード | 有線/Bluetooth |
バッテリー容量 | 2,000mAh |
連続動作時間 | 最大40時間 |
フル充電時間 | 3時間 |
充電ポート | Type-C |
バックライト | ホワイト |
サイドライト | RGB |
Bluetooth接続距離 | 15m |
本体サイズ | 幅:316 mm 奥行き:126 mm 厚み:24.5 mm |
本体重量 | 約 568 g |
カラバリはホワイトとブラックの2色。
色によって標準で搭載されているキースイッチが異なります。
ブラックはタクタイル(茶軸)、ホワイトはリニア(赤軸)となりますが、公式サイトではキーボード購入時のオプションとして追加でキースイッチを購入することができます。ただし、購入後自分でキースイッチを交換する必要があります。
茶軸は適度な打鍵感が特徴で、赤軸は静音性を重視したキースイッチとなっています。
付属品と外観
内容物はこちら。
- キーボード 本体
- USB Type-A to Type-C ケーブル 1本
- マニュアル
- 保証書
- 製品検査証
US配列の本体。
フレームはアルミ合金製。テンキーの無いいわゆる「75%キーボード」なので、コンパクトです。
フレーム右側にLofreeのロゴが刻まれたゴールドのプレートがデザインされています。非常に味がありますよね。
背面はアルミ合金と同色のパネルになっています。4点にゴム足が付いています。
奥側のゴム足の台座部分は金属パーツで1段高くなっており、程よい傾斜がつくようになっています。
横から見るとこのくらいの角度が付きます。この角度は固定式で変えることはできません。
正面から見ると厚みがよくわかります。ロープロファイルなので、少し低めになっています。
背面側にUSB Type-Cポートと電源スイッチがあります。
スイッチはONとBTがあり、有線接続で使用する場合はONに。Bluetoothでワイヤレス接続する場合はBTにします。
両サイドにLEDの発光部があり、キーボード使用中に光らせることができます。
光らせるとこのようにデスク面がぼんやりと照らされます。光り方は2種類で、通常の点灯モードと、ホタルのようにゆっくりと点滅するモードがあります。
大きさと重さ
大きさは 幅:316 mm、奥行き:126 mm、厚み:24.5 mmで、重さは568gとなっています。
一般的なプラスチック製のキーボードと比較すると金属でできている分少し重く感じますが、適度な重さがタイピング時の安定感を生み出しています。
HHKBと比較すると、キー一列分大きくなっています。
ちなみに高さは全然違います。
HHKBは最も高い部分で4cmほどの高さがあります。一番低い部分でも2.8cmほどの高さがあるので、パームレストが必須ですが、『Lofree FLOW』は一番高い部分でも2.5cmなのでパームレストがなくても快適にタイピング可能です。
Lofree FLOW の特徴とメリット
打鍵感と打鍵音が素晴らしい
初めてこの打鍵感を体感したときの驚きは今でも覚えていますが、打鍵感と打鍵音が非常に気持ち良いです。
作業が面倒なときでも、このコトコトというタイピングの音を楽しめると思えばやる気が出ます。
打ったときのブレの少なさもタイピングの気持ちよさを生み出している要因の一つですね。
ノートPCのキーボードとは全く違う打ち心地をぜひ体感してみてほしいです。
おしゃれな外観
外観のオシャレさも良いです。
フレームはアルミ製ですし、キートップも高級なPBTキーキャップとなっています。
US配列ということもあり、キートップの印字もシンプルなので全体的にシックにまとまっています。
どこで使っても絵になるキーボードです。
有線も無線も対応
Bluetoothによるワイヤレス接続で使うことがほとんどですが、付属のUSBケーブルで有線接続で使うことも可能です。今のところワイヤレス接続で不具合が起きたことは一度もありません。
付属のUSBケーブルはL字コネクターになっているため、奥側にスペースがない場合でもOK。ワイヤレスと遜色なく使うことができます。
LEDの光で演出できる
キーボード本体の両サイドにLEDの発光部があります。この光の色の変更や光り方を変えて楽しむことができます。
色を変えるときは Fnキーを押しながら矢印キーの右を押すことで変えることができます。
光り方は Fnキーを押しながら左側を押すことで変更できます。押す度にOFF→ON→点滅→OFFという形で切り替わります。
点滅モードはゆっくり明るさが変わります。僕はこの光り方が好きで、このモードにしていることが多いです。
ちょっと感じたデメリット
US配列しか選べない
僕はいままでJIS配列配列ばかり使ってきたのでここが一番残念な点でした。過去にUS配列のMacBookを使っていた時期もあったのですが、どうしてもUS配列のエンターキーの位置に慣れず、それ以来JIS配列派です。
しかし、実際に打鍵感を体感してしまってからは、この打鍵感のためだけにUS配列を頑張って体得しようとしている自分がいます笑。
まだエンターキーを押そうとして¥マークが入ってしまったり、:や「」の入力時に少し戸惑ったりしていますが、徐々に慣れてきました。
US配列デビューしたいと思っている方は、このキーボードでデビューすると頑張れそうです!
色によってキースイッチが違う
このキーボードには2023年11月時点で2色のカラバリがあり、色によってキースイッチの種類が違います。
ホワイトは静音性重視のリニア(赤軸)が採用されており、ブラックは赤軸に比べてもう少し打鍵感がしっかりしているタクタイル(茶軸)が採用されています。
色によって標準キースイッチが違うので、完全に好みに合わせようとすると、オプションでキースイッチやキーキャップを別途購入して自分で交換する必要があります。
ここをカスタマイズで選択できれば最高でしたが、全く手段が無いわけではないのでどうしてもこだわりたい方は別売りのカスタマイズキットを購入してみてはいかがでしょうか。
購入方法は、公式サイトでの購入時にオプションで追加する形で購入できます。
角度調整ができない
底面の足の部分が金属パーツで1段高くなっており、3.9°の傾斜が付いています。
形状を見てもらえると分かるとおり、高さを変える機構は備わっていないため、キーボードの角度は固定となっています。
個人的には今のところこれで困っていることは特にありませんが、どうしても角度を変えたい場合は、ノートパソコンやキーボードの角度を変えるためのアイテムが売られているのでこのあたりを使えばOKです。
Lofree FLOW のレビューまとめ
本記事では打鍵感と打鍵音が最高な75%キーボード『Lofree FLOW』をレビューしました。
JIS配列派の僕でも、頑張ってでも使いたくなるほど癖になる打鍵感と打鍵音が特徴のロープロファイルメカニカルキーボードです。
- 打鍵感と打鍵音が最高!
- おしゃれな外観
- ワイヤレスと有線両方に対応
- US配列しか選べない
- 色によってキースイッチが違う
- 角度調整ができない
もし僕がUS配列派だったら星5の製品間違いなしです。
こんな方におすすめ
- 毎日のタイピング作業を楽しくしたい
- MacのキーボードはUS配列派だ
- 見た目がおしゃれなワイヤレスキーボードがほしい
- HHKBは定番すぎるので人とは違う高級キーボードを探している
打鍵音の心地よさは記事内の動画を見てもらえると伝わると思いますが、打鍵感だけは実際に打ってみないとわかりませんよね。HHKBの打鍵感に慣れた僕が、開封直後に初めて打ったときの打鍵感の良さに驚いたのは正真正銘の事実。
むしろ体感しないと損するレベルなので、気になった方はぜひ買ってみてください。
以上、はしかん(@hashikan3)がお伝えしました。
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