本記事ではデンマークの腕時計ブランド「Nordgreen(ノードグリーン)」の「Pioneer(パイオニア)」をレビューしています。厚みのあるステンレスケースに曲面サファイアガラスを採用したシンプルデザインのクロノグラフです。
こんにちは。アナログ時計やエンスー車が大好きな、はしかんと申します。
僕はガジェットも大好きなので、ここ2,3年ほどは「時計と言えばスマートウォッチ」だったんですが、あまりにもスマートウォッチばかり着けていた反動が今になって来ていまして、最近はアナログ時計を着ける頻度が高まっています。
特に会社に行くときはアナログ時計を着けることが多くなりました。
本記事でご紹介する「Nordgreen(ノードグリーン)」のクロノグラフ腕時計『Pioneer』も、僕のような一時的に「ガジェット疲れ」してしまったガジェッターの息抜きになってくれそうな腕時計です。
『Pioneer』の特徴はこちら。
- ベゼルレスでミニマルなクロノグラフ腕時計
- 機械式腕時計のような厚みのあるステンレスケース
- ケース4色、ダイヤルカラー3色、ベルト多数で自分好みの組み合わせが可能
- 低価格なのに高級腕時計のような曲面サファイヤガラスを採用
- デイト表示付き
ベゼルレスでミニマルなデザインと言えば、ガジェットにも通ずるところがあります!
それでは写真多めでじっくりご紹介していきます!
2021年11月19日〜29日までNordgreen公式オンラインショップでセールが行われています。
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本記事はメーカーのNordgreen様にサンプル品をご提供頂き作成しています。
気になるところまで読み飛ばす
- シンプルかつミニマルなデザイン
- 316Lステンレスと曲面サファイアガラスで高級感あふれる見た目
- クオーツ時計としては若干重たい
Pioneer の概要
「Pionner」はNordgreenラインナップの中ではメンズ向けのモデルとなります。
他にも、ユニセックスモデルの「Philosopher」や「Native」、そしてレディース向けの「Infinity」や「Unika」といったラインナップがあります。
デザインはデンマークの有名デザイナー Jakob Wagner(ヤコブ・ワグナー)氏によるもの。
氏は他にも照明やチェアなど、数々のプロダクトデザインを手掛けており、ガジェットで言うとBang & Olufsen(バング&オルフセン)のANCヘッドホン『BEOPLAY H9 3RD GEN』も彼の作品の一つです。
Nordgreen(ノードグリーン)について
「Nordgreen(ノードグリーン)」というブランドを初めて聞く方も多いのではないでしょうか。
「Nordgreen」は2017年に誕生したデンマークのブランドで、腕時計を通じて北欧デンマークの文化を世界に発信していくと同時に、その売上の一部をNGO団体に寄付する活動も行っています。
近年、「SDGs(エスディージーズ)」(持続可能な開発目標)という言葉も良く耳にするようになり、サスティナブル(持続可能)な社会が求められていますが、「Nordgreen」も以下のような具体的な活動を行っています。
- サスティナブルなパッケージで環境保護に貢献
FCS(森林管理協議会)に認定された素材と廃棄プラスチックを使用したエコフレンドリーなパッケージを使用。 - メーカー再生品として販売し廃棄物を削減
廃棄物を削減するために、返品された腕時計を改装し、「メーカー再生品」ページで30%オフで再販。 - カーボンニュートラルな発送でCO2を削減
数千本の木を植える配送パートナーと提携し、コペンハーゲンのオフィスで発生する二酸化炭素の排出量と吸収量をプラスマイナスゼロに。 - NGO団体への寄付を通じた社会貢献活動
以下の3つのNGO団体への寄付を実施。(ユーザーが選択可能)
○中央アフリカ共和国の方へ2ヶ月間の清潔な水を提供
○インドの子供への1ヶ月間の教育
○中南米の50平方メートルの熱帯雨林を保護
葉っぱをモチーフにしたロゴマークからも、環境保護へ意識が感じられるブランドです。
スペック
『Pioneer』のスペックはこちら。
時計本体 厚さ | 11.9mm |
時計本体 幅 | 42mm |
時計本体 素材 | 316Lステンレス鋼 |
ケースカラー | ガンメタル/シルバー/ローズゴールド/ゴールド |
ダイヤルカラー | ネイビー/ブラック/ホワイト |
ガラス | サファイア |
ムーブメント | 日本製クオーツ |
ストラップ長さ | 13.5cm – 18.5cm |
ストラップ幅 | 20mm |
ストラップおよび色 | レザー/ヴィーガンレザー/メッシュ /ナイロン/3リンクブレス/ブラッククロコダイルレザー ブラックラバー などカラバリ多数 |
ストラップ互換性 | 有 |
耐水性 | 5ATM防水 |
スペックから読み解ける特徴は以下の4つ。
ケースは高級腕時計メーカーも採用する316Lステンレスを使用
『Pioneer』に使用されているのは、高級腕時計や医療用品にも使用されている316Lという耐腐食性に優れたステンレス素材。
時計業界で一般的に採用されるステンレスは「304」という種類です。例えば、私たちの身の回りにあるキッチンシンクや窓枠にも「304」ステンレスが使われています。それと同じ種類のステンレスが時計に使われているということです。 しかし、ブライトリングやパネライなどのスイスの一流メーカーはより耐蝕性のある「316L」という高級ステンレスを主に使っています。前述した「304」に「モリブデン」という物質が加わった素材が「316」であり、それに炭素量を減らし更にバージョンアップさせたものがより錆びにくい「316L」です。時計業界以外に目を向けると、“サージカルステンレス”と呼ばれ、メスなどの医療用品で使われているステンレスです。
「ロレックスの採用する「スーパーステンレス」と呼ばれる外装素材とは? ~316Lを超える「904L」ステンレス~」から引用https://www.komehyo.co.jp/tokei-tsushin/article/147
実物を触った感じも、ひんやりスベスベしていてとても気持ちがいいです。
傷に強く、美しい曲面サファイアガラス
サファイアガラスを採用している腕時計はそんなに珍しくはありませんが、その殆どが真っ平らな形状をしています。
曲面になっているのは殆どが高級ブランドの腕時計です。
ガラスが曲面になっているとより高級感が増します。理由は平面ガラスに比べてより光の反射が多くなるから。
ホテルのロビーやスポットライトが沢山ある室内で時計を見ると、光の反射がすごくきれいに見えます。
低価格で曲面サファイアガラスを体験できるものこの『Pioneer』の魅力の一つです!
日本製のミヨタムーブメントで信頼性も高い
ムーブメントは日本製のミヨタムーブメントを採用。
クロノグラフの位置やデイト表示の位置からおそらくCal.0S21を使用していると推測されます。
製品情報によると、精度は±20 秒/月。電池寿命は約5年です。
あと細かいところですが、「おおっ!」と思ったのがストップウォッチのボタンを押したときの「カチッ」としたクリック感。
僕は機械式のクロノグラフ腕時計も愛用しているのですが、機械式のそれっぽい感じが再現されていて、少し感動しました。
5ATMの日常生活防水で手洗い時も気兼ねなく使える
「5ATM防水」とは、”水深50mに10分間浸けていても耐えられる”ということらしいのですが、実際には生活防水程度と考えた方が無難です。
とはいえ、気兼ねなく手を洗えるくらいの防水性能はありますので、日常生活において困ることはないでしょう。
シルバーケース&ホワイト文字盤モデルの外観と付属品をチェック
前置きが長くなりましたが実物をチェックしていきましょう!
箱の上部には葉っぱをあしらったロゴとNordgreenの文字が入れられています。
外箱はFCS(森林管理協議会)に認定された素材と廃棄プラスチックを使って環境に優しい仕様となっています。
下の紐を引っ張ると時計本体が現れます。
僕は白い文字盤の時計を持っていなかったので、今回は白い文字盤とシルバーケースの組み合わせをチョイスしました。
ベルトはスレンレスメッシュをチョイス。僕は同時にネイビーのヴィーガンレザーストラップを追加したので、このような正方形のケースで届きましたが、ストラップ1本の場合はスリムかケースで届くようです。
透明のペリペリを剥がすと、美しい曲面サファイアガラスと白い文字盤が現れます。
ふ、ふつくしい…
- Pioneer本体、ストラップ
- マニュアル
- 24ヶ月保証書
- シリアルナンバーカード
- バンド調整用金具(メッシュベルトのみ)
追加したヴィーガンレザーストラップは別記事でじっくりご紹介いたします。
ウォッチフェイスをじっくり見ていきましょう。
文字盤の上部に「Nordgreen」のロゴが印字されています。
文字はこの「nordgreen COPENHAGEN」の部分だけで、ベゼルの縁に向かってせり上がった部分に分刻みで短めのインデックスが刻まれています。
5分単位で細長い数字の0をあしらったようなインデックスになっていて、時間を確認するときの視認性はそこそこ良いです。
針は細め。グレーの色が入った分針と時針、クロノグラフ部分の針とストップウォッチの秒針の先には赤い色が入れられています。
また、秒針はクロノグラフの右側に位置し、中央の秒針はストップウォッチ用。普段は12時の位置で止まっています。
また、デイト表示もあります。
デイト表示ありなしは好みが分かれるところですが、日付を確認するときにまず腕を見てしまう癖が付いている僕にとっては嬉しいポイントでした。
それにしてもシンプルで美しい文字盤ですね。
「Nordgreen」の時計はムーブメントがクォーツなので、他のモデルは薄型デザインなのですが、この『Pioneer』だけは厚みが約12mmと厚めに作られています。
一見、「機械式時計かな?」と思わせるほどの重厚感。
ケースはステンレス製ですが、つや消し処理されているのでギラツキ感はゼロ。
かと言って高級感は損なわれておらず、非常に好感が持てるデザインです。
クロノグラフなので、リューズの上下にスタート・ストップ、およびリセットボタンが付いています。
裏側は艶ありのステンレス製裏蓋。ロゴやシリアルナンバーが印字されています。
ベルトはステンレス製のメッシュベルトにしてみました。
メッシュベルトの質感もしっかりしていて、先端部分もちゃんと丸く処理されています。新品時は、各プレート部分がしっかりと透明のペリペリで保護されていました。
長さは付属の工具で簡単に調整可能です。
装着も簡単で、フックを引っ掛けてパチンと止めるだけ。
実際に装着するとこのようになります。
とてもシンプルで上品な雰囲気です!
こちらは替えベルトとして追加したネイビーのヴィーガンレザーベルト。非常に軽くて柔らかいベルトです。
個別のレビュー記事はこちら。
特徴
時計を見るのが楽しくなる、ミニマルで優しいデザイン
「Nordgreen」の腕時計全般に言えることですが、極限まで無駄を削いだ、とてもシンプルなデザインです。
インデックスも小さく目立たないため、クロノグラフでありながら全くごちゃごちゃしていません。
また、角張った部分が一切なく全てが曲面で構成されているため、時計全体から柔らかい印象を受けます。
この時計を着けた男性からは、優しい雰囲気を感じることでしょう。
高級腕時計を彷彿とさせる厚めのケースと曲面サファイヤガラス
この『Pionner』は定価で30,000円(選択するベルトによって前後します)ほどで購入できますが、スペックでもご紹介したとおり、高級腕時計にも使用される316Lステンレス製ケースや、傷に強く高級感も生み出す曲面サファイアガラスを採用しています。
これはコスパ高すぎなんでは…
選べるケースカラーとダイヤルカラー ベルトも豊富に
ケースはガンメタル/シルバー/ローズゴールド/ゴールドの4色。文字盤はホワイト/ブラック/ネイビーの3色から選択でき、これだけでも12通りの組み合わせがあります。
これにベルトも加えると、組み合わせは無限大に・・・。
自分好みの組み合わせを作ることができ、その日の気分や服に合わせて自由にカスタマイズ可能です。
クイックリリース式ベルトは気分に合わせて即座に付け替え可能
ベルトはクイックリリース式を採用しているため、工具不要で簡単に着脱が可能。
「今日は汗かきそうだからメッシュにしよう」とか、「フォーマルだから革ベルトかな」とか、利用シーンに応じて簡単にベルトを交換できます。
ベルトが傷んでしまったときも同様。簡単に交換可能です。
ベルトの種類も非常に豊富なので、徐々に追加していって楽しむのもありかも!
まとめ
本記事では「Nordgreen(ノードグリーン)」のクロノグラフ腕時計『Pioneer』をレビューしました。
『Pioneer』は価格以上の質感を持った、ミニマルデザインのクロノグラフ腕時計です。
また「Nordgreen(ノードグリーン)」は商品パッケージをエコな素材のみで作ったり、売上の一部をNGO団体に寄付するなど、社会に貢献しようとする姿勢も好感が持てるブランドです。
消費者としても、購入することで社会に貢献できる点は嬉しいですね。
こんな方におすすめ
- ミニマルでオシャレな腕時計をお探しの方
- 自由なカスタマイズを楽しみたい方
- スマートウォッチに飽きてきた方
- スーツに合わせられるお手頃なアナログ時計をお探しのビジネスマンの方
たまにはデジタルを離れて、アナログなアイテムを楽しむのも必要だなと感じました。
以上、はしかん(@hashikan3)がお伝えしました。
2021年11月19日〜29日までNordgreen公式オンラインショップでセールが行われています。
クーポンコード「NGAF30」で最大35%OFFで購入できるチャンス!
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