本記事ではEVICIVの13.3インチ薄型モバイルディスプレイ『EVICIV EVC-1302』をレビューしています。軽くて薄い持ち運びに適したノマドワーカー向けのモニターです。色合いも自然で仕事からゲームまで幅広く使える1台です。
こんにちは!モバイルモニターを日々活用しまくっているはしかんです。
どこでも持ち運んで使えるモバイルモニターは1台あれば仕事にも遊びにも使えてとても便利!
持ち運ぶ機会が多い場合は、できるだけ軽くて薄いモデルを選びたいですよね。
今回ご紹介する『EVC-1302』がまさに薄くて軽いモバイルモニターの代表格である1台です。
『EVC-1302』の特徴はこちら。
- 13.3インチ光沢FHD液晶パネル採用
- 一番薄い部分で5.4mmの薄さ!
- カバー込みでも13.2mmの薄さでカバンにも余裕で入る
- 重さはカバー込みで約800g、本体のみで500gと超軽量
- ステレオスピーカー内蔵
- mini-HDMIとTYPE-C入力に対応
- スタンドカバー付属
- ニンテンドースイッチにも対応
シンプルでボタン操作も使いやすいく、13.3インチと小型なのでモバイル用途にピッタリのモバイルモニターです。
こんな方におすすめ
- 外出先でもダブルモニターにしたい方
- モバイルモニターを初めて検討されている方
- MacBook Airや13インチクラスのWindowsモバイルノートをお使いの方
- 在宅ワークでリビングでお仕事されているお父さん
リビングでも手軽にダブルモニターにできるのはなかなかの便利さです!
気になるところまで読み飛ばす
- 薄くて軽くて持ち運びしやすい
- Nitendo Switchとケーブル1本で接続可能
- OTGポートがない
EVICIV EVC-1302 の概要
スペック
『EVC-1302』のスペックはこちら。
ディスプレイサイズ | 13.3型ワイド |
パネル種類 | IPS(視野角178°) |
表面仕様 | グレア(光沢液晶) |
解像度 | FHD (1980 x 1080) |
リフレッシュレート(最大) | 60Hz |
最大輝度 | 300 cd/m² |
応答速度 | 3 – 5ms |
消費電力 | 6W |
映像入力 | USB Type-C、Mini HDMI |
スピーカー | 8Ω2W(3.5mmイヤホンジャック搭載) |
本体サイズ(実測値) | 高さ:193mm 幅:305mm 厚み:10.5mm(最薄部:5.4mm) カバー込みで13.2mm |
本体重量(実測値) | 496g(本体のみ) 809g(カバー込) |
特徴としては、液晶パネルが光沢があるタイプであることと、薄くて軽いので持ち運びに適しているという2点ですね。
映像入力はmini-HDMIとTYPE-Cポートを搭載しています。
後ほどご紹介しますが、ケーブル類やアダプタが付属しているので、買ったその日からHDMI搭載機器やTYPE-C出力のあるのーとPC、スイッチなど、様々な機器と接続して使えます。
光沢パネルが苦手な方は、非光沢フィルムを貼るという選択肢もあります
外観と付属品
モニター本体の外観からチェックしていきましょう。
モニター正面のデザインは、下側のベゼル部分に装飾のラインが入っている以外は何もないシンプルなデザイン。
ベゼル幅は実測値で5.4mmと非常に薄く、今どきデザインです。
液晶パネルは光沢パネルです。ご覧のように天井のライトがくっきりと映り込みます。
モニター背面は下側の約1/3が厚み10.5mmで、上側は5.4mmと非常に薄くできています。
この薄い部分にマグネット式のカバーがピタッと付く構造です。
横から見るとこんな感じ。モニターってこんなに薄くできるんですね・・。
表面の質感はヘアライン加工されスベスベした手触り。
モニター本体の左側面には上から電源ボタン、メニュー兼プラスマイナスセレクターボタン、3.5mmイヤホンジャックとなっています。
右側面には映像入力端子があり、上からmini-HDMI、映像入力用TYPE-C、電源供給用TYPE-Cという配列です。
モニターの下側にはスピーカー音のための穴が3箇所に空いています。
滑り止めのゴム足も付いているので、デスクに置いて滑って倒れてくる心配もありません。
続いて付属のスタンド機能付きカバーを装着した状態がこちら。
正面は完全に守ってくれます。
背面は下半分はカバーされない構造です。
持ち運ぶ際に傷を付けたくない方は、ノートPC用のケースを併用するのも手です。
カバーはスタンドにもなります。
正面側のカバーを開いてぐるりと180°回転させるとこのような形でスタンドに早変わり。
とても使いやすくて便利です。
スタンドの角度はカバーを折る角度で調整します。
最大まで開いてこのくらいまで倒せます。
一番立たせた状態でこのくらいの角度です。
しばらく仕事で使ってますが、普通のモバイルワークで困ったことは一度もないですね。
もっと角度を付けたい場合は、別売りのスマホスタンドを使うと便利です。
僕が使っているこのスタンドは「Nulaxy スマホスタンド」のブラックです。
スマホだけでなくこのようにモバイルモニターを置いたり、その他にもiPadやスイッチ、PS4のコントローラーなんかも置けてなにかと便利なアイテム。
正面から見るとこんな感じ。
背面もいたってシンプル。
続いて付属品をチェック。
- 「EVC-1302」本体
- TYPE-C – TYPE-C ケーブル 1本
- TYPE-A – TYPE-C ケーブル 1本
- HDMI – mini-HDMIケーブル 1本
- 充電アダプタ
- 日本語マニュアル
付属の電源アダプターは15Wの出力です。
端子はUSB TYPE-Aで、付属のTYPE-A – TYPE-Cケーブルを使ってモニターに給電します。
モニター経由でPCに給電したい場合は、もっと高出力のPD対応充電器を使う必要があります。
ノートPCに付属のTYPE-C充電器なんかも使えますが、お持ちでなければこれなんか1つ持っておくと便利。
TYPE-Cが2ポートとTYPE-Aも1ポートの万能なポート構成でしかも安いです。僕はこれのブラックを使っています。
【TUNEMAX 66W GaN レビュー】小型66W GaN充電器 3ポート搭載で複数デバイスを同時に充電可能
マニュアルは日本語なので困ることはないでしょう。
大きさと重さ
モニターの大きさは、高さ:193mm、幅:305mm、厚み:10.5mm(最薄部:5.4mm)カバー込みで13.2mmとなります。
13インチクラスのノートPC「HUAWEI MateBook X Pro」と並べたときの大きさはこのくらいです。
「MacBook Air」と並べるとこのような感じに。
WindowsもMacもTYPE-Cケーブル1本で接続できるので便利です。
続いて重さを計測します。
本体のみで496g。平均的には600gくらいなので、軽量な部類に入ります。
スタンドカバー込みだと809g。持ち運ぶには十分な軽さです。
続いて厚みを計測します。
モニター下部の厚い部分で10.5mm。
薄い部分でなんと5.4mm!これは薄い!
カバー込みの厚みが13.2mmと、ラクラク持ち運べる薄さです。
設定メニュー
モニター本体の設定は、メニュー兼セレクターボタンを押すことで表示できます。
選択するときはダイヤルを上下にスライドさせ、決定はもう一度メニューボタンを押せばOKなので簡単に操作できます。
メニュー構成は全部で6ページ構成。
一般的なOSDで不足はないでしょう。
EVICIV EVC-1302 の特徴
しばらく使って見て感じた『EVC-1302』の特徴は以下のようになります。
軽くて薄いので持ち運びしやすい
まずはこれでしょう。
この薄さと軽さはモバイラーの味方ですね。
13インチのノートPCとほぼ同じ大きさなので、モバイルPCを使っている方には一番しっくり来る大きさ。
僕は13.3インチ、15.6インチ、17.3インチの3種類の大きさのモバイルモニターを使い分けていますが、持ち運んで使うときはやはりいちばん小さな13.3インチを選びます。
カバンに無理なく入れることができ、カフェでもコンパクトに設置できるので外出先では13.3インチが最強ですね。
色域はsRGBカバー率93%で自然な色合い
キャリブレーションツールを使って『EVC-1302』の色域を測定しました。
結果がこちら。
EVICIV EVC-1302 の色域測定結果
カラースペース | 色域カバー率 |
---|---|
sRGB | 93% |
NTSC | 70% |
AdobeRGB | 72% |
P3 | 74% |
sRGBカバー率は93%。その他のNTSCやAdobeRGBも全て70%超えと、オフィスワークやゲームなど、一般的な用途であれば全く問題ない色表現力です。
色合いも自然で、明るさも十分でした。
ニンテンドースイッチは付属品だけでモニター投影可能
ニンテンドースイッチで使いたい方も多いと思うのでこのモニターの付属品だけでモニター投影できるか試してみたところ、ちゃんと映りました。
遅延も感じることなく、フォートナイトなどの素早い反応を求められるゲームも問題なくプレイ可能でした。
ちょっと感じたデメリット
OTGポートがないのでHUB機能が必要な方には不向き
あまりデメリットが見つからない機種ではありますが、強いて挙げるならこの1点。
たまに「OTGポート」と呼ばれる拡張ポートが付いているモバイルモニターがあります。
これは何に使うかというと、モニター経由でスマホやスイッチにキーボードなどの周辺機器を接続するときに使います。
将来的にこのような繋ぎ方をするかもしれないという方は、OTGポート付きの「EVC-1301」か「EVC-1506」あたりがおすすめです。
あまりここまでマニアックな使い方をするケースはまれだと思うので、デメリットにはならないかもしれませんが・・。
EVICIV EVC-1302 のレビューまとめ
本記事では『EVC-1302』をレビューしました。
『EVC-1302』は、薄型軽量で持ち運びに適したモバイルモニターです。
一番薄い部分で5.4mmという超薄型モニターにもかかわらず、mini-HDMI入力とTYPE-C入力に対応し、13.3インチ光沢IPS液晶パネルを採用したFHD (1980 x 1080)解像度の使い勝手の良いモニターです。
MacBook Airや13インチのWindowsモバイルノートと組み合わせて使うにはジャストサイズのモバイルモニターです。
品質 | 質感や剛性感、付属品も十分でコスパ十分の満足できる商品でした | |
画質 | 色合いも不自然さはなく、明るさも十分で問題なし | |
使い勝手 | メニューの操作性はとても良く、mini-HDMIとTYPE-Cのシンプルな構成で使いやすい | |
持ち運びやすさ | 薄型軽量で文句なしの機動性。良く持ち運ぶならコレ一択 |
室内のみならず、外出先にも気軽に持ち運んで使えるまさに「モバイル」なモニターですね!
以上、はしかん(@hashikan3)がお伝えしました。
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