本記事では、20,000mAhの大容量モバイルバッテリー『RAVPower RP-PB054Pro』をご紹介します。ACコンセント搭載モデルでは一番と言ってよいほどのコンパクトさで、カバンに入れて手軽に持ち運べるポータブル電源です。
今回ご紹介する『RAVPower RP-PB054Pro』は先日発売されたばかりのACコンセント搭載30,000mAhポータブル電源『RAVPower RP-PB055』をちょっと小さくしたようなモデルです。
両モデル共にACコンセントが付いているため、電源の確保が難しい場所で長時間のパソコン作業や、僻地での撮影などに1台あると非常に心強い存在となります。
今回の『RAVPower RP-PB054Pro』は最大30Wの USB PDに対応し、さらに定格80WのAC出力を備えているためMacBookやWindowsモバイルノートPC、タブレット、スマホ、カメラ、ドローンなど、様々な機器の充電に使えます。
- 20,000mAhの大容量でACコンセント付きなのにペットボトルサイズのコンパクトさ
- USB Power Delivery 30Wに対応しており、様々な機器に充電可能
- 『RAVPower RP-PB054Pro』そのものへの充電も最大30Wで急速充電可能
重さも約660gとiPad Proとほぼ同じ重さなので、気軽に持ち出せます。
本記事はメーカー様よりサンプル品をご提供頂き作成しています。
RAVPower RP-PB054Pro のスペックと外観
スペック
モデル | RP-PB054pro |
バッテリー容量 | 20,000mAh / 74Wh |
PD Input | 5V/3A、9V/3A、12V/2.5A、15V/2A、20V/1.5A 最大PD 30W |
PD Output | 5V/3A、9V/3A、12V/2.5A、15V/2A、20V/1.5A 最大PD 30W |
USB-A Output (iSmart) | QC 3.0 5V/2.4A、9V/2A、12V/1.5A 最大18W |
AC Output | 110-120V/60Hz 最大100W 定格80W |
サイズ | 奥行き6.9cm x 幅6.9cm x 高さ15.5cm |
重さ | 664g |
USB PD は 最大30Wでタブレットやスマホに対して急速充電可能です。モバイルPCにも充電可能ですが、急速充電には60W程度必要な場合が多いため比較的ゆっくり充電されていきます。
ただ、ACコンセントは80Wに対応しているため、高出力の充電器と組み合わせれば急速充電も可能になります。
外観
それでは外観をチェックしていきます。
RavPowerの爽やかなパステル調のパッケージ。
ハードケースに収納されています。
このケース、大きさが手頃なので色々使えるんですよね。
本体と付属品一式がきれいに収納されています。
- モバイルバッテリー本体
- TYPE-C to TYPE-C 充電ケーブル
- ハードケース
- ソフトケース
- 説明書
- ワランティーカード
続いて本体の外観詳細です。
ポートは上部にあります。
直接見えるのは、TYPE-A iSmart(最大18W)、TYPE-C PD(最大60W)と電源ボタンです。
カバーを開くとACコンセントとLEDが現れます。
アース付きの3極コンセントも接続できるようになっています。
電源ボタンを3秒間長押しするとグリーンのLEDが点灯し、ACコンセントが有効になります。
反対の底面には冷却用のファンが内蔵されています。
ちなみにここから吸気して充電ポートのある上部のスリットから排気するエアフロー設計になっています。
付属の充電ケーブルは両側ともTYPE-C端子です。
大きさと重さ
本体サイズは 奥行き6.9cm x 幅6.9cm x 高さ15.5cm。
手に持ってこのくらいの大きさです。ペットボトルを持っているのと似たような感覚。
重さは664g。
20,000mAhの『RAVPower RP-PB054Pro』(左)と30,000mAhの『RAVPower RP-PB055』(右)を並べると大きさの違いがよくわかります。
ハードケースの大きさとしては3/4くらいでしょうか。
厚みは20,000mAhの『RAVPower RP-PB054Pro』の方がありますね。
ソフトケースだとよりコンパクトになります。
持ち運ぶときはこの状態のほうがいいかも。
よく使いそうなデバイスと大きさを比較してみます。
まずはスマホ。「iPhone 11 Pro Max」と高さは同じくらいです。
Nintendo Switchとの比較。ちょうどコントローラーを外した本体と同じくらいの幅です。
「MacBook Pro 13インチ」とほぼ同じ大きさのモバイルノート「HUAWEI Matebook X Pro」と比較するとこんな感じ。
RAVPOWER RP-PB054Pro の特徴
20,000mAhの大容量バッテリーでiPhone11なら4.1回充電可能
充電回数
iPhone 11 | 4.1回 |
Galaxy S10 | 4.0回 |
iPad Pro 2018 | 1.5回 |
Macbook 12インチ | 1.1回 |
数人でプチ旅行に行く際など、複数のスマホがある状況でも安心して電源確保できそうですね。
AC80Wのコンセントが使える
近所のカフェが朝8時からオープンするので、それと同時に入店し午前中いっぱい作業するのが好きなんですが、ちょっと寝坊したりして開店に間に合わなかったりするとあっという間にコンセント席が満席になるんですよね。
そんなときでも『RAVPower RP-PB054Pro』があればコンセントの有無を気にしなくてよくなります。
安心の保護機能を搭載し、長期保証も
安心して使ううえで気になるのが安全機能です。
『RAVPower RP-PB054Pro』は事故防止のための過充電、加熱、ショートなどを防止する保護機能を搭載し、PSEマークももちろん取得していて安心して使えます。
また、保証期間も18ヶ月+製品登録でさらに12ヶ月プラスされるという親切っぷり。
RAVPOWER RP-PB054Pro でPCを急速充電してみる
僕の愛機「HUAWEI Matebook X Pro 2018」(バッテリー容量約15,500mAh)にバッテリー残量30%の状態から充電してみてどのくらいの時間で充電できるか実験してみました。
結論から申し上げると、PCを使いながら充電した場合、バッテリー残量30%から70%まで1時間50分で回復し、『RAVPower RP-PB054Pro』のバッテリー残メモリはLED1つでした。
まずは『RAVPower RP-PB054Pro』本体を充電します。
30WのPD対応充電器があれば、およそ3.1時間で満充電可能です。
充電時の電力を計測してみたところ、おおよそ29Wで充電されていました。
まずは頑張ってPCを酷使し、バッテリー残量が30%になるまで減らします。
この状態からPCのを使いながらどの程度充電できるか時間とバッテリー容量を計測していきます。接続はUSB PDです。
PM23:40充電スタート!
接続した直後から約27.6Wと、30Wに近い出力を計測。
USB PDやコンセント使用時など、高出力時には本体底面のファンが回転し始めます。
AM1:31
約1時間50分後に『RAVPower RP-PB054Pro』の残メモリ1つでPCのバッテリーは70%まで回復しました。
もちろんこの間、ブログ執筆で写真を加工したり文章を書いたり普通にPCは使用している状態です。
『RAVPower RP-PB054Pro』のUSB PDは30Wなので、やはり少し時間がかかる印象ですね。
ちなみに、USB PD 60Wの充電が可能な30,000mAhの『RAVPower RP-PB055』で同じテストをすると、約1時間10分という短い時間でバッテリー残量 30%→80%まで回復させることができます。
しかも同様にPCを使いながら充電していてこの時間なので、さすが60Wという感じ。
PCに60Wの急速充電をしたい方はこちらの『RAVPower RP-PB055』がおすすめですね。
まとめ
『RAVPower RP-PB054Pro』は現時点で最も持ち運びしやすいACコンセント付きポータブル電源といっても過言ではないすばらしい携帯性をもっています。
- 20,000mAhの大容量でACコンセント付きなのにペットボトルサイズのコンパクトさ
- USB Power Delivery 30Wに対応しており、様々な機器に充電可能
- 『RAVPower RP-PB054Pro』そのものへの充電も最大30Wで急速充電可能
- 静まり返った場所ではファンの音が気になる
- 青いLEDがけっこう眩しい
- アクションカメラやモバイルルーターなど、小型のデバイスをたくさん使う方
- ドローンの長時間飛行でバッテリーを使いまわしたい方
- ACアダプタしか使えないノートPCをお使いの方
万が一のときの災害備蓄として持っておいても安心ですね。
以上、はしかん(@hashikan3)がお伝えしました。
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