本記事では、『EXARM ZETA』をレビューしています。今までになかったゲーミングモニターライトという名のとおり、イルミネーションが自動的にRGBで変化していきます。カラバリもブラック、ホワイト、メタリックシルバーの3色展開で、どんな部屋にも合わせることができます。
こんにちは。モニターライト専門家のはしかん(@hashikan3)と申します。
モニターライト専門家としてPicky’sの記事を監修させていただきました!
そんな僕が本記事でご紹介するのがこの『EXARM ZETA』です。
『EXARM ZETA』はモニターライトにゲーミングの要素を取り入れたメイド・イン・ジャパンのガジェット。
メーカーのスワン電器が、感染症の影響により廃業を余儀なくされている国内の町工場を救うためあくまで国内生産にこだわり、日本の職人さんが一つ一つ手作りで製造しているアイテムです。
購入することで日本の中小企業に貢献することもできます!
ガジェット界隈では日本製のアイテムが少ないので、ぜひ頑張ってもらいたいところ!
- 明るすぎない適度な照明
- ゲーミングデバイスらしい角張ったデザイン
- 本体のカラバリが3色から選択でき、ブラック基調、ホワイト基調の部屋いずれにも適応可能
- 本体両端に7色に光るイルミネーションを搭載
- WEB会議に便利はフェイスライトを装備
メリット | デメリット |
---|---|
目に優しい適度な光 3色から選べる豊富なカラバリ スッキリしたデザイン RGBイルミネーションがゲーミング感を演出 | 明るくしたい方には向いていない RGBイルミネーションの色固定ができない モニター背面のストッパーが滑って固定しにくい モニター上部に光が反射する |
鋭角的なデザインで、ゲーミングに特化したモニターライトはそんなに多くないので、ハマる人にはおすすめなガジェットである反面、特にこだわりがない方にはデメリットもある製品だったので、写真多めで詳しくレビューしていきます!
ぜひ参考にしてもらえると嬉しいです!
本記事はメーカーのスワン電器株式会社様よりサンプル品をご提供いただき作成しています。
- 3色から選べる豊富なカラバリ
- RGBイルミネーションがゲーミング感を演出
- RGBイルミネーションの色固定ができない
- モニター背面のストッパーが滑って固定しにくい
EXARM ZETA の概要
『EXARM ZETA』は日本のスワン電器株式会社が製造・販売するゲーミングモニターライトです。
メーカーのスワン電器株式会社は千葉県に本社を置く照明器具専門のメーカーで、1968年創業の老舗メーカー。他にもおしゃれなデスクライトや、インダストリアルデザインのシーリングライトなどを数多く手がけています。
スペック
詳細スペックはこちら。
メーカー | スワン電器株式会社 |
商品名 | EXARM ZETA |
型番 | EXZ-1500 |
カラー | ブラック、ホワイト、メタリックシルバー |
装着方式 | モニター掛け式 |
取り付け可能モニター厚み | 6mm〜50mm |
消費電力 | 5W |
器具光束 | 250lm |
確定寿命 | 40,000h |
調光 | 3段階 |
調色 | 5段階 |
色温度 | 2700K 〜 6500K |
Ra | 85 |
重さ | 0.43 kg |
ケーブル長 | 1.5m |
内容物 | EXARM ZETA本体、USBケーブル、取り扱い説明書 |
製造 | 日本製 |
機能 | タッチレスON/OFFスイッチ、フェイスライト、7色イルミネーション |
インテリアに合わせて3色あるカラバリから選べるのもGood!
ホワイト基調のゲーミング環境の方は喉から手が出るほど欲しかったアイテムなのでは!
外観と付属品
ゲーミング感あふれるパッケージ
- EXARM ZETA 本体
- 電源ケーブル(USB TYPE-A – C ケーブル)
- ユーザーズマニュアル
本体はモニターライトとしてはめずらしい鋭角的なデザイン。
操作は本体上部にあるタッチセンサーでおこないます。
電源だけタッチレスセンサーになっていて、手をかざすだけでON/OFFできます。これがかなり便利!
右側に『EXARM ZETA』のロゴ。フォントがかっこいいです。
左側の白い部分はフェイスライトになっていて、WEB会議などで顔をライトアップしてくれます。
真横から。構造は非常にシンプル。
モニター裏に位置するフックも直線的なデザインです。
モニター裏のフックはここまで広がります。
設置可能なモニターの厚みは6mm〜50mmと幅広いモニターをカバーしています。
幅は43cmと、他社のモニターライト(BenQ ScreenBar Halo は 50cm)と比較すると少し短め。
小型のモニターをお使いの方や、コンパクトなモニターライトが好みの方におすすめです。
LED部分を見ると、白とオレンジのLEDが交互に並んでいます。端の方はLEDがなく、光源の幅としては約35cmほどとなります。
27インチのモニターに設置するとこのくらいのサイズ感になります。
想像以上にスッキリと設置できました。
機能
タッチレスON/OFFスイッチ
一番良く使う電源スイッチはタッチレスセンサーになっていて、手をかざすだけでON/OFF操作が可能です。
これが想像以上に便利で、タッチで操作する「調光」や「調色」とは分けられていて、電源のみタッチレスセンサーにすることで誤操作を減らすことに成功しています。
反応も非常に良く、使い勝手はかなり良いです。
フェイスライト
左側にはフェイスライトを搭載しており、WEB会議などでかなり使える機能です。
暗い場所や逆光などのシチューエーションでこのフェイスライトを使えば、自分の顔をハッキリと照らすことができます。
カメラをONにしたときに自分の顔だけ真っ暗!みたいなことが結構ありますが、そんなときにこれがあると非常に助かります!
7色イルミネーション
「ゲーミング」というからにはやはりこれ!
本体両サイドにあるイルミネーションを点灯させることができます。
色はRGBで7色に光り、点灯するとなめらかにゆっくりと色が変化していきます。
また、照明とは連動していないので、個別にイルミネーションだけ点灯させることも可能。暗さを演出したいときに雰囲気作りとしても役立ちます。
使ってみた感想
実際にしばらく使ってみて僕が感じた率直な感想をお伝えします。
明るすぎない柔らかい光が広範囲に
まず、このモニターライトは「眩しい!」ということがありません。
コンセプトが「昼はビジネスマン、夜はゲーマーといった、慢性的に目に負担が掛かっている現代人向けに目に優しいライトを作る」というもの。
一番明るい状態にしても、びっくりするような明るさはなく、ちょうど良い感じの明るさになります。
また、小型な割には比較的広範囲を照らしてくれるので、モニターが自分から距離があったとしてもしっかりと手元を照らしてくれます。
鋭角的でスッキリしたデザインとイルミネーションがゲーミング感を高めてくれる
モニターライトの大半がなぜか丸みを帯びているデザインを採用していますが、この『EXARM ZETA』は鋭角的で横から見るととても薄い形状をしています。
この直線的なデザインは他のモニターライトにはない特徴の一つです。
これはかなりGoodポイント!
ゲーミングモニターにめちゃくちゃ合う!
タッチレス操作は思ったより便利
手をかざすだけで電源ON/OFFできるのは思った以上に便利でした。
触らなくてもいいので、押す位置をいちいち確認する必要もないですし、不用意に角度を狂わせる恐れもありません。
一番良く使うスイッチなので、これをタッチレスにしたのは開発者の工夫を感じます。
また、調光や調色はタッチセンサーによるコントロールなので、これらと操作方法を分けることでご操作も防止しているところも関心點せられます。
明るさの計測結果
照度計を使って、『EXARM ZETA』の明るさを計測してみました。
結論から言うと、少し「暗め」です。理由としては「目に優しい」をコンセプトにしているから。
デスクから高さ60cmの位置に『EXARM ZETA』を設置し、デスク中央、右に60cmの地点の2箇所で明るさを計測しました。
両者共に色温度を一番高い状態(一番白い状態)にし、モニターライトの角度は計測地点で一番明るくなる角度に調整しています。
結果をまとめたものがこちら。ちなみに過去に『BneQ ScreenBar Halo』と「Xiaomi Mijia」で全く同じテストを行っているので、その結果とも比較してみました。
最大輝度
中央(Lux) | 右端(Lux) | |
---|---|---|
EXARM ZETA | 330 | 71 |
BenQ ScreenBar Halo | 809 | 210 |
Xiaomi Mijia | 642 | 123 |
最小輝度
中央(Lux) | 右端(Lux) | |
---|---|---|
EXARM ZETA | 115 | 24 |
BenQ ScreenBar Halo | 256 | 69 |
Xiaomi Mijia | 93 | 20 |
最大輝度で330Luxという結果に。
暗すぎても目に負担が掛かって逆に良くないですが、それをギリギリクリアするくらいの明るさです。
実際に使ってみた感覚としても、「暗すぎて全く使えない」ということはなく、ちょうど良い明るさといった感じ。
僕がメインで使っている『BneQ ScreenBar Halo』でちょうど良いと感じる明るさが350Lux〜400Luxくらいだったので、実用性には問題ないと感じました。
また、調色も5段階(2700K 〜 6500K)の範囲で雰囲気に応じて調整可能です。
デメリット
明るくしたい方には向いていない
先に書いたとおり、60cmの高さから照らした場合、一番明るくしても330Luxという計測結果だったため、それ以上明るくしたい方には向いていません。
もともとのコンセプトが「目に優しいモニターライト」なので、余分な光が出ないような設計になっています。
「とにかく明るさがほしい!」という方は『BneQ ScreenBar Halo』などの別のモニターライトを検討されることをおすすめします。
RGBイルミネーションの色固定ができない
本体左右に搭載されているRGBイルミネーションですが、操作できることとしてはイルミネーションのON/OFFのみです。
ONにするとイルミネーションが点灯しますが、ゆっくりと色が変化し続けます。
なので、色を固定することができないんですよね。
ゲーミングっぽい雰囲気は演出できるんですが、インテリアに合わせて色を固定したい場合に対応できないのはちょっと不便かなと思いました。
モニター背面のストッパーが滑って固定しにくい
アーム部分の構造やゴム素材に若干課題があると感じました。
アーム部分が真っ平らなので、背面が丸みを帯びているモニターだとゴム部分が当たらないため滑りやすいのと、ゴム部分も素材自体が少し滑りやすい素材でできているので、せっかくゴムが当たっても滑りやすくなっています。
モニターに掛けて使っていると背面が滑るせいでだんだんモニターライト自体が手前に倒れてくるケースがあり、せっかく角度調整をしても微妙に角度が変わっていることがあったので、これは次期モデルではぜひ改善してほしい点です。
モニター上部に光が反射する
構造上、モニターに近いところにLEDの発光部が位置するような設計になっているので、どうしてもモニター上部のディスプレイ部分に光が反射してしまいます。
ディスプレイに設置した様子はモニターに近い分スッキリ見えるので良いのですが、画面上部のアプリメニューを見たりする際にこの反射はちょっと気になった点でした。
『BneQ ScreenBar Halo』のようにモニターよりも高い位置に発光部があると全く反射しませんが、設置した見た目については『EXARM ZETA』の方がスッキリしているので、一長一短といったところ。
細かい部分でまだ改良が必要だと思われる部分がありましたが、実用上大きな問題となるような点は見当たりませんでした。
まとめ
本記事では『EXARM ZETA』をレビューしました。
角張ったデザインと、インテリアに合わせて3色から選べるカラバリ、WEB会議等で役立つフェイスライトが特徴的な目に優しいメイド・イン・ジャパンのゲーミングモニターライトです。
『EXARM ZETA』はこんな方におすすめ
- ゲーミングモニターに合うモニターライトをお探しの方
- 白を基調としたインテリアでデスクを構築している方
- 角張ったデザインが好きな方
- 日本の中小企業を応援したい方
モニターに設置したときのスッキリした見た目が一番印象的です!
また、日本国内の中小企業のためにすべての部品をメイド・イン・ジャパンにこだわるスワン電器株式会社の心意気を感じる製品でした!
気になった方はぜひチェックしてみてもらえると嬉しいです!
以上、はしかん(@hashikan3)がお伝えしました。
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